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【医師監修】いびきに注意! 赤ちゃんでも発症する「睡眠時無呼吸症候群」とは?

目次

赤ちゃんや子どもは本来、スヤスヤと眠るものです。しかし、いびきをかいて寝ているようであれば注意してください。空気のとおりが悪く、十分に呼吸できていない可能性があります。赤ちゃんや子どもにも「睡眠時無呼吸症候群」はみられるので、睡眠時や日中の様子をしっかりとチェックしましょう。

この記事の監修ドクター

鈴木香奈先生 石川県出身、金沢駅前ぐっすりクリニック院長。耳鼻咽喉科認定専門医。睡眠時無呼吸症候群の診療を核に耳鼻咽喉科一般診療(鼻アレルギー、耳鼻咽喉科領域の感染症)に従事。女医+(じょいぷらす)所属。 http://www.gussuri.jp/kanazawa-index.html

睡眠時無呼吸症候群は赤ちゃんにも起こる

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睡眠時無呼吸症候群とは

寝ているときに大きないびきをくり返し、一時的に呼吸が止まる病気のことを「睡眠時無呼吸症候群」と呼んでいます。深い睡眠が得られないために日中に激しい眠気に襲われるのが特徴です。 睡眠時無呼吸症候群は大人の病気と思われがちですが、実は0歳の赤ちゃんにも発症する可能性があるのです。子どもの睡眠時無呼吸症候群の症状や影響は大人のケースと少し異なるので、しっかりと把握しておきましょう。

子供の睡眠時無呼吸症候群の症状

次のような症状がみられる場合には、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります。

睡眠中の様子

・寝息が大きく荒い ・毎日いびきをかく ・呼吸が数秒止まる ・苦しそうに呼吸をする ・眠りが浅い、咳をして起きる ・口を開けている ・寝相が悪い、寝返りが多い ・寝汗をかく ・おねしょをすることがある

起床時の様子

・寝起きが悪い、起こしてもなかなか目を覚まさない ・ぼーっとしている ・機嫌が悪い

日中の様子

・眠そうにしている ・昼寝が長い(2~3時間以上) ・集中力がない、落ち着きがない ・イライラしている、怒りっぽい ・食欲がない、食事に時間がかかる ・鼻がいつもつまっている ・長く走ると息が続かなくなることがある

特に重要となるポイントは、荒い寝息やいびきです。寝ているときの様子を動画で撮影してチェックしてみてもいいでしょう。

小児睡眠時無呼吸症候群による影響

寝ているときに呼吸が止まって深い睡眠を得られないと成長ホルモンが十分に分泌されないので、身体の発達が遅れるといわれています。そのため、睡眠時無呼吸症候群の子は背が低くやせている傾向があります。

さらに、しっかりと眠れていませんから行動面にも影響があらわれるでしょう。大人の場合は日中の居眠りが特徴的な症状ですが、子どもの場合には注意力の欠如や情緒不安定、攻撃的行動を引き起こすとされています。このような行動がみられた場合にも、睡眠中の様子を注意して見てあげてください。

赤ちゃんや子どもがいびきをかく原因

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いびきをかく原因はいくつかありますが、主に次の3つが考えられます。いくつかの原因が重なり合って睡眠時無呼吸症候群を引き起こしている可能性もあります。

扁桃肥大

扁桃腺(へんとうせん)と呼ばれる口蓋扁桃(こうがいへんとう)や鼻の奥にある咽頭扁桃(いんとうへんとう)であるアデノイドが大きくなり、空気の通り道が狭くなっている状態です。 口蓋扁桃が肥大していると口呼吸で酸素をとり込むのが困難になり、アデノイド肥大では鼻呼吸ができずに口呼吸になります。口蓋扁桃とアデノイドが同時に大きくなっているケースも珍しくありません。

鼻炎

花粉症を含むアレルギー性鼻炎や慢性鼻炎、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)などで鼻がつまっていると、どうしでも口呼吸になりがちです。特に子供のころは軽い鼻炎でもいびきをかきやすいという特徴があります。鼻がつまるなど鼻炎の症状がみられる場合には、治療を受けましょう。

顔の骨の発育不足

鼻周辺の骨の発育が十分でないと、鼻や口の中にある空洞が狭くなります。寝ているときには舌がだらりと力が抜けた状態になって空気の通り道がふさがりやすいので、荒い寝息やいびきの原因となるのです。寝ているときだけでなく、日中も常に鼻息が荒かったり鼻がつまっていたりといった様子がみられる子もいます。 また、日本人は欧米人に比べてもともと顎のつくりが小さめなのでいびきをかきやすいという特徴もあります。

睡眠時無呼吸症候群の可能性があるときには

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赤ちゃんや子どものいびきは放置しないで

風邪をひいているときや疲れたときに限っていびきをかくくらいならば問題はありませんが、毎日のようにいびきをかいているのは正常な状態ではありません。赤ちゃんや子供のいびきをそのまま放っておくと日常生活に支障がでるだけでなく、成長や発達に問題を生じるので早めに専門医を受診しましょう。

睡眠時無呼吸症候群の診察をする際には眠っているときの状態をチェックする必要があるので、睡眠中の様子を撮影した動画を持っていくことをおすすめします。

検査や治療を受けられる病院は?

残念ながら、子供の睡眠時無呼吸症候群を取り扱っている医療機関は少ないのが現状です。大人の睡眠時無呼吸症候群を診ている睡眠外来のある病院や小児専門病院に相談しましょう。

睡眠時無呼吸症候群の検査や治療を受けられる医療機関は、次のホームページから探すこともできます。

「日本睡眠学会」 http://www.jssr.jp/data/list.html

「NPO法人 SASネット」 http://sas-j.org/hospital/

まとめ

赤ちゃんや子どもがいびきをかくのは正常ではありません。成長や発達に大きな問題が生じないよう、睡眠時無呼吸症候群にあてはまる症状がみられたら早めに専門医の診察を受けてください。いびきを生じている原因を見極めて、適切な治療を受けさせてあげる必要があります。

大人と違って、子どもの睡眠時無呼吸症候群は成長の遅れや落ち着きのなさ、攻撃的な行動などと深く関係していることをよく理解しておくことも大切です。


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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