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【医師取材】3つの発達障害に気づくには? 症状チェックリスト

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目次

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脳の発達に関わる特性である「発達障害」。その様態は1つではなく、当然症状もさまざまです。今回は3つの発達障害の症状&チェックリストをご紹介します。

この記事の取材先ドクター

西條クリニック西條朋行先生 新宿御苑前駅 徒歩1分にある、心療内科・精神科のクリニックです。当院では、根拠に基づいた良質の医療を提供し、患者さんの苦痛の軽減と解消をはかることのみならず、患者さんの問題を、それを内在する「環境全体の問題」と捉え、患者さんご自身について、あるいは、ご自身の環境との付き合い方について、 「前よりもはっきりわかった」「役に立つことを知った」と実感していただけるように心がけています。 http://saijo.net

発達障害とは

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「脳の発達」に関連した先天的な特性

発達障害は、ひとことで「脳の発達に関連した先天的な特性」と言うことができます。発達障害にはいくつかのタイプがありますが、通常の脳の発達とは生まれつき異なっており「脳機能の一部に障害がある」という点は共通しています。それでは以下、発達障害のいくつかのタイプ・分類をご紹介します。

・自閉スペクトラム症 ・注意欠如・多動性障害(ADHD) ・学習障害 ・チック障害など

上記の発達障害の中には、幼児期より症状が出始めて、育児が思うようにいかず悩むママもいるようです。また、パパ・ママがあまり気にしなくても、子どものほうが「他の子と違う」「生きにくい」などと感じるケースもあります。やはり成長に伴って、他の子との違いが目立ち、気になる部分が出てくることがあるのです。なお、発達障害者支援法では「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害があり、ふつう症状が低年齢において出てくるもの」(発達障害者支援法における定義第二条より)と、発達障害を定義しています。

日本での支援・取り組み

発達障害者に対する日本での支援については、2005年4月に施行された「発達障害者支援法」が挙げられます。これまで、発達障害者への支援は「福祉制度の穴」のようなものでした。発達障害が原因の症状を「本人のやる気が足りない」「反抗的だ」など、本人の気持ちの問題、あるいは親のしつけの問題などで捉えられていた時期がありました。しかしながら、発達障害者支援法では、発達障害をきちんと定義づけると同時に「ライフステージに合わせたサポートが不可欠である」と定めています。学校のみならず、国や、個々の時自治体、さらには私たち1人1人の理解・支援を「責務」としているのです。

実際に、発達障害への理解は少しずつ広がり、しかるべき指導・サポート方法も用意されています。発達障害の子どもをお持ちのご家庭は、専門家はもちろん、担任の先生・スクールカウンセラーなどにもぜひとも相談してみましょう。子どもが生きやすく、良さを伸ばせるような環境を作るためには、子どもを取り巻く数多くの人々の理解と連携が不可欠といえるでしょう。

3つの発達障害のチェックリスト

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LD(学習障害)

LD(学習障害)と聞くと、勉強全般が苦手、といったイメージが浮かぶかもしれません。しかし、学習が困難である領域はごく限られているケースもあります。具体的には、以下の能力の中の1つ、あるいは複数において、特別な困難を示すとき、LD(学習障害)と判断します。

・話すこと…相手に適切・的確な伝達を言葉でおこなうのが苦手 ・書くこと…論理的な文章作成、あるいは正確に文字を書くことが苦手 ・読むこと…文章の正確な読解/意味を取ることが苦手 ・聞くこと…相手の話す内容の正確な把握/意味を取ることが苦手 ・推論/推測…結果の予測/原因の推測などが苦手 ・計算…数学的な概念思考ほか、計算(筆算・暗算)が苦手

このようにLD(学習障害)の現れ方はさまざまです。中には、ただ単にその分野(教科)が苦手というケースもあるので、パパ・ママが正確に判断するのは難しい場合もあるでしょう。なお、1~2学年以上、国語もしくは算数の基礎能力に「著しい遅れ」が見られるケースでは、LD(学習障害)が疑われることになります。

ADHD(注意欠陥多動性障害)

ADHDの特徴は「衝動的・多動・不注意」を3本柱としています。このいずれか1つ、あるいは複合的な状態が継続的に見られます。ADHDの判断のポイントとしては「年齢相応の発達目安に釣り合っていない目安に釣り合っていない不注意、又は衝動性、多動性の状態」が継続しており、「学校生活などを送るに当たり、著しい問題・困難が生じている」という点が挙げられます。以下、ADHDの特徴について詳しく確認していきましょう。

・衝動的…後先を考えない行動が目立ちます。また、順番を守れない、相手との会話のキャッチボールがうまくできないと言った行動も特徴的です。

・多動…常に落ち着きのない印象を与えます。しゃべり続ける、常に手や足を動かす、1つの目標に取り組むことが難しいなども特徴的です。

・不注意…注意が散漫であり、集中力がすぐに切れてしまいます。これは、忘れっぽさ、約束が守れないなどといった形であらわれることもあります。

自閉スペクトラム症

社会的関係やコミュニケーションの形成が困難である障害です。この他、こだわりの強さ(特定分野やものへの関心・興味が強い)、言葉の発達遅れなどが見られるなども特徴に挙げることができます。乳児の健康診断で「疑いあり」と指摘されるケースもありますが、実際に特徴的な兆候・行動が3歳くらいまでにあらわれます。

ライフステージ別の気づきのサイン

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乳幼児期

乳幼児は、言葉・運動についての著しい発達が期待できます。ハイハイから、たっち、そしてアンヨまで。さらには、言葉を発するようになることはパパ・ママの喜びと言えるでしょう。このような、乳幼児の発達を評価する方法としては「デンバー式発達スクリーニング検査法」があります。以下、デンバー式発達スクリーニング検査法における評価基準を見てみましょう。

・15ヶ月半…上手に歩行する ・16ヶ月半…簡単なお手伝いができる ・18ヶ月…スプーンが使える/「パパ・ママ」の他に3単語を発する

以上の基準は、目安となる時期に「3/4程度の子どもができるようになる」ため、一部に遅れが見られても、必ずしも心配はありません。専門家による診察は必要ですが、発達に大幅な遅れがないと判断される場合もあります。また、子どもが言うことを聞かず、所構わず暴れたりすると「ADHD(注意欠陥多動性障害)?」などと疑う人もいるでしょう。しかしながら、子ども(特に乳幼児)は落ち着きがないことが普通なので、まだ正確に評価する段階ではない、と言えます。

ただし、1歳を過ぎても子どもが「指さし」をしない場合には、自閉スペクトラム症などの疑いがあります。子どもが指さしをしない場合には、1歳半(あるいは1歳)の健診時などに医師へご相談ください。

学童期

学童期になりますと、やはり学校生活や勉強の面で問題を生じるケースが多いようです。例えば小学生の場合、ADHD(注意欠陥多動性障害)が疑われる問題行動が見られる場合があります。以下、ADHD(注意欠陥多動性障害)の中でも「多動・衝動性」が疑われる問題行動をご紹介します。

・じっと座っていられない/席を離れる ・手足を頻繁に動かす ・おとなしく待つ/遊ぶことが困難 ・順番待ちが困難/割り込んでしまう ・度を超えて活動的/多弁

さらに、LD(学習障害)を疑わせる兆候としては「成績不良」が挙げられます。もちろん、教科による得意/不得意は誰にでもありますが、特定分野の理解が度を超えて遅れている場合にはLD(学習障害)の可能性が考慮されます。具体的には、小学校3年生前後の成績から、LD(学習障害)が判明する場合もあります。

思春期

ADHD(注意欠陥多動性障害)が「衝動的・多動・不注意」の3つの特徴があることはすでにお伝えしました。この中でも「多動症状」については、成長にしたがって軽減することが一般的と考えられています。

ただし、思春期以降は、より複雑なコミュニケーション能力が要求されるようになります。そのため、適応における周囲との溝がより鮮明となり、子どもが悩み・苦しみを抱えるケースもあるのです。具体的には「不安・うつ病」などの合併が見られる場合もあります。

青年期以降

ADHD(注意欠陥多動性障害)の、多動症状は成長に伴う軽減も期待できます。一方、「衝動的・不注意」の2つについては、青年期以降まで続くとの報告があります。

まとめ

発達障害は、脳の発達が通常とは異なっているため、脳機能の一部に障害が生じている状態です。発達障害のタイプは1つではなく、また同じタイプでも症状・行動に個人差があります。したがって、1人1人に合わせた現状把握と、ライフステージごとの適切な支援が不可欠と言えるでしょう。具体的にはまず、専門家と相談できる体制を整えること。そして、パパ・ママの気持ちや愛情ももちろん大切ですが、発達障害についての理解を深め、子どもにとって1番必要なものを考えることが必要になります。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年8月2日


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