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【医師監修】二人目をなかなか妊娠しない原因は? 不妊を克服して妊娠したい!

目次

そろそろ二人目が欲しいと考えていても、なかなか授からない……。「一人目は難なく妊娠できたのになぜ?」と悩んでいる人は少なくありません。二人目がなかなか授からないのはなぜなのでしょうか。一人目と何か違う点があるのでしょうか。二人目不妊で考えられることと対策を紹介します。

この記事の監修ドクター 産婦人科専門医齊藤英和先生 梅ヶ丘産婦人科勤務、国立成育医療研究センター臨床研究員、神戸元町夢クリニック顧問、浅田レディースクリニック顧問、近畿大学先端技術総合研究所客員教授、1 more baby 応援団理事、ウイメンズヘルスリテラシー協会理事。山形大学医学部卒業後、同大学、国立成育医療研究センターを経て現職。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖専門医、医学博士

二人目は不妊……なぜ?

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過去に妊娠、出産した経験のある女性が、その後妊娠しない状態となった場合のことを、医学的には「続発性不妊」といいます。 一方、一度も妊娠の経験のない不妊は「原発性不妊」といいます。「続発性不妊」は一般的には「二人目不妊」とも呼ばれています。本記事でもわかりやすさを重視して「二人目不妊」と記載することにします。

どのくらい妊娠しなかったら「二人目不妊」?

不妊とは「妊娠可能な年齢の男女が妊娠を希望し、一定期間、避妊することなく性交渉をおこなっているのにもかかわらず、妊娠しない場合」のことをいいます。現在では1年間妊娠しない場合は不妊と考えるのが一般的です。一人目を出産後、生理が復活してから定期的にセックスしているのに1年以上二人目を妊娠できない場合は、二人目不妊と考えたほうがよいでしょう。

ただし、妊娠にはタイムリミットがあるため、子どもを持ちたい男女の年齢によっては様子を見る期間が1年間だと長すぎる場合もあります。とくに女性の場合は35歳以上になると卵子の老化が進み、体外受精でも妊娠しない人が増えます。

特に次の条件に当てはまる場合、半年程度、妊娠しなかったら産婦人科を受診し、検査を受けたり不妊治療を始めたりすることをおすすめします[*1]。

・35歳以上の女性で、生理不順や、性感染症、骨盤腹膜炎、子宮の病気(子宮筋腫や子宮内膜症など)などが現在ある、もしくは過去にかかったことがある場合 ・40歳以上の場合

一人目と二人目で妊娠しやすさに違いはあるの?

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一人目は不妊治療なしで妊娠・出産できたのに、二人目はなかなか妊娠できないという人、実はたくさんいます。世界的な統計では、20歳から44歳で原発性不妊(一人目不妊)は2%、続発性不妊(二人目不妊)は10%~35%という結果が出ています[*2]。つまり、二人目不妊の割合の方が多いのです。

また、公益財団法人1more Baby応援団が「夫婦の出産意識調査2019」の中で行った、不妊で悩んでいる・悩んだことがある全国の子育て世代約1,000人に対する調査 [*3]では、二人目不妊で悩んでいる人が35.6%という結果がでました。

これらの結果が示す通り、二人目がなかなか授からないという状態は、決して珍しくはないということです。

それでは、二人目不妊はなぜ起きるのでしょうか。これはカップルの男性側、女性側それぞれに原因がある場合だけでなく、一人目を出産して生活が大きく変わったことが影響する場合もあります。

二人目不妊:女性側の要因

同じカップルが二人目を望むときは、一人目の時よりも年をとっています。女性が年齢を重ねれば重ねるほど卵子の数と質は低下し、妊娠の確率は低くなってしまいます。加齢による影響を受けるのは卵子だけにとどまりません。もし、子宮内膜症や子宮筋腫、骨盤内炎症などがある場合は、これらの持病も年齢とともに少しずつ悪化する可能性もあります。その結果、妊娠しづらくなることもあります。

二人目不妊:男性側の要因

二人目不妊は、もちろん男性側に問題がある場合もあります。男性の場合は女性に比べて加齢による生殖機能への影響は緩やかに進みますが、男性も加齢とともに精巣の大きさは少しずつ小さくなりますし、男性ホルモンをつくる力も徐々に低下します。30歳代と比較すると50歳代では精液量は3~22%、精子運動率は3~37%、精子正常形態率は4~18%低下するという報告もあります[*4]。

二人目不妊:生活の変化

二人目以降の妊活が一人目の妊活と根本的に違うのは、家に子どもがいるということです。小さな子どものいる家庭では、慣れない育児で毎日クタクタになり、横になるとすぐに眠ってしまうことも多いのではないでしょうか。また、「子どもが起きてしまうかもしれない」と考えると、なかなかセックスをしようと思えなくなるものです。子どもが生まれたことで、夫婦の関係にも変化が訪れて、セックスの回数が減ってしまうことも少なくありません。セックスの回数が減れば、それだけ自然妊娠する可能性も低くなってしまいます。

二人目不妊かもと思ったら

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実際、不妊に悩んだことがある全国の子育て世代約1,000人に対する調査[*3]の「『二人目不妊』の原因はどこにあるのか?」という項目の結果を見ても、「自身とパートナーのどちらかが不妊だ」と回答する割合が約50%、「セックスの回数が少ない、もしくはセックスレス」と回答した割合が約36.2%となっており、二人目を自然妊娠することの厳しさがうかがえます。

ここでは、しばらく二人目の妊活を試してみて、妊娠しなかった場合、どんなことに気を付けたら良いかを紹介します。

まずは夫婦のコミュニケーションを大切にし、セックスの機会を増やす

二人目を2歳差、3歳差で授かろうとすると、まだまだ上の子どもの育児で手間がかかります。体が疲れている上に睡眠不足にもなりやすいので、少しでも寝ていたいと思うのは仕方のないことです。ただ、妊娠を望むのであれば、やはりセックスの回数が多い方が妊娠につながりやすくなります。もし、産後セックスレスになってしまっているのなら、まずはパートナーと二人で過ごす時間をつくったり、何気ないボディータッチなどのスキンシップからはじめてみたりしてはいかがでしょうか。

ストレス軽減と生活習慣の見直し

ストレスも妊娠を遠ざける要因のひとつになり得ます。排卵は黄体形成ホルモンの働きで起こりますが、このホルモンの分泌をコントロールしている脳の視床下部はストレスに弱いと言われているからです。 また、ストレスは精子の数や質、勃起不全(ED)にも影響すると言われています。 育児や仕事で忙しい毎日では簡単ではありませんが、できる範囲でストレス解消を心がけ、バランスの良い食事や適度な運動、適正体重に近づける努力をすることも、妊娠しやすい体づくりの第一歩といえます。

医療機関に相談する

【どのくらい妊娠しなかったら「二人目不妊」?】でも解説したとおり、二人目不妊の場合は、あまりのんびりしているとさらに加齢が進み、ますます妊娠しにくくなる可能性があります。早めに専門家に相談することをおすすめします。

産婦人科を受診すれば、検査をして不妊の原因をさぐっていき、原因に応じた治療を行うことで妊娠の確率をより上げることができるでしょう。不妊治療の内容は、一人目の不妊治療とほぼ同じです。ただし、二人目の場合は一人目の時よりも妊娠しにくくなることから、早めに人工授精や体外受精に移行することがあります。

どこに相談したら良いか迷ったら、全国にある不妊専門相談センターに相談するとよいでしょう。医師、助産師、不妊カウンセラーなどが相談に応じてくれます。 厚生労働省不妊専門相談センター事業の概要 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000181591.html

まとめ

一人目は難なく授かったのに、二人目がなかなか授からないと、「なぜ??」と悩んでしまうものですが、それは決して珍しいことではありません。男女ともに一人目を妊娠した時よりも高齢になっていますし、一人目の育児で生活も大きく変化していることなどが影響し、自然妊娠で子どもを授かりにくくなってしまうのです。二人目不妊を疑ったら、なるべく早く医療機関を受診し、状況を調べてもらいましょう。

(文:今井明子/監修:齊藤英和先生)

※画像はイメージです


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マイナビウーマン子育て

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