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医師監修】哺乳瓶はいつまで使う? 哺乳瓶とサヨナラする方法

目次

フォローアップミルクなどで1歳を過ぎても哺乳瓶を使うことはよくありますが、いつまで哺乳瓶を使っていいのか、迷うママもいるのではないでしょうか。哺乳瓶とそろそろサヨナラするタイミングや、その方法についてご紹介します。

この記事の監修ドクター 梁尚弘先生 りょうキッズクリニック(埼玉県所沢市)院長。平成10年順天堂大学卒業後、日本大学小児科研修医、沼津市立病院小児科、横須賀市立市民病院小児科、日本大学小児科助教、瀬戸病院小児科医長を経て現在に至る。小児科専門医。

哺乳瓶の使用をやめるタイミングは?

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子どもが1歳を過ぎると、そろそろ哺乳瓶を止めた方が良いのか迷うママも多いと思います。哺乳瓶の使用をやめるタイミングについてまとめました。

離乳の完了は1歳~1歳半ごろ

厚生労働省の『授乳・離乳の支援ガイド』では、形のある食物をかみつぶせて、エネルギーや栄養の大部分を母乳やミルク以外の食物から摂取できるようになった状態を「離乳の完了」としています[*1]。

この「離乳の完了」時期は個人差がありますが、同ガイドによると生後12ヶ月~18ヶ月ごろとなっています。

離乳の進行とともに授乳が減っていく

なお、同ガイドでは「離乳の完了」=「完全に母乳やミルクを飲んでいない状態」ではなく、母乳やミルクは、離乳の進み具合や子どもの状況を見ながら必要に応じて与えて良く、子どもが母乳やミルクを必要としなくなる時期には個人差があるとしています [*1]。

母乳やミルクは、子どもにとっては心の安定剤のようなもの。離乳の時期が来たからと言って急にストップをかけられると、子どもも戸惑ってしまって当たり前です。個人差はありますが、どの子どもも、いずれは完全に離乳する時期が来ます。離乳の時期はあせらず、子どもの様子と気持ちを考えながら進めていきたいものですね。

哺乳瓶をやめるタイミングに明確な規定はない

離乳が進むにつれ、哺乳瓶を使う機会は減っていきますが「いつやめるべきか」という明確な規定はありません。離乳時期も個人差が大きいので、周囲のお友達と比べてあせるのではなく、わが子の様子を第一に考えましょう。

哺乳瓶の使用による虫歯や歯並びへのリスクは?

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哺乳瓶をやめるタイミングに規定はないものの、使い続けていて心配になるのは虫歯のリスク。どうして虫歯になりやすいのか、見ていきましょう。

「哺乳瓶虫歯」とは?

哺乳瓶を使うことで進行してしまった虫歯を「哺乳瓶虫歯」と呼ぶことがあります。

これは寝かしつけのときなど、哺乳瓶でミルクを飲ませているとできる、上の前歯を中心とした虫歯のことを指します。哺乳瓶で飲むことにより長時間にわたって飲料が歯の表面に接することで、永久歯に比べて未熟な乳歯が虫歯となってしまうもので、日中でも、ジュースやスポーツ飲料など甘味料の入った飲み物を、哺乳瓶でダラダラと飲ませていると同様の虫歯ができやすいと言われています。

寝かしつけのとき、お茶やお水で哺乳瓶を使うのもダメ?

眠りにつくための儀式として哺乳瓶が手放せないときは、ミルクではなく麦茶や水であれば虫歯の心配はないでしょう。哺乳瓶を吸いながら寝ると歯並びに影響するのでは?という心配の声もありますが、夜寝るときだけの使用だけならあまり心配しなくて良さそうです。

ただし、哺乳瓶がないと眠りにつけない、ということが習慣になってしまうと子どもの執着が強まり、なかなか手放せなくなりがちなことには注意が必要です。

哺乳瓶を卒業させる方法

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そろそろ子どもに哺乳瓶を卒業させたいときは、どのように進めていけばスムーズに“バイバイ”できるのでしょうか。哺乳瓶卒業のヒントについてまとめました。

徐々にコップやストローマグへの移行を

いつからコップを使って飲めるかどうかは個人差が大きいものです。育児本や健診時の指導などで示される時期も決まったものはなく、1歳すぎとしているところもあれば、1歳3ヶ月や1歳4ヶ月、1歳6ヶ月、1歳9ヶ月ごろなど幅があります。

時期にこだわるのではなく、離乳の進行とともにスプーンで水分を取る練習から始めて、徐々にコップから飲む練習もしていき、最終的にはその子に合ったタイミングに自分でコップを持って飲めるようにしていきましょう。

無理に哺乳瓶とバイバイさせないように

ママからすれば単にミルクを与えるための道具でも、子どもにとって「哺乳瓶」は大事な心の栄養になっているかもしれません。そろそろ卒業の時期だからと、無理に取り上げるのは禁物です。育児書やネットの情報、周囲のお友達の様子を気にするのではなく、わが子のペースで哺乳瓶とバイバイできるよう、ゆっくり見守ってあげたいものです。

日中、室内で遊ぶことが多いのであれば、哺乳瓶のことを忘れて遊べるように、簡単なお弁当とお茶やお水持参で公園や児童館などに出かけてみては。

また卒業するときは、「止めてみようね」などと本人に声がけしながら、時間をかけて徐々に慣らしていきましょう。ママ自身が焦ると、それを感じてますます哺乳瓶から離れられなくなることも。いずれ使わなくなるのだからと、おおらかなな気持ちで見守ってあげましょう。

寝るときの哺乳瓶をやめられないとき

哺乳瓶をくわえながら眠るのが毎日のルーティーンになっている子どもの場合、哺乳瓶がなかなか卒業できないかもしれません。どのようにすればスムーズに、眠りにつくときの哺乳瓶をやめられるのでしょうか。

早寝早起き、昼間はたっぷり外遊びを

人は体を動かして疲れれば自然と眠くなるもの。日中よく遊び、適度に体を疲れさせることで、哺乳瓶なしでも自然に眠ってくれるのが理想です。そのためには早寝早起きの生活リズムを整えることもポイントになります。

入眠の儀式やルーティーンを変える

“入眠の儀式”として哺乳瓶が手放せない場合は、ほかのことで眠りにつけるよううながしてみましょう。例えば眠るまで背中をトントンする、ぬいぐるみを抱っこして寝るなどです。

まとめ

個人差はあるものの、いずれは必ず、すべての子どもが卒乳し、哺乳瓶を手放すときがきます。子どもによっては“心の安定剤”として、哺乳瓶を必要としているときもありますので、「もう1歳半だから」など親が焦って取り上げようとしては逆効果になることも。様子を見ながら、哺乳瓶とのバイバイを進めていきましょう。 とくに、哺乳瓶を夜の寝かしつけに使っていると執着して、なかなか手放しにくくなったり、使い方によっては虫歯を増やす原因になったりすることも。必ずしもいつまでに哺乳瓶とサヨナラしなければいけない、という規定はありませんが、長く使うことによるリスクも頭に入れながら、その子に合った方法で進めるようにしましょう。

(文:剣崎友里恵/監修:梁尚弘先生)

※画像はイメージです


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マイナビウーマン子育て

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