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【医師解説】赤ちゃんの体重は?新生児~1歳までの体重の目安

目次

1歳未満の赤ちゃんは、1年間で体重がおよそ3倍になるなど、目覚ましく成長します。そんな時期、母子手帳に体重を書き記す中で「標準に比べたら軽い?」「増えがよくない?」などと不安に思うこともあるでしょう。今回は、新生児~1歳までの体重の目安を、発育曲線の見方ともに解説します。

この記事の監修ドクター 梁尚弘先生 りょうキッズクリニック(埼玉県所沢市)院長。平成10年順天堂大学卒業後、日本大学小児科研修医、沼津市立病院小児科、横須賀市立市民病院小児科、日本大学小児科助教、瀬戸病院小児科医長を経て現在に至る。小児科専門医。

1歳までの赤ちゃんの体重目安は?

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無事に赤ちゃんが生まれてほっと一息……も束の間。「赤ちゃんは問題なく成長しているのかしら?」と心配なママも少なくないのではないでしょうか。赤ちゃんの成長具合をチェックする上で、身長と並んで指標となるのが「体重」です。まずは月齢別に、体重の目安をチェックしていきましょう。

月齢別の体重目安

赤ちゃんの成長の目安となる「身体発育曲線」は母子手帳にも掲載されています。ここでは、その曲線の元データともなっている「乳幼児身体発育調査」の結果をもとに、各時期の体重の身体発育値[*1]を示します。

発育曲線の枠内に入ってないと、何か問題?

体重や身長など、発育が明確な数字となって示されてしまうと、他の赤ちゃんと比較したり、細かな増加具合を意識することでしょう。

生まれた時の体重、母乳かミルクか、体の状態はどうかなど、様々なことで赤ちゃんの発育具合には差が出るものです。体重は、赤ちゃんの発育を見る上で指標のひとつではありますが、その増え方には個人差があるのです。

一時の計量結果で過剰に心配をするのではなく、定期的に継続して計測することで、その成長に関して判断することが重要です。

1日の増加目安と増え方のタイプ

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1歳までの時期の赤ちゃんの体重はどんどん増えていきますが、具体的にどんなペースで増るのでしょうか。ここでは、体重増加の1日の目安とともに、体重の増え方を3タイプご紹介します。

月齢別に見る1日の体重増加目安

乳児の一日当たりに期待される体重増加目安は、 月齢によって以下のように変化します[*2]。

●生まれてから3ヶ月まで:1日あたり25〜30g ●3ヶ月から生後半年まで:1日あたり15〜20g ●生後半年から生後1年まで: 1日あたり10〜15g

これはあくまでも目安なので、「増えるペースが速すぎるから」などの理由で授乳量を減らすということは決してせず、不安がある場合は医師や助産師などに相談しましょう。 なお、1ヶ月健診で体重増加量をみる場合は、生まれた時からではなく、生まれた病院を退院するときに計測した体重を基準に計算します。

増え方にもタイプが?

すでにお伝えしたように、赤ちゃんの発育には様々な要素が絡み、成長の度合いやペースには個人差があるものです。体重の記録を線で結んだとき、描く曲線もみな同じわけではないのです。

赤ちゃんの発育には、大きく分けて以下の3タイプがあります。

●一般型 生後半年からの発育は緩やかだが、 それまでの発育は急激。 一般的な発育タイプ。

●立ち上がり型 一般型よりも、序盤の発育がさらに急で、その後は成長が横ばいとなるタイプ。

●追いつき型 序盤の発育が緩やかであるものの、その後は一般型などに追いついていくタイプ。

立ち上がり型や追いつき型の成長ペースが切り替わる(横ばいになる・追いついていく)タイミングとしては、離乳食の開始があります。母乳やミルクの飲みはあまりよくなく、体重があまり増えなかったという赤ちゃんでも、離乳食はもりもり食べて体重がグーンと増える、ということもあるのです。

正常・異常の判断は?発達曲線の見方

乳児身体発育曲線は「パーセンタイル曲線」とも呼ばれます パーセンタイル曲線は、文字通り、パーセンタイルと呼ばれる指標のひとつを用いて作成されていますが、ここではその見方を確認しましょう 。

正常・異常の判断基準になる成長曲線のパーセンタイル値とは

パーセンタイル値とは「データ分布度を示す指標」です。例えば、100人の体重を計測した乳児身体発育曲線における「10パーセンタイル」とは、「軽い方から10人目(10%)」ということになります。なお「50パーセンタイル」は、 曲線における中央値となります。

問題があるかどうかはどうやってわかる?

比較的短い間に、下向きにパーセンタイル曲線を2つ以上横切る場合には、栄養摂取不良などから体重増加に問題があると考えられます。適切な対応をすれば体重の増えもよくなることも多いので、この場合は小児科などを受診しましょう 。

体重は毎日量るべき?測定頻度と方法

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赤ちゃんの体重の増え方について解説してきましたが、では、どのような頻度で計測するのがいいのでしょうか。

体重測定は月に1回が目安

新生児~1歳までの体重を測定する目安は、月に1回程度を目安とするといいでしょう。計測したら母子手帳の該当箇所に印をつけておきます。

母乳栄養で哺乳量が気になる場合などは、可能であればもっと頻繁に計測してもいいでしょう。体重計が自宅にない場合は、一定期間レンタルする方法もあります。そのほか、産院・小児科等の医療機関で計測できたり、商業施設などの授乳室にベビースケールが置いてあることもあります。保健センターに体重計があることも多いですので、お住いの市区町村のHPで調べてみましょう。

体重の量り方

普段、ママが赤ちゃんの体重を量るタイミングとしては、以下のようなときがいいでしょう。 ・授乳直後ではない ・おむつ替えの後(うんち・おっしこを出した後) ・おとなしく落ち着いている(暴れていると正確な数値が出ないため)

外で計るときなど、赤ちゃんを裸にするのは大変なので、おむつや服の重量を計測重量から引くといいでしょう。おむつなどの重さは、自宅のフードスケールなどでも量れます。

まとめ

赤ちゃんの発育具合を知る上で、体重の増え方を把握しておくことは重要です。正常な増え方かを判断する上で「乳児身体発育曲線」などが役立ちますが、あまり頻繁に量りすぎる必要はありません。基本的には1ヶ月に1回程度を目安としましょう。心配なことがあれば自己判断せず、かかりつけの医師や専門家に相談してください。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修:梁尚弘先生)

※画像はイメージです


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マイナビウーマン子育て

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