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【助産師監修】妊婦の運転やってはいけない3つのこと!車の運転はいつまでOK?

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目次

妊婦の運転はいつまでOK?シートベルトは締めるべき?など、妊娠中の運転の気になる問題について助産師が詳しく解説します。絶対に運転してはいけない3つのタイミングについてもチェック!

この記事の解説助産師 佐藤 裕子先生 日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院の総合周産期母子医療センターで10年勤務。現在は助産院マタニティハウスSATOにて、妊娠から出産、産後のトータルケアを担っています。「日々ママや赤ちゃんに寄り添い、笑顔になってくれるのが何よりのやりがいです 」

妊娠中はいつまで運転できる?避けたい時期と注意点

日常的に車に乗っている方は、「車の運転はいつまでできる?」ということが妊娠時の大きな悩みのひとつになるでしょう。妊婦の運転は妊娠何週目までOKなのでしょうか?できれば避けたい時期も含め、詳しく見ていきましょう。

そもそも、妊娠中の運転はOK?

「妊娠したら、そもそも運転自体をしても大丈夫なの?」と不安になる方もいるかもしれませんが、妊娠したら運転してはいけないという法律はないので、妊娠中でも運転すること自体はNGではありません。

ただ、妊娠中は普段より体調の急な変化が起こりやすく、また、ホルモンバランスの影響で集中力が低下したり注意力も散漫になりがちです。万が一のときにとっさの判断ができなくなる可能性はあるでしょう。

また、自分が気をつけていても他の車に追突されたり、事故に巻き込まれる可能性がないとも言い切れません。

さまざまなリスクを考えたとき、他の交通手段を選べる環境であれば、できれば避けた方が安心であることは間違いないですね。

運転を避けたい時期は?

妊娠中はできるだけ運転しないに越したことはありませんが、車がないと生活に支障がある場合はそうも言ってられませんよね。そのようなときは、いつも以上に安全運転に努めながら生活すれば大きな問題はありません。ただ、日常に車が必要な場合でも、できれば運転を避けたい時期があります。

ひとつは、つわりの症状が出やすい妊娠初期です。

つわりの症状には個人差があるので一概に言えませんが、この時期は心身共に不安定な状態になりやすく、急に眠くなったり、体調が急変することもあります。体調が安定してくるまでは無理のない生活を心がけたいですね。どうしても運転しなければならない状況にある場合は、決して無理をせず、体調が優れなかったり症状が重い日は運転を控えるよう努めましょう。

お腹が大きくなって思うように身体を動かせなくなる妊娠後期、特に臨月に近いころは、運転を避けるのが望ましいです。

お腹が大きくなると機敏に動けないだけでなく、足元が見えづらかったり、ハンドル操作がしにくいというデメリットもあります。また、体をひねるのが難しくなるため、横や後ろの安全確認もしにくくなります。いつもより事故のリスクが高くなるので、たとえ臨月でなくともお腹が大きくなってきたら運転には注意したいですね。しなくても問題ない環境であれば、他の交通機関を利用するよう努めましょう。

臨月はいつ破水や陣痛が起こるかわからないので、この時期は妊婦一人での運転は絶対しないようにしてください。

どうしても車移動が必要な場合は?

公共交通機関の少ない地域などでは、通勤や買い物の際にどうしても車が必要ということもあるでしょう。

もっとも望ましいのは、自分自身と赤ちゃんの安全を最優先に考え、妊娠がわかった段階で旦那さんや家族とベストな方法を話し合っておくことです。せめて、つわりの時期や妊娠後期などリスクが高くなる時期だけでも、例えば旦那さんと時間を合わせて通勤や買い物を済ますなど、できるだけ運転しなくても済む方法を考え、生活を工夫できると安心ですね。

どうしても自分で運転しなければならないときは、無理をしないことを第一条件とし、常に安全運転を心がけましょう。体調が優れない日は運転を控え、万が一運転中に体調が悪くなったら迷わず安全な場所に車を停めて休むようにしてください。

また、運転の際は必ず母子手帳と保険証を携帯しておきましょう。母子手帳があると身体の状態を把握しやすいので、万が一かかりつけの病院以外で処置を受けるようなことがあっても、医師が判断や処置をしやすくなります。

これはNG!妊娠中の車の運転でやってはいけない3つのこと

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Getty logo

妊娠中の多くの期間は、体調と安全運転にさえ気をつければ運転しても大きな問題はありません。ただ、妊婦さんの運転では、これだけは絶対に守りたい3つの注意点があります。やってはいけないこと、勘違いしがちなこと、運転してはいけない状況について詳しくお伝えします。

長時間の運転

体調に特に問題がなかったとしても、妊娠中は長時間の運転はやめましょう。

前でも述べましたが、妊娠中は体調の変化が起こりやすく、さっきまで平気だったのに急に気分が悪くなった…ということも珍しくありません。また、妊娠後期はお腹の張りなどのトラブルが起こる可能性もあるので、リスクを避けるためにも妊婦さんは長時間の運転を避けるようにしましょう。

遠出が必要なときは、電車など他の交通手段の利用を原則としたいですね。どうしても車でなければならないときは絶対に無理をせず、30分~1時間に1回は休憩を入れるようにしましょう。

また、妊娠後期に入ったら、たとえ車での遠出が必要であったとしても、高速道路の運転は避けるようにしてください。スピードを出す高速道路は、何かあってもすぐに安全な場所に止めることが難しいですし、渋滞にはまると身動きができなくなるというリスクも。万が一その間に破水や陣痛が起こってしまったら、すぐに対応することができなくなってしまいます。

特に臨月はいつ陣痛が起こってもおかしくないので、絶対に高速道路に乗らないよう心がけましょう。臨月は長時間の運転はもちろん、できれば1人で運転することも避けたいですね。

陣痛時の運転

陣痛が来た後に、自分で運転して病院へ行くのは絶対にNGです。必ず他の人に運転してもらうか、タクシーを利用しましょう。1人でいるときに陣痛が来ても焦らず対応できるよう、あらかじめ陣痛タクシーに登録しておくといいですね。

陣痛タクシーとは、事前に家の住所と出産予定の産院を登録しておくことで、連絡したら迅速に産院へ送り届けてもらえるタクシー会社が行っているサービスです。陣痛タクシーでは365日、24時間オペレーターが待機しているので、いつ陣痛が起こっても素早く対応してもらえます。また、混み合っていて電話がつながらない…ということのないよう、陣痛タクシー専用回線も利用。助産師さんから妊婦さんの送迎についての講習を受けている会社も多いので、陣痛時にも安心して運転をお任せすることができます。

サービスを行っているタクシー会社は地域によって異なるので、出産する地域のタクシー会社を調べてみてくださいね。利用する可能性が低かったとしても、登録だけでもしておくと万が一のときに安心です。

シートベルトの未着用

「妊娠中はシートベルトを着用しなくてもいい」という声を耳にすることもありますが、これは間違った情報です。シートベルトの着用は道路交通法で義務付けられており、妊娠中であっても例外ではありません。具体的には、以下のように定められています。

このように、車に乗る際は運転者、同乗者にかかわらず全ての座席でシートベルトの着用が義務付けられており、着用しなかった場合はたとえ妊婦さんであっても違反対象になります。

ただし、緊急時のやむを得ない場合のみ、シートベルトの着用が免除されることもあります。免除される場合について、具体的には以下のように定められています。

つまり、妊娠中においては、急な腹痛や出血、破水などのトラブルや、陣痛が起こった場合などの緊急時にのみ、シートベルトは着用しなくてもよいということになります。これが、「妊娠中はいつでもシートベルトを締めなくてもOK」というように間違った情報として広まってしまったと考えられますが、実際には緊急時以外はシートベルトの着用義務があり、これは妊婦さんとお腹の赤ちゃんの命を守るために大切なことなので、必ず守るようにしましょう。

妊娠中のシートベルトの正しい着用方法

妊娠中のシートベルト未着用はNGとお伝えしましたが、とはいってもお腹を締め付けるのは心配ですよね。ふくらみが目立ち始める妊娠中期~後期にかけてはなおさらでしょう。苦しくて締めてられない!という方もいると思います。そこで、ここではお腹の圧迫を軽減するための妊娠中の正しいシートベルト着用方法と、より楽に着用できる便利グッズをご紹介します。

妊婦の正しいシートベルトの締め方

正しいシートベルト着用は、腹部への圧迫をやわらげて楽になるだけでなく、妊婦さんとお腹の赤ちゃんを守ることにもつながります。正しい方法を知ってきちんと着用するようにしましょう。

まず前提として、どんなにお腹が大きくなっても、腰ベルトと肩ベルトはどちらもきちんと着用してください。苦しいからと腰ベルトだけにすると、万が一事故が起こった際に上半身が大きく前に曲がり、腹部を圧迫してしまいます。そのうえで以下のように締めると、安全かつ楽に着用することができます。

1.腰ベルトはお腹のふくらみを避け、腰骨のできるだけ低い位置を通します。 2.肩ベルトは首とお腹にかからないよう、肩から胸の間を通って腹部の側面に通します。 3.お腹が圧迫されないよう着用できたら、シートベルトが外れないように金具をしっかりと止めます。

参考サイト 警視庁「妊娠中のシートベルト着用法」 https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/seatbelt.html

妊娠中におすすめのシートベルト補助グッズ

上記の正しいシートベルトの締め方が基本となりますが、お腹の大きさや車の構造的にきついという場合は、補助グッズの利用もおすすめです。

妊婦さん用に作られた「マタニティ専用ベルト」も市販されているので、快適に運転したい方はこちらを検討してみてもいいですね。妊婦さんにおすすめしたい4つの補助グッズをご紹介します。

・マタニティ専用ベルト 太ももなど、腹部よりも下の位置にベルトを通して体を固定するよう作られたシートベルトです。お腹を締め付けないことでママとお腹の赤ちゃんのストレスを軽減し、ゆったりと車に乗ることができます。

・シートベルトパッド クッション性のあるやわらかいパッドです。シートベルトの圧迫により負荷がかかりやすい肩やお腹(妊娠中は腹部より下の腰骨の部分)の部分に付けることで、締め付けによる負担を少なくすることができます。妊婦さんはもちろん、小さいお子様にもおすすめです。

・ケアパッド シートベルトパッドと同じ機能に加え、つかみやすい設計で引き出しやすさも備えたパッドです。お腹が大きくなると体をひねりにくくなるので、シートベルトが引き出しにくくなります。ケアパッドを使えばあまり体を動かさなくてもシートベルトを引き出せるので、妊娠後期に便利です。

まとめ

妊娠中はホルモンバランスの関係で体調が変化しやすく、普段より判断力も低下傾向にあります。特に、体調が優れない時やお腹が大きくなる妊娠後期は、できれば運転を避けるのが望ましいですね。どうしても運転しなければならない場合は、無理をしないことを大前提とし、安全運転に努めましょう。運転の際は正しい方法で必ずシートベルトを着用してください。どのような理由であれ、陣痛時の運転はNGです。かけがえのない命を守るためにも、妊娠中の注意点を守り、無理のない範囲での運転を心がけてくださいね。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:佐藤裕子先生)

※画像はイメージです


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