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【医師監修】産婦人科医に聞く「妊婦さんにおススメの腹巻」は?

目次

古来の風習に、妊娠5ヶ月に入った戌(いぬ)の日に安産祈願し、腹帯を巻く「戌の日参り」がありますが、妊婦さんと赤ちゃんにとって「腹帯」や「腹巻」「妊婦帯」は医学的にも必要なのでしょうか?活用する場合の意味や、正しい利用法などをご紹介します。

この記事の執筆・監修ドクター 松峯美貴先生 医学博士、東峯婦人クリニック副院長、産前産後ケアセンター東峯サライ副所長(ともに東京都江東区)妊娠・出産など女性ならではのライフイベントを素敵にこなしながら、社会の一員として悠々と活躍する女性のお手伝いをします!どんな悩みも気軽に聞ける、身近な外来をめざしています。 http://www.toho-clinic.or.jp/

賛否両論分かれる「腹巻」

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妊娠期間でなくても冷え対策などで「腹巻」を利用している人も多いので、女性にとって「腹巻」はさほど違和感のあるものではないものの、妊娠しているときは必ずつけなければいけないものなのかどうか、気になります。

医師によっても分かれる「腹巻」有用性

松峯先生に確認したところ、「妊婦の腹巻」は医学的根拠に基づいて“必ずつけなければいけない”というものではなく、産科の医師の間でもその有用性について賛否が分かれていると説明がありました。

「当院では正しい位置につけ、腰や骨盤をホールドすることは、腰痛予防に効果的とおすすめしています。何より『正しい位置につける』ことが大切で、『腹巻』『腹帯』といっても、決してお腹を締めつけるようなつけ方をしてはいけない、ということが大事なポイントです」(松峯先生)

正しい位置につければ子宮を支えている骨盤や靭帯を支え、立ち仕事などのときに、腰の負担を軽減してくれるとのことです。

大切なことは「快適」「心地いい」「過ごしやすい」

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医学的に必ずつけなければならないものではありませんが、つけていると「快適」「心地いい」「過ごしやすい」と思えるなら利用するとよく、そうした妊婦さんの“感覚”が何より大切だと松峯先生は語っています。

「腹巻に限らず、人によって快・不快が分かれるものはたくさんあります。“妊婦”といっても一人一人生活習慣も感じ方も違うので、感想が分かれるのは当然ですね。もし不快感があったら、無理に着用することはありません。 また、季節によっても快・不快は変わるかもしれません。暑い夏に無理に着用したりせず、臨機応変に、自分の感覚で判断しましょう。 妊娠経過が順調なら、腹巻や腹帯・妊婦帯の有無が赤ちゃんに影響することはありません」(松峯先生)

もし、冷え対策をしたいなら、本来は体を動かして血行を促すなど、全身が温まる方法が望ましいものの、腹巻でお腹を保温するのもいいでしょう。

腹巻・腹帯・妊婦帯利用の「ここが肝心!」

腹巻・妊婦帯・腹帯などを利用するとき、大切なことを確認しておきましょう。

正しい位置って?

利用するとき、名前に“腹”とついたものが多いので、間違ってお腹に締めるイメージをしてしまいそうですが、腹巻・腹帯・妊婦帯などはお腹を圧迫するのではなく、腰や骨盤を支えるイメージで、製品に付属している「つけ方」などの説明通りの位置につけることが大切です。

さらしの腹帯など、つけ方がよく分からない場合は、産科で相談すれば助産師の指導を受けることができます。

座り仕事でずれがち…どうする?

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「正しい位置につける」が大切な腹巻・腹帯・妊婦帯などですが、正しい位置に装着しても、デスクワークで座位を続けるなどするとずれてしまいがちです。

とはいえ通勤の際など、移動時にこそ腰や骨盤を支えて出勤したいという人もいるでしょう。

そこで、ずれてしまう場合は、会社についたら外すか、ゆるめるかして仕事をし、退社前に再調整できるタイプを“出勤時用”としてあらかじめ選んでおくのがよいでしょう。

次項を参考に、さまざまな腹巻・腹帯・妊婦帯などからライフスタイルに合うものを選んで利用してみましょう。

タイプ別の長所を知っておこう

腹巻・腹帯・妊婦帯にはさまざまなタイプがあり、それぞれの長所を比べて選ぶことができます。一部の特長をご紹介しましょう。より詳しく知りたいときは、妊婦さんとベビー向けの用品を専門に扱う店や売り場で相談にのってもらえます。

さまざまな腹巻や妊婦帯など

妊婦さん用につくられている腹巻や腹帯・妊婦帯は種類やスタイルが豊富に出回っています。特長としてあげられるのは、ひとりでも正しい位置につけやすく、フィット感を調整しやすく設計された製品が多様にあることです。

素材も多様です。肌が弱い人、乾燥しやすい人は、ムレやこすれで肌を刺激しにくい天然素材のものや、自分の肌に合う素材の製品を探してみましょう。

さらしでできた腹帯は?

古典的なさらしの腹帯は長いのでひとりでつけにくく、出先での調整はしづらいですが、洗いさらしておくと肌になじみやすく、ムレにくいという特長があります。ただし、使い込んだ木綿でもかゆみが生じたり、発疹が出る場合もありますので、自分の肌に合う選択を考えてみてください。

「進化したタイプで、ひとりでつけやすく設計されているさらしの腹帯も販売されているようです。そのような製品を利用する場合も、ぜひ助産師さんからつけ方のコツを教わって利用してみましょう」(松峯先生)

まとめ

腹巻・腹帯・妊婦帯などは必ずつけなければいけないものではなく、つけたときの快適さで選べばいいこと、つける場合は「正しい位置」につけることが大切です。妊婦さんは多様で、「腹巻に慣れているため何もつけていないと落ち着かない」という人もいれば、「正しくつけてもフィット感や少しのずれが気になって不快」という人もいると聞きました。マタニティライフがより快適になるようにいくつか試して、ストレスなく過ごせるものを選びましょう。

(文・構成:下平貴子/日本医療企画、監修:松峯美貴先生)

※画像はイメージです


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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