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賢く抑えるコスト調整のポイント

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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賢く抑えるコスト調整のポイント

さまざまなリフォーム実例を見るうちに、かなえたいプランが見えてきたり、中には、希望が膨らみ、思ったより費用がかかるかも?と心配になる人もいるのでは。リフォームはメリハリを利かせて賢く抑えると仕上がりの満足度もグッと上がる。コスト調整のポイントをリフォーム会社のJSリフォーム(日本総合住生活) 北田晃彦さんと、LOHAS studio 澤田亮さんに教えてもらった。ポイントを抑えて、大満足のリフォームを実現しよう。
不満・要望を本音で話し、現場調査で伝え切ることが賢いコスト調整の近道!

やりたいリフォームを賢く実現するためには、リフォーム会社と初めて顔を合わせる「初回打ち合わせ」をいかに有意義に過ごせるかがカギとなる。なぜなら初回打ち合わせは自宅での現場調査を兼ねるケースが多く、この現場調査でのヒアリングと見た内容が土台となって、リフォームプランと見積もりがつくられていくからだ。そのため、不具合を感じている箇所はもちろん、家全体の状態などをまとめてプロの目で見てもらうことが大切だ。

同時に、現場調査は要望を伝える場でもある。現地で具体的な話ができる機会を活かすため、下記の三つは事前に整理した上で臨みたい。
 ⑴解消したい不具合
 ⑵かなえたい住み心地
 ⑶それを実現するために用意できる大体の予算

「初回の打ち合わせには、住む人みんなで参加して、暮らし方を伝えましょう。見栄を張らずに本音で話すことで、プランの変更を防げるので、後のコスト変動を減らすことができます」(北田さん)

その上で、プランや見積もりの調整を考えるには、選択肢が多く、費用の削減に効果的なものを知っておくと進めやすい。
例えば、マンションを全面リフォームする場合、一番インパクトがあるのは設備費と間取り変更や床など木工の大工工事費で、全体の約6割を占める。自分で選びやすく調整をしやすいのは、やはり設備だ。特に面材や設備のグレードやデザインのバリエーションが豊富なキッチンは、価格の幅が広く、大きなコスト削減につながりやすい。また、間取り変更は、電気の配線工事など床や天井を含む広範囲な大工工事につながることが多いため、費用が大きく変動することも。

(画像提供/PIXTA)

(画像提供/PIXTA)

コスト調整のための5つのポイント

■ポイント1.要望整理/「不満」と「希望」は分けて家族内で出し切るべし

検討が進むにつれてやりたいことが増え、費用は上がることも。そこで、家族で話し合う段階で解消したい不具合とかなえたい希望を分け、十分に出し切ってリフォーム会社に伝えれば、プランの練り直しや追加費用の発生が避けやすくなる。「特に一戸建ての場合、優先するプランや費用に影響するので、今後の居住年数を必ずお聞きしています」(澤田さん)

■ポイント2.現場調査/家の状態をしっかり把握。「予想外の出費」を防ごう

現場調査は、プランと見積もりの礎となる重要な場。そのため、プロの目でしっかりと調査してもらうことが予想外の出費抑制につながる。「特に一戸建ては、耐震性や断熱性など躯体にかかわる部分や雨漏りの有無などの確認が大切です」(澤田さん)。修繕はプランやコストへの影響が大きいので、最初に判断してもらうことで大きな追加費用を防げる。

■ポイント3.プラン・見積もりを比較検討/割合が高い「設備」と「間取り」を重点チェック

各社から現場調査に基づいたプランと見積もりが提案されたら、初めて概算費用がわかる。設備の品番までを確認すると、細かく比較できる。また、間取り変更はコストへの影響が大きいので、範囲を絞って再検討するのも手だ。

■ポイント4.契約/金額だけで選ばずにプランの納得度で決めよう

契約先は見積もりの安さだけで選ばず、各社の金額の根拠をしっかり聞いた上で、総合的なバランスで判断しよう。

■ポイント5.プランの詳細を詰める/コストの最終調整は「設備・建材」で行う

選択肢が豊富な設備や建材は、費用を調整しやすい部分。ショールームでさまざまなグレードを比較し、予算に合った商品を選ぼう。

(画像提供/PIXTA)

(画像提供/PIXTA)

リフォーム費用コストダウンのワザ

要望を全てかなえようとすると、予算はオーバーしがち。でも、リフォームプランの工夫や選択次第で、得られる効果は変えずにコストダウンできることも。具体的なコスト調整の方法を見ていこう。

■造作を減らし、既製品を上手に活用
収納家具などの造作は、素材やデザインにこだわれるのが醍醐味。統一感のあるインテリアや、地震での倒壊リスクがないなどメリットは多い。だが、特別な職人の技術を要するので、既製品より割高になることも。テレビまわりの壁面収納やキッチン収納は面材の選択肢が豊富でコストを調整しやすいので、既製品を活用するのも手。

例)キッチンの背面収納は造作せず、既製品にする場合
背面収納を造作する 約96万円

既製品を選ぶ 約42万円
※見積もりは目安。諸経費、消費税などは別途

内容:【造作】木工費、取り付け費 【既製品】トクラス・ベリー(扉:リファインホワイト)、取り付け費 (算出、写真協力 JSリフォーム(日本総合住生活))

内容:【造作】木工費、取り付け費 【既製品】トクラス・ベリー(扉:リファインホワイト)、取り付け費 (算出、写真協力 JSリフォーム(日本総合住生活))

■ドアや建具を省き、つくりをシンプルにする
ドアや建具は材料費や設置の手間がかかるので、極力減らすとコスト削減になる。居室ごとのドアはもちろん、特にプライベート空間の収納で工夫しやすい。クロゼットの中をシンプルなつくりにするのも○だ。玄関の収納をオープンな棚板だけにしたり、必要に応じて目隠しできるロールスクリーンを設置するのも手だ。

例)扉ナシのオープンな収納で洗面化粧台を造作する場合
扉アリで造作する相場 約50万円

扉ナシで造作する相場 約35万円
※見積もりは目安。諸経費、消費税などは別途

内容:幅 900mm、奥行き 600mmを想定。同サイズで同素材を使って洗面化粧台を造作する場合の目安。写真はイメージ(算出、写真協力 LOHAS studio)

内容:幅 900mm、奥行き 600mmを想定。同サイズで同素材を使って洗面化粧台を造作する場合の目安。写真はイメージ(算出、写真協力 LOHAS studio)

賢くコスト調整をするためのポイントを見てきた。さらに具体的な調整については、契約後にリフォーム会社と詳細プランを詰める中で一つひとつ取捨選択をしていく。かなえたい暮らしに合わせ、丁寧に詰めていこう。

構成・取材・文/竹入はるな

●取材協力
JSリフォーム(日本総合住生活) 北田晃彦さん
LOHAS studio 澤田亮さん 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

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