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40代は知らなくて損してる?控除や確定申告「税金の知識」いちばんの基本とは

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目次

元国税局職員さんきゅう倉田です。

 

10年も前に国税局を辞めたのに、その余韻で生活しています。

 

当時は、おもに法人税を担当していました。今も税金の勉強は欠かしませんが、もっぱら所得税です。みなさんの生活に根差した所得税に深く入っていくことで、より役立つ人間になろうとしています。

 

前回は、医療費控除について解説しました。その過程で、給与所得者だって確定申告を理解しないといけないよ、パートだって、バイトだって、専業主婦だって、アメンボだって、みんなみんな関係あるんだ、納税者なんだ〜、と言いました。

 

ぼくが会社員として生きていたら、要所要所でしか確定申告を要しなかったかもしれません。でも、我々の次の世代は、会社員やパートタイマーでも、ダブルワーク等で確定申告を積極的にしていくことになるかもしれません。

 

子どもの世代は働き方が変わって確定申告が常識になるかもしれないのです。もしかして我々の世代でも。どういうことなのかはこの記事を読むとわかります。

 

ですが、学校も会社も確定申告のことは教えてくれません。そうなると、我々の世代が知っておく必要があります。

 

 

給与所得者と事業所得

 

働くと、お金がもらえます。その働き方によって、その収入は「給与」か「事業」になります。事業の働き方だけど、継続的でなかったり、規模が小さかったりすると「雑」になります。

 

個人的には、そのお仕事に本気で取り組んでいるなら、売上が少なくとも「事業」と言ってもよいと思います。芸人は、アルバイトをしていて、タレントとしての収入が少ないと、「雑所得です」と言われることがあります。でも、アルバイトはあくまで副業で、本当はやりたくありません。生活のためだけにやっています。芸人をやっていなければ、アルバイトなど必要なく、さっさと就職した方が良い。

 

だから芸人は、収入が少なくても「事業所得」だと思います。

 

みなさんのお子さんが、高校生くらいになったら、ウェブページやアプリを作ったり、革新的なサービスを提供したりするようになるかもしれません。そこに月平均10万円くらいの利益があったとします。

 

あるいはみなさんにもそうした所得があるかもしれませんが、これは給与所得ではないので、確定申告をしなければいけません。

 

僕はこの記事を読んでくださっているあなた自身を、またそのお子さんを、愚かな「無申告者」にすることはできません。

 

収入から経費を引いたものが所得です。

 

そう伝えて、2月になったら確定申告をさせます。

 

年が明けてから準備をするのでは遅いので、事業を開始して、収入を得るようになったらすぐ伝えてください。また、こうしたことをご存知ないお友達がいらしたらぜひ教えてください。ちなみに意外とみなさん知りません。

 

知っておくべき「経費」の基礎は意外にシンプル

事業を行うなら、経費の考えも知る必要があります。

 

収入を得る前に、その収入を得るために支出したお金があるはずです。それが経費です。領収証やレシートを保管して、申告に備えます。

 

また、経費と収入の金額を把握することは、事業を行う上でとっても重要です。たとえばクラフト販売などでありがちですが、常に経費が上回っているのなら、それは「趣味的」と言わざるを得ません。趣味を仕事にできるように、収入と経費のバランスを取りましょう。毎月の収入と毎月の経費を計算して、経費は広告宣伝費や交通費、消耗品費などに分けて、記録しておきます。

 

簿記の知識があれば良いですが、そこまで求めるのは酷でしょう。記録とその証拠となる書類を保管して、翌年の確定申告に備えます。

 

これも知らない!2ヶ所で働いても確定申告が必要です

また、2カ所以上で働いていれば、確定申告が必要な場合があります。確定申告をしなくて良い場合の条件がありますが、そんな細かいことは覚えてられません。2カ所以上なら確定申告が必要である、という基礎だけは把握しておきましょう。 すでに働いていたら、申告の方法や条件を調べると良いと思います。

 

いざとなってから焦って調べても、すぐに理解するのが難しい確定申告。自分には関係なくとも、自分の子ども世代には教えてあげられるように準備をしましょう。いざとなったとき、頼りになるのはあなただけです。ぼくのTwitterを見たり、国税庁のHPを見たりすると理解できます。

 

You Tubeはじめました。

『お金の義務教育』

第一回は、「高校生でもわかる源泉徴収と源泉所得税」です。

 

 


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OTONA SALONE|オトナサローネ

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