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【医師監修】赤ちゃんの耳垢はどう掃除する? 取りにくい耳垢への対処法は?

目次

赤ちゃんの耳垢は定期的に掃除したほうがよいのでしょうか?それとも放置していても大丈夫なのでしょうか?赤ちゃんの耳掃除は難しいので、悩ましいですよね。そんな耳掃除にまつわるお悩みにお答えします。

この記事の監修ドクター 大越陽一先生 杏林大学医学部卒業、杏林大学医学部小児科学教室任期助教、埼玉県立小児医療センター循環器科医長を経て現在アルテミスウイメンズホスピタル小児科勤務。小児科専門医

そもそも、耳垢って何なの?

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なぜ、耳垢がたまっていくのでしょうか。耳垢というのは、耳の入り口から鼓膜に至るまでの外耳道という細長い穴の皮膚がはがれてきたものに、脂分や粘液などの外耳道からの分泌物、そして外部などのほこりが混ざったものです。

耳垢は、人によってベタベタだったりカサカサだったりします。これは外耳道からの分泌物の量に差があるからと言われています。 日本人をはじめとする黄色人種は全体の3/4がカサカサとした乾性耳垢で、残りの1/4がベタベタした湿性耳垢とされています[*1]。

湿性耳垢だと外耳道にたまりやすく、ときどき耳掃除をしないと耳の穴が完全に詰まってしまうことがあります。すると、難聴を引き起こします。その一方で、乾性耳垢の場合は湿性耳垢よりは外耳道にはたまりにくいのですが、プールなどで耳垢が水でふやけて膨張すると、やはり耳の穴をふさいでしまって難聴をおこすことがあります。

家庭での耳掃除のポイントは?

赤ちゃんの耳掃除はどれくらいの頻度で、どのように行えばよいのでしょうか。まず、大前提として、まったく取らなくてよいわけではありません。しかし、熱心にせっせと取ろうとする必要もありません。

頻度は月1、2回で十分

実は、耳垢は普通自然に排出されるようになっています。耳の中の皮膚は、新陳代謝しながら鼓膜から入り口に向かって毎日徐々に移動するようになっており、その動きのおかげで耳垢は耳の奥から外へと押し出されます。

また、外耳道の皮膚は薄くてとても傷つきやすいため、耳掃除をしすぎると、外耳道の皮膚が傷ついては治ることを繰り返して、徐々に厚くなっていきます。するとかえって耳垢がたまりやすくなったり、外耳道の炎症を起こしやすくなったりします。

ですから、そこまで神経質に耳掃除をする必要はありません。 耳掃除の頻度は月1~2回程度でよいのですが、人によって耳垢のたまりやすさには個人差があります。耳垢は耳の入り口から1cmほどのところに溜まることが多いので、入り口付近に耳垢が見えたら取るようにしましょう。

なお、まったく耳掃除をしなくていいわけでもありません。耳垢がたまりすぎると難聴になりますし、外耳道に湿疹ができやすくなったりするからです。さきほど紹介したように耳垢が栓のように詰まっていたり、耳の中にくっついて取れない場合は、無理やりとろうとせず耳鼻咽喉科で取ってもらいましょう。

奥の耳垢は取ろうとしなくてOK

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耳垢が栓のように詰まっているなどの状態でなければ、さきほど紹介したように、耳の奥の耳垢は普通、自然に入り口付近に出てくるものなので、耳の入り口や周りをきれいにするだけで十分です。

奥まで掃除しようとすると、かえって耳垢を奥に押し込んでしまって、かえって取りにくくなることもあります。

動かないようにしっかり押さえる

赤ちゃんが動くと綿棒が奥まで入ってしまって耳を傷つける可能性があるので、赤ちゃんの頭はしっかり固定させて耳掃除しましょう。赤ちゃんが耳掃除を嫌がって暴れることもあるので、できれば大人は2人いたほうがよいでしょう。耳に綿棒を入れるときは、耳たぶを少し引っ張る方が掃除しやすくなります。

もし、子どもが複数いる場合は、子どもが耳掃除している大人の近くに寄らないように気をつけましょう。子どもが耳掃除をしている大人に抱きついてきたり、周囲を確認せずにぶつかってきたりすると、大人の手元が狂って赤ちゃんの鼓膜を傷つけてしまう可能性もあります。

赤ちゃん用綿棒を使おう

赤ちゃんの耳掃除をするときはベビー用綿棒を使いましょう。ベビー用は普段よく使う綿棒よりも細くできているので、子どもの耳の穴の大きさにも入りやすく、皮膚を傷つけにくいです。

綿棒は鉛筆のように軸の真ん中あたりを持ちます。こうすることで急に動いたりしても、綿棒が耳の奥まで入ってしまうのを防ぐことができます。汚れの見えるところだけくるっと綿棒を回転させるようにして、耳垢を優しくぬぐい取りましょう。

もし、カサカサとした乾性耳垢の場合は、綿棒にベビーオイルやワセリンをぬると耳垢を取りやすくなります。

赤ちゃんの耳垢がうまく取れない…どうすれば?

赤ちゃんは耳掃除を嫌がることが多いです。あまりにも嫌がっているときに無理やり掃除しようとすれば、暴れることで綿棒で鼓膜を傷つけてしまう恐れがあるので、耳鼻科に行ってサッと取ってもらったほうが安心です。

また、耳垢が外耳道の皮膚にくっついてしまっていたり、耳垢が奥に押し込まれて固まってしまったりすることもあります。このように家庭で耳垢を取り除くことが難しい場合も耳鼻科に行った方が確実に取ってもらえます。耳鼻科での耳垢取りも健康保険が適用される診療です。

まとめ

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赤ちゃんの耳掃除は、ケガをしないかドキドキしますし、どのくらいの頻度でやればいいのかわからないものですよね。家庭では月に1~2回程度の頻度で、適切な方法で耳掃除をしてあげましょう。赤ちゃんが嫌がりすぎたり、なかなかうまく取れなかったりする場合は耳鼻科で掃除してもらうことがおすすめです。

(文:今井明子/監修:大越陽一先生)

※画像はイメージです


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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