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【医師監修】言葉が遅いと感じたら? 考えられる要因と発達に役立つ遊びのコツ

目次

「うちの子、言葉が遅いかも……」。1、2歳児を持つママ、パパによくあるお悩みです。赤ちゃんが言葉を獲得していく段階や個人差、専門家に相談するべきタイミングなどを知っておきましょう。

この記事の監修ドクター 大越陽一先生 杏林大学医学部卒業、杏林大学医学部小児科学教室任期助教、埼玉県立小児医療センター循環器科医長を経て現在アルテミスウイメンズホスピタル小児科勤務。小児科専門医

そもそも言葉を話し出すのっていつから?

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意味のない言葉から意味のある言葉へ、そして、二語文を話せるようになるのはいつごろでしょうか。また、言葉の発達において、個人差はどの程度あるのかについても知っておきましょう。

単語は1歳半ぐらいまでに発することが多い

厚生労働省が行った、平成22年乳幼児身体発育調査での「一般調査による幼児の言語機能通過率」を見ると、10%の赤ちゃんは生後9~10カ月の間に「まんま」「ワンワン」などの単語を言うようになっていました。

さらに50%の赤ちゃんが単語を言うようになったのは1歳~1歳1ヶ月ごろで、その後、90%以上の赤ちゃんは1歳6ヶ月ごろまでに単語を発するようになっていました[*1]。このように言葉の発達は個人差が大きいのが特徴です。

0歳代の赤ちゃんは「アー、ウー」「マンマンマン」「ダダダ」など意味のないおしゃべりをしますが、1歳ごろになると大人の口まねをするようになり、1歳半ごろに意味のある言葉を言うようになります。1歳半をすぎると言葉の理解が飛躍的に進み、2歳をすぎると多くの子が二語文を話すようになります。

言葉が遅れる理由ってあるの?

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「なかなかしゃべらなかった子が急にしゃべり出す」のはよくあること。言葉がゆっくりな子にはどんな事情があるのでしょうか。

言葉が話せるようになるにはさまざまな発達が必要

言葉の発達は複雑で、聴力、口腔機能、知能、周囲に関心を持っているか、運動発達など、心と体のさまざまな機能が関係しています。このうちどれかの発達がゆっくりであったり妨げられている場合、言葉も遅くなります。

特に耳の聴こえ・知能・周囲への関心の有無は言葉の遅れに大きく影響するとされています。一方で、テレビをたくさん見せてしまったなど、育て方が直接の原因となることは考えにくいと言われています[*2]。

正常発達で言葉だけ遅れる場合もある

しかし、こうした発語にかかわる機能や発達が正常な場合でも、言葉の遅れだけがみられる場合もあります。このように「聴力・口腔の機能に問題はなく、言葉は理解しているけれど、表に出すのが遅い」タイプは男の子に多く、こうした子は2歳を過ぎたころに急に話し始めることが多いとされています[*3]。このタイプに当てはまる場合は、焦らずに見守りましょう。

また、早産・低出生体重児の場合、運動発達だけでなく言葉の発達も生後の月齢で考えると遅くなるので、修正月齢(出産予定日から考えた月齢)で考えます。早産・低出生体重児では、運動や言葉の発達の遅れやアンバランスがよくみられ、成長にともなって追い付いてくることがあります。

親子で楽しく遊んで&話しかけてあげよう

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「言葉は理解しているけれど、表に出すのが遅い」タイプも含め、発語の遅れている子に無理に言葉を言わせる必要はありません。大人とのやりとりから言葉を理解し、蓄積している時期と考えて、楽しく遊んだり、たくさん話しかけたりしてあげましょう。

言葉の発達に役立つ遊びややりとり

言葉を話すには、舌や唇などを適切に動かせなければなりません。よく噛んで食べたり、笛を吹いたりして遊ぶことは、口腔機能の成長に役立ちます。

また、言葉を話すには、言葉の意味を理解していなければなりません。絵本は内容を目で見て理解しやすく、また、読み聞かせることが言葉のシャワーとなり、言葉の蓄積に役立つでしょう。

なお、こどもに話しかける時は、文章が長いと理解しにくいので、短くわかりやすく言いましょう。身振り手振りをつけるのも有効です。「おもちゃを片付けて」と言葉で言うだけでなく、おもちゃ箱を指差しながら言うと理解を促しやすくなります。

こんな時は専門家に相談を

1歳半のこどもの 90%以上は2~3語以上の意味のある言葉を言うので、1歳半で意味のある言葉が複数話せない、または3語未満の場合は言葉の遅れを疑われることが多いようです[*4, 5]。

ただし、絵本などを見せて「ワンワンはどれ?」と質問したときに犬の絵を指差すことができたり、おもちゃを持たせて「パパにあげて」と言葉だけで指示したときに従うことができる場合は、【正常発達で言葉だけ遅れる場合もある】で紹介した「言葉は理解しているけれど、表に出すのが遅い」タイプと考えられます。

1歳6ヶ月健診で言葉の遅れが疑われた場合、2歳では経過観察となるかもしれません。保健センターなどの開催する教室などに誘われる場合もあります。2歳までに意味のある言葉が二語以上出ない場合は、小児科や地域の保健センターに相談を。「様子を見て」と言われても気になる場合は、小児神経専門医がいる医療機関を受診するといいでしょう。

まとめ

言葉の発達は個人差が大きいもの。言葉の数よりも、言葉を理解しているかどうかが重要です。なかなか話し出さなかった子が急に話し出すことも多いので、長い目で見守りましょう。

(文:村山真由美/監修:大越陽一先生)

※画像はイメージです


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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