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【医師取材】メニエール病の初期症状と原因は? 主な治療方法

目次

働き盛りでストレスの多い生活を送る年代に多い「メニエール病」。めまいを伴ういくつかの症状に悩まされる人もいるようです。今回はメニエール病の症状、原因、治療方法をご紹介します。

この記事の取材先ドクター

武田クリニック 武田寿之院長 当院では、出来る限り患者さんの目線になってお話を伺うことを大切にしています。 ささいなことでも何でも相談していただき、本当の意味での「家庭医」を目指しております。 http://www.nerima-med.or.jp/kikan/byoin/kobetsu_base.php?id=235/

女性だけじゃないメニエール病

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メニエール病とは

「若い女性がストレスでめまいを起こす病気」。メニエール病という病気にはそんなイメージが一般的かもしれません。「めまい=メニエール病」と考えている人も少なくないようですが、メニエール病はそれほどよく見られる病気では無いのです。メニエール病は「内耳の障害」で、普通は片側の内耳ですが、両耳の内耳に問題があるケースもあります。症状としては、めまいに伴って、耳鳴りや難聴が現れます。

なりやすい年齢とは

メニエール病になりやすい年齢は、男女で異なります。以下男女別に、メニエール病になりやすい年齢をご紹介します。

【男性】 30代〜50代までの発症が多く、全体のおよそ7割を占めています。20代、60代が、これらの世代に続いて好発年齢となっています。

【女性】 女性の最多は40代。30代、50代、60代、20代、70代…が40代に続きます。

男性・女性ともに、ストレスの多い「働き盛りの年代」に多く発症していることがお分かりいただけるでしょう。このため、メニエール病の発症要因として、ストレスや忙しさなどが深く関わっていることが伺えます。

メニエール病の症状とは

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メニエール病の初期症状とは

メニエール病の初期症状は、何の前触れやきっかけもなく突然起こることがあります。具体的な症状をいかにご紹介します。

・回転性(ぐるぐる回るような)めまい ・片耳の耳鳴り ・耳の閉塞感 ・難聴

めまい以外の症状については、めまいと同時か、あるいはめまいの少し前に起こります。症状の頻度については、かなり個人差があります。人によっては、数日に1回程度と頻発する場合もあれば、数ヶ月〜1年に1回程度など、かなり頻度が少ない場合もあります。なお、ごく短いめまいの場合にはメニエール病ではない可能性も疑われます。

症状が悪化した場合

軽度のめまいであれば数分程度で収まりますが、激しいものだと最長で数時間続くケースもあります。耳鳴り、難聴、(耳の)閉塞感は、通常めまいの回復とともになくなるか軽快します。ただ、めまいを繰り返すうちに、これらの症状が治まらなくなるケースもあります。また、激しいめまいのせいで、動悸や吐き気、冷や汗など、大変苦しい状態になることもあります。

仕事への影響について

仕事への影響については、職種やめまいの頻度によっても異なります。

例えば乗り物の運転手や工事現場の作業員など、メニエール病の発作が起きることで、自分や他者に危険が及ぶ可能性がある職種については、かなりの影響が出る恐れがあります。発作は突然起こりますが、そうなればめまいなどの症状が治まるまで休むよりほかありません。

また、人によっては、発作がおさまった後でもふらつきが数日間残るケースがありますので、仕事に制限が出てしまう可能性もあります。デスクワークや比較的自由の利く職場であれば、比較的働きやすいかもしれませんが、発作によって仕事がたびたび中断されることになれば、働き方をよくよく考えなければならないかもしれません。いずれにしても、職場や周囲の人たちの理解・サポートが不可欠と言えるでしょう。

メニエール病にかかる原因とは

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内リンパ水種が原因

メニエール病の原因は「内耳が水ぶくれになり腫れていること」です。これは、内耳のリンパが増えた状態で「内リンパ水腫」といいます。

なお内耳は「蝸牛」「三半規管と耳石器」に分けることができますが、どちらが水ぶくれになるかによって異なった症状があらわれます。めまいはなく、難聴だけを感じる場合には「蝸牛」に強めの水ぶくれが起きている可能性があります。水ぶくれの程度が弱ければ、耳の感じや聴覚に多少違和感が出る程度の症状です。逆に難聴ではなく、めまいのみ症状が現れる場合には「三半規管と耳石器」に水ぶくれが起きている可能性があります。

根本的な原因について

先ほどご紹介したように、ストレスや疲労が根本的な原因として疑われます。この他、睡眠不足や性格上の特性も関係していると考えられます。特に、真面目で几帳面な性格だと、ストレスや疲労を溜めやすいため、結果としてメニエール病発症のきっかけになる可能性も考えられるでしょう。さらに気圧の変化も、根本原因の1つと言われています。

メニエール病の診断方法と類似する病気とは

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明確な診断基準が存在

メニエール病には明確な診断基準があります。最も重要なポイントは「症状が反復して起こる」という点です。耳鳴りや難聴を伴うめまいが「反復して起こる」というケースでは、メニエール病である可能性が高いと判断できます。

ただし「メニエール病非定型例」(症状が「めまい」あるいは「聴覚症状」の一方だけ)に場合には、より慎重な経過観察と検査によって、類似の病気を除外して診断を下す必要があります。なお、メニエール病の診断基準はこれまで、厚生労働省の研究班によって作成された「メニエール病診断の手引」(1974)が利用されてきましたが、アメリカの診断基準とも照らしてながら、2008年に改訂されました。改訂の一例としましては、めまいの時間は「10分程度〜数時間程度」とされていますが、患者さん自身が正確に把握することが困難ですから「一限的には規定できない」と表現されています。

メニエール病と類似する病気とは

めまい、頭痛、耳鳴りがあれば「すぐにメニエール病」と判断できるわけではありません。このような症状を示す病気は他にもありますので、その可能性を検査や診断などで除外した上で最終的な診断を下す必要があります。以下、メニエール病と類似する病気をご紹介します。

・外リンパ瘻 ・内耳梅毒 ・聴神経腫瘍 ・中枢性疾患

メニエール病の治療方法とは

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主な治療方法

薬による治療がメインとなります。「抗めまい薬」ほか「内リンパ水腫に対する薬」を主として、ときにはビタミン剤や循環改善薬、抗不安薬などを併用します。めまいや発作による吐き気などが強い場合には薬が飲めない場合もあるでしょう。このような場合には、安静の状態で点滴を実施します。

生活習慣の改善が不可欠

どの治療方法でも、生活習慣の改善は必要不可欠と言えるでしょう。メニエール病にはストレス・睡眠不足・疲労が関与しているという事はすでにご紹介しました。これは「薬による治療」だけでは不十分であることを意味します。薬は、症状の抑制に役立ちますが、生活習慣の改善などでその根本原因をなくしていく努力が必要です。働き方、休み方を始め、食習慣、運動習慣なども含めた「トータルな生活習慣の改善」を考えることが望ましいでしょう。

まとめ

メニエール病の症状はわかりやすい反面、類似の症状が現れる病気も少なくないため、医師(専門医)でないと正確な診断は難しいでしょう。急にめまいが来ると、不安のあまりパニックになってしまう人も少なくないようですが、まずは安静な場所でラクにして休みましょう。長くても数時間でおさまりますから、不安になる必要はありません。薬による治療も可能なので、できるだけ早く医師の診察を受けて、指示やアドバイスを仰ぐようにしましょう。


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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