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頑張って片付けても、時間がたてば雑然とした状態に……。いいかげんお片付けのリバウンドから抜け出したい!難しく思える片付けも、実はルールは3つのみ。無理せずにすっきりが続く、収納リフォームの約束を紹介しよう。
片付けやすい収納は「配置」「仕組み」「量」が計算されているもの配置、仕組み、量、それぞれにおけるポイントを押さえれば片付けなくても片付く住まいが手に入る!
すっきりとした空間が続くための、3つの約束を見ていこう。
約束1 「使う物の側」に収納を配置
収納までの距離が遠いと“ちょい置き”が増える
物が散乱するのは、元にあった場所に戻さないから。とはいえ、元に戻すだけと思っていても、収納までの距離がほんの少し遠いだけで、片付けるのが一気に面倒になりストレスに……。結果、あちこちに“ちょい置き”が増えてすぐに散らかってしまう。収納は生活動線に合っていて、使う物のすぐ近くに配置することがお約束だ。例えば、小さな子どもがダイニングテーブルで勉強や遊びをするなら、収納は子ども部屋ではなくダイニングにつくるなど。外出に必要な上着やバッグの置き場を玄関収納につくるのも手だ。使う人・物の側に収納を置くことが最大の予防策になる。
約束2 出し入れしやすい「仕組み」をつくる
探し物、無駄買いはデッドスペースが原因
どこにしまったかわからず行方不明、ないと思って買ったら奥から出てきた。そんな失敗の原因は収納内のデッドスペースにあり。収納はサイズや中のつくりなどの使い勝手が重要だ。大切なのは、アイテムの場所を明確にしつつ、出し入れしやすい仕組みをつくること。仕切りのない収納に無造作に物を置くとデッドスペースが生まれやすい。物に合わせて棚の高さや幅を調整すれば、一目で中がわかりやすくなり、収納スペースも増える。棚はA4の書類や雑誌などが入る「奥行き30cm」程度が便利。奥行きが浅い収納は一目で見渡せて、探し物や無駄買いを防げる。
【COLUMN】アイレベルを意識しよう約束3 生活スペースを減らさずに「収納量」を増やす
「とりあえず置き家具で」はすっきり空間の大敵!
収納が足りないと、片付けたつもりでも物の場所を移動しただけで実は一向に片付かない。とはいえ、物を減らすのも難しい。ならば、リフォームで収納量を増やすべき。しかし、古い家は造り付けの収納は少なく、押入れや天袋が中心。これらは奥行きが深くて使いづらい。そこで物が増えると置き家具を買い足して部屋が狭くなる……。置き家具はやめてリフォームで収納を造作すれば、生活スペースはそのままで、空間もすっきりして収納量アップ。押入れはクロゼットにすると大量の服が収まり、天井から床まで無駄なく使える上、物の場所が決まり片付けやすくなる。
ここまで見てきたように、片付けやすい家は「配置」「仕組み」「量」の観点で収納がしっかり計算されている。この3つの約束を守ることで、今度こそ“すぐに散らかってしまう家”とはおさらばしよう!
構成・取材・文/藤井たかの
●取材協力この記事のライター
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