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【医師監修】つたい歩きはいつから?早すぎるとO脚になるって本当?

目次

つたい歩きをなかなか始めなかったり、逆に早くからつたい歩きを始める姿を見て、心配するお母さんお父さんもいることと思います。今回はつたい歩きを始める一般的な時期や、O脚との関係などについてお話します。

この記事の監修ドクター 梁尚弘先生 りょうキッズクリニック(埼玉県所沢市)院長。平成10年順天堂大学卒業後、日本大学小児科研修医、沼津市立病院小児科、横須賀市立市民病院小児科、日本大学小児科助教、瀬戸病院小児科医長を経て現在に至る。小児科専門医。

つたい歩きはいつごろから?

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首すわりからつかまり立ちまでの発達

赤ちゃんの体は、頭に近いところから順番に動かせるようになっていきます。そのため、首すわりからつかまり立ちまで進んでから、つたい歩きを始めます。

デンバー発達判定法で、25~90%の赤ちゃんがつかまり立ちまでの粗大運動をできるようになる月齢は次の通りです[*1]。

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つたい歩きはいつごろ?

90%の赤ちゃんがつたい歩きできるようになる時期は1歳2~3ヶ月といわれています。

ただし、生まれた時の体重が少なければ少ないほど、つたい歩きを始める時期もゆっくりとなります。 生まれた時の体重が1000g未満の場合、1歳7~8ヶ月で90%の子がつたい歩きをできるようになります。1000~1499gの場合は1歳5~6ヶ月、1500~1999gの場合は1歳4~5ヶ月で90%の赤ちゃんがつたい歩きをマスターするのです[*2]。

中には上の時期よりも早くつたい歩きを始めたり、なかなかつたい歩きをしない子もいます。

発達のスピードは赤ちゃんによって違うので、多少の違いはあるものです。上の月齢と赤ちゃんがつたい歩きを始める時期が違っても、気長に見守ってあげてくださいね。

つたい歩きが早いのはいいの?まずいの?

自然につたい歩きしたなら大丈夫

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つたい歩きを始めるのが早すぎると、足腰に負担がかかるのではないかと気にするお母さんお父さんもいるかもしれません。

でも、赤ちゃんが自然につたい歩きを始めたのなら問題はありません。

赤ちゃんは、楽しみながらハイハイやつかまり立ち、つたい歩きをくり返します。 楽しく体を動かしているうちに筋力もついてきて、自然に次の運動段階に進んでいきます。 そのため、楽しく動き回っているうちに、早めにつたい歩きもできるようになることがあるのです。

無理やりつたい歩きをさせると、心にも体にも負担をかけてしまいますが、赤ちゃん自身が自分からやりたがっているならそれは自然なこと。お母さんお父さんも一緒に新しい動きができるようになったことを喜んであげてくださいね。

つたい歩きとO脚は関係ある?

つたい歩きが早くてもO脚にはなりません

O脚とは、立って、または仰向けになった姿勢で、左右の足関節をつけた時に両膝が離れることを言います。

つたい歩きを始めるのが早いとO脚になる、という噂がありますが、これは事実ではありません。赤ちゃんがO脚なのは珍しいことではないからです。

赤ちゃんの脚の形については、次の項で詳しく説明します。

1歳頃まではO脚が多いもの

お腹の中の赤ちゃんは、全身を丸めています。そのため、生まれた直後の赤ちゃんはたいていO脚です。

歩けるようになる1歳代になっても、まだO脚の子はたくさんいます。1歳6ヶ月児健診ではよく「O脚ではないか」という相談がありますが、たいていの場合は問題がありません。

ほとんどのO脚の赤ちゃんは、特に対処をしなくても、だんだんとまっすぐな脚になっていきます。3~4歳でははっきりとしたX脚となり、5~6歳には改善して軽めのX脚となります。それ以降はあまり変化は起こりません[*3]。

つたい歩きを始めるのが早くても遅くても、赤ちゃん時代はO脚なのが自然なのです。

つたい歩きの始まりが気になったら

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なかなかつたい歩きしないことも

つたい歩きを始めるのが早くて心配というお母さんお父さんがいる一方で、赤ちゃんがなかなかつたい歩きを始めなくて気になる、というお母さんお父さんもいることでしょう。

発達のスピードは1人1人で違うものです。

そのため、正常に発達していても90%の赤ちゃんがつたい歩きをする1歳2~3ヶ月以降につたい歩きを始めることもあるのです。

赤ちゃんの発達がマイペースでゆっくりめだったとしても、焦らず気長に発達を見守ってあげてくださいね。

無理やりやらせるのは×

つたい歩きをなかなか始めなくても、無理やり立たせて練習させようとするのはおすすめできません。 無理な練習で体に負担をかけたり筋肉を傷めると、逆に発達が遅れることにもつながります。

運動発達は赤ちゃんが自然に獲得していくものです。 嫌がっているのにつたい歩きをする練習をさせないようにしてくださいね。

歩行器は事故を起こすことも

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つたい歩きができない赤ちゃんに、早く歩かせることを目的に歩行器を使わせるのも、おすすめできません。

歩行器は事故の原因となることもあり、歩行器に入ったままで転ぶと、頭を強く打って怪我をしやすいことが報告されています。そのため、海外では歩行器を販売しないように法律で禁止されている国もあります[*4]。

少しでも子供の発達を促したいと思う気持ちはわかりますが、そもそも、大人になれば歩き始めが早くても遅くても、人生にはあまり影響しません。無理に使わせる必要はないでしょう。

赤ちゃんが歩行器が好きなら、楽しく使うのもいいでしょう。その場合は転ばないように段差のない安全な場所を選んで、使っている間は大人が見守ってあげてくださいね。

かかりつけの小児科に相談を

つたい歩きを始める時期は赤ちゃんによって違うとわかっていても、赤ちゃんのつたい歩きが遅いと感じたり、その他にも発達の上で心配になることもあると思います。

そんな時には、自分一人で思い悩んだり自己流の解決方法を探さないで、プロの手を借りるのがおすすめです。かかりつけの小児科や1歳6ヶ月健診などで相談してみてくださいね。

まとめ

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9割の赤ちゃんがつたい歩きができるようになる時期は1歳2~3ケ月ごろ。ただし、早い赤ちゃんは1歳になる前からつたい歩きを始めることもあります。特に何もしていないのに運動発達が進んだのなら問題はありません。早めにつたい歩きを始めても、それが原因でO脚になることもないので大丈夫です。 また、つたい歩きが遅いと感じても、無理やりトレーニングすると赤ちゃんの体に無理をさせてしまいます。歩行器も転倒事故を起こしやすいので、歩行を促すにはあまりおすすめできません。赤ちゃんの発達が気になったら、かかりつけの小児科や健診などで相談してみると安心です。プロの目で今の赤ちゃんの状態を診てもらいながら、長い目で赤ちゃんの成長発達を見守っていきたいですね。

(文:大崎典子/監修:梁尚弘先生)

※画像はイメージです

参考文献 [*1]デンバー発達判定法DENVERⅡW.K.Frankenburg.M.D.2005社団法人日本小児保健協会日本小児医事出版社 [*2]「乳幼児健康診査身体診察マニュアル」国立成育医療研究センター(平成30年3月) [*3]滋賀県立小児保健医療センター「O脚・X脚」 https://www.pref.shiga.lg.jp/mccs/shinryo/sekegeka/shikkan/107314.html [*4]「赤ちゃん&子育てインフォ」母子衛生研究会 https://www.mcfh.or.jp/

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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