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【専門家監修】赤ちゃんにチーズはあげていい?離乳食期のチーズの注意点

目次

たんぱく質やカルシウムが豊富で、種類も多いチーズ。おいしいだけでなく栄養価も高いことが知られていますが、ナチュラルチーズが好きという人も多いようです。そこで気になるのが「赤ちゃんはチーズが食べられるの?」ということ。離乳食期の赤ちゃんに向くチーズの種類やおすすめの調理法などについて知っておきましょう。

この記事の監修管理栄養士 川口由美子(管理栄養士/母子栄養指導士) 一般社団法人母子栄養協会 代表理事 女子栄養大学 生涯学習講師。大学時に小児栄養学を学んだのち、育児用品メーカーでベビーフード開発を経て栄養相談、離乳食レシピ執筆、講演会に携わる。2児の母。現在は、母子栄養協会にて離乳食アドバイザー®他、専門家を養成している。 ◆一般社団法人母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/

赤ちゃんはチーズが食べられるの?

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チーズには色々な種類があります。赤ちゃん向くもの、向かないものを把握しておきましょう。

チーズの分類

チーズには色々な種類がありますが、「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」に大別されます。

ナチュラルチーズは硬さなどによって分類されています。乳を乳酸菌や凝乳酵素の働きで豆腐のように固めて水分を減らし、多くの場合、発酵熟成させて作ります。乳酸菌が生きているため、熟成とともに風味が変わります。

一方、プロセスチーズはナチュラルチーズ1種類、または数種類を加熱して溶かし、乳化・成型したものです。加熱により発酵熟成が止まるので、ナチュラルチーズに比べて風味が一定し、保存性が高くなります。スライス、6P、スティックなどがあります。

かつて日本では、チーズといえばプロセスチーズが主流でしたが、近年では、様々な種類のナチュラルチーズが輸入され、親しまれるようになりました。

では、赤ちゃんが食べられるチーズとはどのようなものなのでしょうか。

まず、栄養素についてですが、チーズには牛乳の栄養成分が凝縮されているため、たんぱく質、脂質、ビタミンA、B₂、カルシウムが豊富です。特に、注目したいのはたんぱく質とカルシウム。これらは赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素です。

一方、チーズには脂質も多く含まれています。種類によっては塩分が多いものあります。赤ちゃんは塩分や脂質が少ないチーズは食べられるので、種類を選んで取り入れるといいでしょう。

なお、厚生労働省の資料(授乳・離乳の支援ガイド)では、乳製品について以下のような記載があります[*1]。

カッテージチーズ、パルメザンチーズ、スライスチーズを使ってみよう

チーズは離乳中期(生後7〜8ヶ月ごろ)、つぶしがゆや野菜に慣れてきたらトライしましょう。

ファーストチーズにおすすめなのは、脂肪分や塩分が少ないカッテージチーズ。離乳食後期や完了期になっても使いやすいチーズですよ。にんじんやさつまいもをカッテージチーズであえたり、じゃがいもに混ぜておやきにしたりなど、おすすめです。

粉チーズでよく見かけるパルメザンチーズは、カルシウムが非常に多いのが特徴ですが、脂肪分や塩分も多いので使いすぎには注意が必要です。おかゆやパンがゆ、肉や魚のおかずなどに少量をふりかけて風味づけに利用しましょう。始める時期としては、ほんの少量であれば離乳中期(生後7〜8ヶ月ごろ)から使えます。

離乳後期(生後9〜11ヶ月ごろ)になり、歯ぐきでつぶせる固さものが食べられるようになったら、プロセスチーズが食べられます。使いやすいのはスライスチーズやピザ用チーズ。グラタンなどがおすすめです。こちらも脂肪分・塩分が多いので、量には気をつけてくださいね。

チーズを食べさせるときに気をつけたいこと

赤ちゃんに乳製品を食べさせるとき、食物アレルギーを心配するママが多いようです。その他、塩分や調理法など、赤ちゃんにチーズを食べさせる時に気をつけたいことを解説します。

食物アレルギーに注意

0歳の食物アレルギーの原因は、鶏卵、牛乳、次いで小麦です[*2]。牛乳アレルギーの多くは加熱や発酵をしても変化・分解しにくい「カゼイン」が原因なので、牛乳が原料のチーズでもアレルギー反応を起こす可能性があります。すでに牛乳アレルギーと診断されている場合は、医師の指示に従いましょう。

また、チーズを含め初めての食材を食べさせるときは、万が一、異変があったときにすぐに医療機関を受診しやすいように、平日の午前中を選ぶと安心です。

なお、食物アレルギーを恐れて、離乳食の開始時期やたんぱく質源の摂取開始を遅らせる人がいますが、それにより食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はありません。食物アレルギーが疑われる症状がある場合は、自己判断せずに医師の指示を仰ぎましょう。

量に注意

カッテージなどのフレッシュチーズは塩分が少なめですが、パルメザンなど熟成期間が長いものやプロセスチーズは塩分が多いのが特徴です。

6〜11ヶ月の赤ちゃんの1日の塩分の摂取目安量は食塩で1.5g、1〜2才の1日の目標量は食塩で3.0g未満です[*3]。

各チーズの塩分量は以下の通りです(gは食塩相当量)[*4]。 ●カッテージチーズ小さじ1(3g)の塩分は0.03g ●パルメザンチーズ小さじ1(2g)の塩分は0.08g ●スライスチーズ1枚(18g)の塩分は0.5g程度

母乳やミルクにも塩分は含まれますし、他にもいろいろな食品に塩分が含まれています。チーズを食べることで、さらに上乗せして塩分をとってしまうことを理解し、どちらかといえば調味料のようにしてチーズを活用するといいでしょう。

チーズと組み合わせる他の食品や調味料の塩分を考慮して、とりすぎないように注意しましょうね。

調理法に注意

「ベビーチーズ」という商品がありますが、これは、プロセスチーズを小さくカットしたもので、「赤ちゃん向きのチーズ」という意味ではありません。ベビーチーズや6Pチーズはスライスチーズに比べて厚みがあるので、歯ぐきで噛める固さのものが食べられるようになる離乳完了期(生後12〜18ヶ月ごろ)から食べられます。しかし、誤嚥の危険性があるため、そのまま与えることは避けて。小さく切って使用した場合も、よく噛んで食べているかどうかを見守りましょう。

また、ナチュラルチーズには非加熱のものがあります。赤ちゃんに食べさせるときは加熱すると安心です。

まとめ

チーズはカルシウムを含むたんぱく質源として、離乳食期の赤ちゃんでも食べられる食材です。でも、種類によっては塩分や脂肪分が気になるので、まずはカッテージチーズなどから始め、粉チーズやプロセスチーズは量に気をつけて取り入れましょう。

(文:村山真由美/監修:川口由美子先生)

※画像はイメージです

参考文献 [*1] 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド2019」p.32 https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf [*2]日本小児アレルギー学会「食物アレルギー診療ガイドライン2016第3章 疫学・自然歴」 https://www.jspaci.jp/allergy_2016/chap03.html [*3]厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)乳児・小児」p.397-8 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042642.pdf [*4]文部科学省「日本食品標準成分表 13.乳類」 https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365419.htm 一般社団法人部本乳業協会HP https://www.nyukyou.jp/

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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