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【医師監修】胎嚢と胎芽が確認できる時期は?見えない時の原因について

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目次

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超音波検査では妊娠の週数が進むにつれ、赤ちゃんを包み込む胎嚢や、赤ちゃんのもとになる胎芽、心拍などが確認できるようになり、妊娠が確定します。確認できる時期や、見えなかった場合の原因などについて説明します。

この記事の監修ドクター 産婦人科医齊藤英和先生 梅ヶ丘産婦人科勤務、国立成育医療研究センター臨床研究員、神戸元町夢クリニック顧問、浅田レディースクリニック顧問、近畿大学先端技術総合研究所客員教授、1 more baby 応援団理事、ウイメンズヘルスリテラシー協会理事。山形大学医学部卒業後、同大学、国立成育医療研究センターを経て現職。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖専門医、医学博士

胎嚢とは︖

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Getty logo

胎嚢って何︖形は︖

おなかのなかで赤ちゃんを包んでいる袋のことを「胎嚢」と言います。妊娠初期の超音波検査では、円に近い形で黒く映ります。

胎芽って何︖

「胎芽」は「赤ちゃんの素」のようなもの。受精卵は胎芽になり、やがて胎児へと成長していきます。器官の形成が不十分な妊娠8週未満を胎芽と呼び、8週目以降を胎児と呼んでいます(妊娠10週未満を胎芽期とする説もあります) 。超音波検査ではまず胎嚢が映り、やがて胎嚢の中に胎芽を確認できるようになります。

胎嚢と胎芽を確認できるのはいつ︖

胎嚢が確認できる時期は︖

妊娠4週前半頃には基礎体温の高温相が14日間以上続いていたり、妊娠反応が陽性になったりしますが、胎嚢はまだ小さいので、超音波ではっきり確認することはできません。

確認できるようになるのは、4週の終わり頃から。なお、おなかの上から見るタイプの超音波検査ではなく、腟の中に棒状の超音波発信装置を入れ、より近くから観察する経腟式超音波では、4週後半 から胎嚢を確認できる場合もあります。

画像上の胎嚢は黒い円のような形で、周囲に白い縁取り(=絨毛膜)があります。 妊娠5週前半になると、胎嚢の中にリング状 の「卵黄嚢」が見え始めます。胎芽は卵黄嚢内のどこかにいるはずですが、まだ超音波でその存在を確認できません。

胎芽が確認できる時期は︖

妊娠5週後半から6週前半にかけて卵黄嚢の中に胎芽が見え、徐々に膨らんで、やがて心拍が点滅して確認できるようになります。心拍は早ければ妊娠5週、遅くとも妊娠6週末には確認できます。

胎芽はどんどん大きくなり、妊娠7週を過ぎると細長く見えます。やや頭側のほうが丸く、尾側の方が細く、その中心の透き通った部分が点滅し、心拍を刻みます。その後少しずつ、胎児の頭部と体幹の間にくびれができ、頭部と胴体が区別できるようになります。

胎嚢と胎芽の成⻑速度は︖

胎嚢は妊娠4週後半から直径2~4mm径で確認され、妊娠6週以降は、週におよそ1cmずつ成長するとされています。 また、胎芽は妊娠9週までは1日約1mmずつ成長するという報告があります。

胎嚢と胎芽の⼤きさ

妊娠5週の⼤きさ

胎嚢や胎芽の大きさには個人差があります。

5週目の胎嚢の直径は5~15mmくらいです。 5週後半くらいから約2~3mmの胎芽 が見え始めます。

妊娠6週の⼤きさ

胎嚢の直径は約10~25mmで10後半mm前後が平均です。 胎芽は妊娠6週後半になると6mm程度になります。

妊娠7週の⼤きさ

胎嚢の直径は15~35mm程度と個人差が大きくなり、平均約25mmです。 胎芽は10mmくらいです。

胎嚢や胎芽、心拍が確認できない時

胎嚢や胎芽が⾒えない原因は︖

尿検査で妊娠反応が出たのに、超音波検査で胎嚢が確認できないという場合は「赤ちゃんが育っていないのでは」と、心配になりますよね。

胎嚢や胎芽はある程度の大きさにならないと、超音波検査の画像に映りません。最終月経開始日の勘違いや排卵日のずれにより想定していた妊娠週数が実際と異なる場合もあれば、 発育には個人差があり、発育が遅めでまだ画像上に見えてきていない可能性もあるので、超音波検査で確認できない場合は少し時間をおいてから再検査をします。

こうした可能性を除いて「もう見えてこなければおかしい」という時期になっても胎嚢や胎芽を確認できない場合は、流産や子宮外妊娠(卵管など子宮以外のところに受精卵が着床してしまうこと。異所性妊娠とも言う)、胞状奇胎などの可能性もあります。医師の指示に従って、適切な検査や治療を受けてください。

⼼拍が確認できれば大丈夫︖

正常な経過では、妊娠5週後半~6週頃に赤ちゃんの心拍を確認できます。拍動数は1分間に90~100回で始まってだんだん増えていき、 9週中頃には170~180回のピークに達します。以後は少しずつ減って、16週には150回ほどに落ち着きます。

妊娠初期の流産率は15%程度とされていますが、8週頃にある程度の大きさまで成長し 正常な回数で拍動していることが確認できれば、それ以降に流産が起きる確率はぐっと少なくなります。

確認できないときの経過観察について

胎嚢や胎芽、心拍が確認できなくても、正常な経過の範囲内で発育がゆっくりということもあります。確認できなかった時には、数日空けて再度超音波検査を行います。

胎嚢確認後の流産について

確認できても流産することもあるの︖確率は︖

妊娠すると、超音波の画像上でまず胎嚢、次に胎芽、そして赤ちゃんの心拍が確認できるようになります。心拍は早ければ妊娠5週、遅くても6週末には確認できます。

妊娠7週以降で胎嚢は見えているのに胎芽やその 心拍が確認できなかったり、一度は確認できた心拍が消えてしまった場合には、「稽留流産」の可能性があります。

稽留流産は、腹痛や性器出血といった流産の症状が出ていないにもかかわらず、おなかの中で赤ちゃんが死亡してしまっている状態のこと。稽留流産も含めた流産の確率は、全妊娠の15%前後と言われています。

この場合、胎芽などの子宮内容物はやがて自然に排出されることも多いですが、状況によっては最初から手術で取り除く場合も あります。

流産の原因は︖

妊娠22週未満におなかの中の赤ちゃんが亡くなってしまうことを流産と言いますが、中でも12週未満に起こる「早期流産」の原因は、染色体異常など赤ちゃんの側に原因がある場合が8割以上を占めています。

流産を防ぐには︖

染色体異常など赤ちゃん側の原因による流産は、受精の瞬間に流産になる運命が決定してしまったようなもの。つまりお母さんの妊娠初期の仕事や運動などが原因ではなく、防ぎようのない流産です。流産の進行を止める方法もありません。

自分を責めないで、次の妊娠に向けてできるだけ気持ちを切り替えていくことが大切です。

まとめ

超音波の画像で胎嚢と胎芽が見え、やがて妊娠5~6週に⼼拍が確認されれば、妊娠が確定します。

確認できなかったとしても、赤ちゃんの発育スピードには個人差があるのであまり焦らないで。次回の検査まで、ゆったりとした気持ちで過ごすようにしましょう。

(文:熊谷わこ、監修:齊藤英和先生)

※画像はイメージです


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情報提供元:マイナビウーマン子育て



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