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【医師監修】妊娠超初期に下腹部痛は起こるもの? 妊娠の兆候としての下腹部痛とPMSとの違いとは?

目次

妊娠を待ち望んでいる女性にとって、生理開始予定日前の2週間ほどはやきもきする期間ですね。このころに「下腹部痛」があったら、そこから妊娠の可能性を探ることはできるのでしょうか?ここでは、妊娠超初期の下腹部痛と、それによく似たPMSによる下腹部痛について解説します。

この記事の監修ドクター 産婦人科医・医学博士宋美玄先生 大阪大学医学部医学科卒業。丸の内の森レディースクリニックの院長として周産期医療、女性医療に従事する傍ら、テレビ、書籍、雑誌などで情報発信を行う。主な著書に、ベストセラーとなった「女医が教える本当に気持ちいいセックス」がある。一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会代表理事

下腹部痛は妊娠超初期の兆候?

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妊娠のかなり早期の期間は、俗に「妊娠超初期」と呼ばれることがあります。医学用語ではないのできちんと定義されているわけではありませんが、生理開始予定日より前の期間、つまり妊娠4週未満までを指す場合が多いようです。

通常、妊娠検査薬は生理開始予定日の1週間後以降に使用するとされているし、このころは産婦人科での超音波検査でもまだ妊娠を確定できない時期です。

妊娠を待ち望んでいる女性にとっては、早く知りたいのに確定することができない、もどかしいころ。そんな時期に下腹部痛を感じたら、「もしかして妊娠の兆候かも!?」と気になるかもしれません。

この時期に下腹部痛が起こることはあるの?

そもそも、妊娠超初期に下腹部痛が起こることはあるのでしょうか?

妊娠は受精卵が子宮内膜にくっつき、潜り込んでいく「着床」により成立しますが、この着床によって痛みを感じることは普通ないと考えられます。なぜなら、子宮に潜り込んでいく受精卵はとても小さいからです。「着床出血」といって少量、出血することはあります。

ただ、受精卵が着床すると、女性の体内で分泌されるホルモンに大きな変化が生じます。そのうちのひとつ、プロゲステロン(黄体ホルモン)が胃や腸などに作用すると、食物の通過が遅くなり、便秘を引き起こすことがあります。これを腹痛やお腹の張りといった症状として感じる可能性はあります。

また、もともと鶏の卵くらいの大きさの子宮は、妊娠3ヶ月末(妊娠11週)ごろには握りこぶしくらいの大きさにまで大きくなります。このように大きくなっていく準備として、妊娠すると、子宮への血流は増え、筋肉が伸びます。

子宮を支える靱帯(じんたい)や広間膜(こうかんまく)といった周辺の組織も子宮の成長に伴って引っ張られていきます。こうした子宮自体やその周辺組織の変化が妊娠超初期にすでに始まっていれば、生理痛のようなおなかの張りや違和感となって現れる可能性もあります。

妊娠の影響による下腹部痛ではないことも

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妊娠以外の要因が下腹部痛を引き起こすことも、もちろん考えられます。

PMSの症状である可能性

生理の3~10日前には、月経前症候群(PMS:Pre Menstrual Syndrome)と呼ばれる不快な精神的・身体的症状が出る場合があります。

PMSの症状には、イライラ、集中力の低下、眠気、落ち込む、不安などの精神的なもの以外にも、頭痛、腰痛、胸の張り、むくみなどといった身体的症状があり、腹痛を感じることもあるのです。

PMSが起こるのも生理予定日前

PMSが起こる「生理の3~10日前」という時期は、妊娠していた場合は妊娠超初期にあたります。つまり、この時期には妊娠の有無にかかわらず、下腹部痛を含む、何らかの不快な症状が起こる可能性があるということです。

妊娠超初期とPMSの症状をみわけることはできる?

妊娠検査薬も超音波検査も頼りにできない妊娠超初期に、症状だけから妊娠の有無をうかがい知ることはできるのでしょうか。

症状だけで妊娠の有無を知るのは難しい

妊娠超初期に起こる症状とPMSの症状の違いは、残念ながらほとんどありません。

つまり、生理開始予定日より前に「下腹部痛」を感じたからといって、妊娠していると判断はできないのです。

ただ、PMSの症状であった場合は、生理が始まると消えたり軽くなったりするでしょう。

「あとから考えるとあれが妊娠のサインだったのかも」など、先輩ママなどから耳にすることもあるかもしれませんが、誰にでもあてはまるものではないと考えておきましょう。

一刻も早く妊娠しているかどうか知るためにはどうすればいい?

妊娠しているかどうか、早めに知りたい場合は、基礎体温または妊娠検査薬を活用しましょう。

基礎体温の場合、高温期が17日以上続いて生理が来ないときは妊娠の可能性が高いです。妊娠を希望する女性は日ごろから基礎体温をつけておくと良いですね。この兆候がみられたら、妊娠検査薬を使ってみましょう。

妊娠検査薬は、生理開始予定日の1週間後から使えるようになります(早期妊娠検査薬は生理開始予定日から)。妊娠検査薬で陽性が出たら、産婦人科を受診しましょう。

通常の妊娠検査薬を生理開始予定日に使った場合(フライング検査)でも陽性判定が出ることはありますが、フライング検査では、実は妊娠しているのに陰性と出る可能性もあるので、できるだけ説明書にある使用期間に使いましょう。

なお、フライング検査や早期妊娠検査薬で陽性反応が出た場合は、とくに体調などに変化がなければ、その1週間後に通常の妊娠検査薬を使い再度陽性となるかどうか確認してから、産婦人科を受診すると良いでしょう。

まとめ

妊娠超初期に下腹部痛が起こることはありえます。ただ、症状だけから妊娠の可能性を知るのは難しいものです。妊活中、生理の前に何か症状があると、妊娠の兆候と結び付けて考えがちですが、はやる気持ちをぐっと抑えて、適切な時期に妊娠検査薬で検査してみましょう。

(文:マイナビウーマン子育て編集部/監修:宋美玄先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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