読み込み中
ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

産後の抜け毛の原因は?早く改善させるためのポイント5つ

このコラムにありがとう

目次

産後の抜け毛はホルモンバランスの乱れによって起こるもので、一過性であり誰にも起こりうることです。改善を早めるためには生活習慣を正したり、睡眠不足を解消することで効果が得られます。

この記事の監修ドクター

産婦人科専門医高橋しづこ先生 1995年、米国オレゴン州私立Reed Collegeを卒業。1997年、東海大学医学部へ入学。同大卒業後、東京大学医学部大学院より医学博士。その後は日赤医療センターや山王メディカルセンターで非常勤医師。A型・いて座。自身は39歳で第1子、41歳で第2子と、43歳で第3子高齢で出産。高齢不妊・妊娠・出産のつらさや痛みが分かるぶん、患者さんのお話にはできるだけ真摯に耳を傾けたいというのが信条。趣味はサイクリングで、通勤にもロードバイクを愛用するアクティブな一面も。

産後の抜け毛はなぜ、いつまで起こる?

465280909

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

主な原因はホルモンバランス

出産の薄毛や抜け毛は、分娩後脱毛症とよばれます。この分娩後脱毛症の原因は、女性ホルモンにあります。女性ホルモンには、排卵の準備を行う卵胞ホルモンである、エストロゲンと妊娠を助ける黄体ホルモンである、プロゲステロンの2種類があり、一定の周期でそれぞれの分泌量を変えながら女性の体を保っています。

妊娠中はおなかの子供に栄養を取られてしまいますが、妊娠後期になると、プロゲステロンが優位にたっていることによって、毛髪の成長期が維持されています。しかし、出産後は血中のホルモンの濃度が妊娠前に戻るため、一気に毛髪が休止期に入ってしまいます。通常は、毛根の数だけランダムに成長期と休止期を繰り返していた毛周期が、出産によって休止期がピタッとそろってしまうため、一気に毛がごそっと抜けたように感じます。

このように、ホルモンバランスの崩れによって起こるので、若い女性でも産後の薄毛や抜け毛に悩んでしまう方が多いのが現状です。

産後の抜け毛の時期

産後の抜け毛については、出産後すぐに多くの髪の毛が一気に抜けてしまい、髪の毛が生えるまでの休みの時期である休止期に入ることによって、一時的に髪が少なく、薄くなってしまいます。そして、休止期の2~3か月を過ぎれば髪が生え始め、元のヘアサイクルに戻ると、髪の量も改善されていきます。そのため、産後の抜け毛がいつからいつまでかは、女性ホルモンの分泌量や生活習慣などで個人差はありますが、一般的には産後すぐから抜け毛や薄毛の症状が見られ、産後6か月後、遅くても産後1年後で戻ることが多いようです。

しかし、その一方で、中にはそのまま抜け毛が増えてしまったり、薄くなった髪が戻らなくなったりしてしまうこともあるようです。

産後の抜け毛を長引かせる要因

510231594

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

育児のストレスが助長しているかも

出産後の生活は常に赤ちゃんが中心となり、思い通りにいかなかったり、夜泣きなどで寝不足が続いたりしがちです。そうすると心身ともに疲れてしまい、ストレスがたまりやすくなります。そのストレスによって交感神経が優位な状態になって筋肉に血液が集中し、内臓への血液供給が低下して血行不良になり、毛髪に悪影響を及ぼします。

睡眠不足が関係しているかも

適切な睡眠をしていないと新たな細胞が作られにくくなるため、髪がやせ細り、脱毛や薄毛を助長してしまいます。髪は睡眠時に分泌される成長ホルモンによって作られるのですが、成長ホルモンの分泌が大量に行われる時間は22時~2時の間です。普段であれば寝ることができる時間でも、出産直後は赤ちゃんの夜泣きなどにより、頻繁に起きなければなりません。そのため22時から2時の間に睡眠をとることはなかなか難しいでしょう。

無理なダイエットしてない?

妊娠によって増加した体重をどうにか元に戻そうと、必死にダイエットをするお母さんもいますが、これもまた薄毛や脱毛を促します。 急激に体重を減らすことで、自律機能の調節を行う総合中枢である視床下部に十分な栄養がいきわたらず、その結果ホルモンの分泌が低下します。これによって毛髪の発育が邪魔され、さらに抜け毛が増えてしまうのです。

産後の抜け毛の改善を早める5つのポイント

505716318

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

ストレスをためない

赤ちゃん中心となる生活で起こる育児ストレスも抜け毛や薄毛の原因の1つです。せめて食事は規則正しい時間にバランスよくとるようにし、育児中でも一息つける時間を作ったり、赤ちゃんの成長を楽しんだりしながら、ストレスと上手に付き合うよう努力してみましょう。また、授乳の時間をうまく調節することで、生活リズムを作ることもできます。自律神経のバランスを整えるためには、昼と夜の生活を逆転させないことが大切です。夜は眠れなくても、目をつぶって横になるだけでも大きく違います。

また、気に病みすぎないことも大切です。出産後の抜け毛や薄毛は一時的なものです。しかし、抜け毛にショックを受けて気に病みすぎてしまうと、今度はそのストレスが原因となって抜け毛が増えるというケースがあります。一定の期間を経るとホルモンバランスは元に戻り、抜け毛も自然と改称されるので、「出産後の抜け毛は誰にも起こる当たり前のことなんだ」という認識を持って気にしすぎないようにしましょう。

体をいたわる

出産後の赤ちゃんは夜泣きや思いもがけない体の変化もあったり、お母さんもいっぱいっぱいになってしまうでしょう。その上赤ちゃんの世話だけでなく、家事もやらなければならないとなると、とても1人では抱えきれなくなってしまうこともあるでしょう。

なんでも自分1人でやろうとするのではなく、時には夫や自分のお母さんなどに頼り、体を休めることも大切です。例えば少しの間赤ちゃんは夫にみててもらい、少しの時間でも仮眠をとったり、掃除などできそうなことはやってもらったりしましょう。また、疲れてしまったときは赤ちゃんと一緒にお昼寝をしたりすることもよいでしょう。

食事をおろそかにしない

赤ちゃんのことで忙しすぎて自分の食事をおろそかにしてしまったり、食べる元気がないからと言って食事を抜いたりしてしまうと、抜け毛や薄毛をかえって悪化させてしまいます。産後は特に赤ちゃんへの授乳にも栄養が取られるため、他の人よりも多く栄養を取ることが必要です。

抜け毛や薄毛を改善する食べ物も多くあります。まずは大豆イソフラボンを多く含む食べ物です。豆類の中でも大豆は特に効果があります。大豆には植物性タンパク質とイソフラボンが含まれており、大豆のイソフラボンは植物性エストロゲンといわれるほど、抜け毛対策にはいいといわれる食べ物で、乱れたホルモンバランスを整えることに大きく役立ちます。大豆は加工しても成分があまり失われないので、豆腐や納豆など様々な製品で摂取すれば飽きることもないでしょう。

また、マグロやカツオなどのタンパク質を多く含む食べ物も効果的です。髪の毛はケラチンというタンパク質が主となっており、これはビタミンB6とタンパク質を一緒に摂取しないと生成されないものです。その点で、マグロやカツオなどの魚にはタンパク質とビタミンB6が多く含まれており、頭皮環境を整えたり、代謝を促進する効果が期待できます。他にもビタミンB群を撮ることができる食べ物には豚肉、レバー、大豆があります。他にもタンパク質やビタミンが含まれている食べ物には、胡麻、野菜などがあります。

一方で、ミネラルを多く含む、ワカメ、ヒジキなども効果的です。ワカメ、ヒジキなどの海藻類は髪の成長に大切なミネラルが含まれており、そのミネラルは亜鉛、鉄、ナトリウムで、特に亜鉛は育毛ミネラルと呼ばれ、育毛サプリメントとして知られています。

そのほかにも、食物繊維だけでなく、ミネラルやビタミンも豊富で低カロリーなキノコ類、植物繊維と炭水化物を含み、正常な発毛サイクルを促進させる抗酸化作用を持つ、サツマイモなども頭皮の環境を整えてくれる食べ物として知られています。

過度・急激なダイエットはしない

体重を減らすために食事制限をする方法で過度なダイエットをしてしまうと、体に必要な栄養が不足してしまい、少ない栄養で体を動かさなければなりません。そうなると心臓や脳に栄養が優先的に運ばれてしまうので、髪の毛に十分な栄養がいきわたらなくなり、抜け毛をかえって悪化させてしまいます。また、自分の好きなものや美味しいものを食べれなくなることで、ストレスもにつながってしまいます。ダイエットをするなら食事制限などの過度なダイエットは控え、運動など、健康的に行えるダイエットにしましょう。

頭皮をケアする

頭皮に合わないシャンプーは頭皮湿疹の原因になり、抜け毛を増やしたり健康な毛髪の発達を遅らせることにつながります。産後の敏感な頭皮にはアミノ酸系のシャンプーなど、低刺激なものを使いましょう。シャンプーは頭皮をマッサージするイメージで洗い、すすぎ残しのないように洗います。「髪を美しくする」というより、「髪を育てる」ことに重点を置いたケアをすることが大切です。 また、シャンプー前のブラッシングも丁寧に行い、頭皮の血行をよくすることを心がけましょう。

育毛剤やサプリメントは使用できる?

494128844

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

産後減少してしまう栄養素などを補うために対策としてサプリメントを用いるのもいい方法です。 産後の抜け毛対策に主に必要なサプリメントには、葉酸・亜鉛・大豆イソフラボンが配合されているものがおすすめです。

葉酸には、血行促進、細胞分裂や増殖を助ける働きや、健康な髪に必要なたんぱく質を作り出す働きがあります。また、養蚕には育児中に陥りやすい睡眠トラブルや、ストレスにも効くので、葉酸を摂取することで、良質な睡眠を招き、ストレス緩和にもつながると考えられています。 亜鉛は、そのタンパク質から髪の毛のもとになるケラチンというたんぱく質を作る栄養素です。髪の毛の90%はケラチンでできているので、ケラチンの作る働きのある亜鉛は、抜け毛対策に欠かせない栄養素です。大豆イソフラボンは女性ホルモンの成分に類似し、女性ホルモンの減少によるホルモンバランスの乱れを改善する効果が期待されます。

さらに、より良い頭皮環境にするために育毛剤を活用することも効果的です。

まとめ

119699766

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

育児をしながら生活習慣を正したり、ストレスをためないようにすることはとても大変なことです。赤ちゃんや寝てる時間を活用して健康的な食事を作ったり、時には周りの人たちに協力してもらいましょう。「これは母親である自分の仕事だ」といってなんでも抱え込むのではなく、家族に協力してもらうことでより快適に育児もできるでしょう。

そして、産後の薄毛や抜け毛は一過性のもので誰でも起こりうることです。うまくカバーする方法やヘアバンドやウィッグでオシャレに見せることもできるので、あまり思い悩まないようにしましょう。


関連記事


情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年1月23日

この記事に投票する

回答せずに結果を見る

SNSでも新着記事をお知らせしていますmichill 公式アカウント

ログイン・無料会員登録