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【医師監修】離乳食で下痢になるのはなぜ? うんちの見分け方と対応、おすすめメニュー

目次

離乳食デビューの時や離乳食を進める過程で下痢になる赤ちゃんは少なくありません。離乳食で下痢になることがあるのはなぜでしょうか?普通のうんちと下痢の見分け方や診察を受ける目安、下痢の時のおすすめメニューについてもお話します。

離乳食で下痢になることがあるのはなぜ?

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離乳食を始めたころや、進めるなかで赤ちゃんが下痢をすることはよくあります。これはいったいなぜなのでしょうか。

内臓機能が未熟だから

赤ちゃんは大人に比べて、便秘や下痢になりやすいものです。 これは、内臓機能が未熟だからです。

離乳食を始めると、母乳やミルクだけをあげていた時期に比べて、明らかにうんちの形や臭いが変わります。これは、食べ物や飲み物に合わせて消化の仕方も変わっていくからです。

ところが残念ながら、赤ちゃんは内臓機能がまだ成熟していないため、形や臭いが変わるだけでなく、ときに下痢や便秘になってしまうこともあるのです。

赤ちゃんの下痢の見分け方

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赤ちゃんのうんちは大人に比べて、もともとゆるめです。そのため、赤ちゃんが下痢をしているかどうかを考える時には、最初に「普段のうんちと違うかどうか」を観察しましょう。

・いつもよりうんちの回数が増えた ・いつものうんちよりもさらにゆるい、または水っぽい

こうした時には、下痢の可能性があります。うんちの回数は一般にミルクより母乳の子のほうが多い傾向があるとよく言われますが、もともと個人差が大きいので、その子の普段の回数を把握しておくと良いでしょう。 なお、うんちがいつもよりもゆるくても、機嫌がよく元気で、離乳食に興味を見せていたら、離乳食を続けてかまいません。

いつもよりもゆるいうんちが続いたり、機嫌が悪かったり、食欲がない、元気がないといった時には、病気による下痢かもしれないので、かかりつけの小児科で相談してくださいね。

小児科へ行ったほうがいい下痢

こんな場合はすぐに受診して

下痢とともに起こる症状によっては、小児科ですぐに診てもらった方がいいものもあります。 目安となるのは次のような症状です[*1]。

時間外でも救急などですぐに受診するべき症状

次のような症状がある場合は、すぐに診療を受けましょう。

☑ 半日以上水分が飲めずにいる ☑ ぐったりとしている ☑ 口や舌が乾いていて、涙も出ない ☑ おしっこが出ていない ☑ 多量の血便をした、または血便とともに機嫌が悪かったり嘔吐の症状がある(※) ※便に少し血が混ざった程度の少量の血便で、機嫌も良く嘔吐もなければ救急でなくてもよい。

診療時間内に受診する症状

☑ 下痢が続いている ☑ 便に少し血が混ざった程度の少量だが血便がある (機嫌は良く、嘔吐など他の症状はない)

下痢がなかなか治らない場合や少量でも血便が出た場合は、診療時間内にかかりつけの小児科に相談しましょう。

なお、下痢による脱水の予防には、「経口補水液」が有効です。経口補水液を与える量の目安は、「50~100ml×体重(kg)」ですが、5ml程度(ペットボトルのキャップ1杯分くらい)を、5分おきに飲ませます。少しずつ、3~4時間かけて飲ませることが大切です[*2]。

下痢の時の離乳食は?

下痢をしても、食欲があれば離乳食を続けても大丈夫です。 こんなことに注意しながら離乳食をあげましょう。

できるだけ水分補給を

下痢をすると、水分がたくさん体から失われるため、脱水になることがあります。できるだけ水分とミネラル分を摂らせ、脱水を予防しましょう。母乳やミルクは薄める必要はありません。いつも通りに飲ませてあげましょう。

食欲があるなら離乳食も続けて

離乳食はもともと消化がいいので、食欲があるなら引き続き離乳食も続けましょう。 おもゆやおかゆ、ジャガイモなどのでんぷん質は、消化吸収がよく、便が固まりやすくなります。

ペクチンは下痢に効果的

リンゴやニンジンに含まれているペクチンもでんぷん質とともにあげると、下痢に効果的です。リンゴのすりおろしなどをあげてみましょう。

避けたい食べ物

食物繊維が豊富なもの、脂っこいもの、冷たいものは消化しにくいので避けましょう。

まとめ

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離乳食が始まると、下痢や便秘になりやすくなります。これは赤ちゃんの内臓機能が未熟だから。ただし、赤ちゃんの様子がいつもと違ったり、吐いたり、機嫌が悪いことが続いたら、小児科で診てもらいましょう。 下痢をしていても、赤ちゃんが機嫌よく食欲もあるなら、消化しやすいものを選んで離乳食を進めて大丈夫です。無理やりあげることはしないで楽しい雰囲気で離乳食をあげて、食べる楽しさも伝えていきたいですね。

この記事の監修ドクター 大越陽一先生 杏林大学医学部卒業、杏林大学医学部小児科学教室任期助教、埼玉県立小児医療センター循環器科医長を経て現在アルテミスウィメンズホスピタル小児科部長。小児科専門医

(文:大崎典子/監修:大越陽一先生)

※画像はイメージです

参考文献 [*1]佐久医師会 教えてドクタープロジェクトチーム:子どもの病気・おうちケア, 43p, KADOKAWA, 2019. [*2]「小児救急看護の最前線『小児急性胃腸炎診療ガイドライン2 017』と経口補水療法の実際」月刊ナーシング Vol.37 No.14 2017.12 https://gakken-mesh.jp/info/wp-content/uploads/2017/11/089-091.pdf

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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