離乳食のスイカはいつから?初期・中期・後期レシピ【管理栄養士監修】

夏の風物詩とも言えるスイカですが、赤ちゃんはいつごろから食べられるのでしょうか。今回は離乳食でのスイカの下処理のコツや加熱の必要性などについて解説します。スイカの離乳食レシピもご紹介しますので、ぜひ家族でおいしいスイカを楽しんでくださいね。

スイカ、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?

・初期の調理:果汁にしたり、すりつぶしたりする ・中期の調理:種を取り除き、薄切りか細かくきざむ ・後期の調理:種を取り除き、薄切りにする ・完了期の調理:種に気をつけ、食べやすい大きさに切る

■ワンポイントアドバイス■

スイカは季節を感じられる果物のひとつですね。おいしい季節に一緒に楽しめるとよいですね。角切りよりも薄切りにすると食べやすいでしょう。

水分たっぷり、夏の果物の代名詞

スイカといえば、皆様ご存知、夏の果物です。5月~8月頃に多く出回ります。 水分たっぷりなので、汗をたくさんかく夏の時期にはとてもいい果物ですね。

離乳食のスイカ、下処理・下ごしらえの方法

下処理について

スイカは黒くなっていない小さな種もたくさん入っていることがあります。しっかり咀嚼ができるまでは、スイカの種が取り除けているか、赤ちゃんにあげる前にしっかり見ましょう。 幼児期になれば、自分の口の中で種を探して吐き出せるようになります。完了期ごろから少しずつ、スイカには種があることを伝えて、取り除いたり吐き出したりする練習をさせるのもいいですね。

加熱について

生でも食べられるものですが、切り分ける際にまな板や包丁から雑菌がついてしまうこともあります。なので、食中毒を予防する観点で、初めのうちは果物も加熱することを勧めます。慣れてきたら、生のまま大人と一緒に食べるのもよいですね。

■ワンポイントアドバイス■

かぶりついて食べたいスイカですが、赤ちゃんには衛生面の配慮と、種の処理が必要です。様子をみながら、生のスイカにもチャレンジしていきましょう。

スイカの離乳食、よくある疑問

カットして売っているスイカ、そのままでも大丈夫?

スイカは味が落ちやすいといわれています。おいしさのためにも、衛生面のためにも、カットしたものはなるべく早めに食べましょう。大玉をカットするときは清潔な包丁で切り、残りは切り口にぴっちりラップをして、冷蔵庫で保管しましょう。

スイカはどこまで食べていいの?

糖度の分布としては、中央に近いほど甘いといわれています。皮に近づくにつれて糖度は低くなりますが、甘いスイカはギリギリまでおいしく食べられますね。赤ちゃんには、皮に近いかたい部分を避けてあげましょう。

食べたいだけ食べていい?

果物は甘くておいしいので、どんどん食が進んでしまうことがあります。ただし、食べすぎもよくありません。東京都幼児向け食事バランスガイドや日本人の食事摂取基準から考えると、1日の果物の摂取目安量は、完了期でスイカ50gくらいと考えましょう。

スイカの離乳食レシピ!初期・中期・後期

<離乳初期のレシピ>スイカペースト

・スイカ20g ・水溶き片栗粉小さじ1/4(水:片栗粉=1:1)

作り方

① スイカは種を取り除き、裏ごしする ② 鍋に①と水溶き片栗粉を入れ、加熱する ③ 少しとろみがついたら、冷やす

■ワンポイントアドバイス■

スイカ果汁はそのままでもおいしいですが、少しとろみをつけて軽く冷やすと、喉ごしもさらによくなりますよ。

<離乳中期のレシピ>カッテージチーズとスイカのサラダ

材料

・スイカ20g ・カッテージチーズ10g

作り方

① スイカは種をとって食べやすい大きさの薄切りにし、お湯をかけて粗熱をとる ② カッテージチーズと①を混ぜる

■ワンポイントアドバイス■

カッテージチーズは、手作りできますよ。温めた牛乳100mlにレモン汁小さじ1を加えくるくるかき混ぜ、分離したらキッチンペーパーで濾してしばらく置くと、15gくらいのカッテージチーズができあがります。

<離乳後期のレシピ>冷製トマトとスイカのスープ

材料

・玉ねぎ10g ・トマト10g ・じゃがいも10g ・スイカ10g ・水50㏄ ・牛乳少々

作り方

① スイカは種を取り除き、小さく切ってさっと茹でる ② トマトとじゃがいもは皮をむいて、適当な大きさに切る ③ 玉ねぎも煮やすい大きさに切る ④ 鍋に②③と水を入れ、やわらかくなるまで煮る ⑤ ミキサー(またはブレンダー)にかけ、鍋に戻したら加熱しながら牛乳を加え、かたさを調整しながらポタージュにする ⑥ ①を入れて、冷やす

■ワンポイントアドバイス■

牛乳の代わりに、育児用ミルクを使うのもおすすめ(粉ミルクであれば事前に溶かす)。塩で味を調整すれば、大人も一緒に食べられる冷製スープです。

まとめ

スイカはそのままかぶりついて食べたい果物ですが、お料理の材料として使ってもおいしく食べられますよ。離乳期の初めのうちは加熱をした方が安心できますので、慣れるまではお料理として工夫して、夏を感じる果物をご家族で一緒に楽しんでください。

この記事の執筆者 木下麗子 先生(管理栄養士/母子栄養指導士) 食育教室 キッチンひろばChura 主宰 幅広い年齢の栄養指導や献立作成を経験したのち、現在は、母子栄養協会の認定講師 他、離乳食幼児食教室、お母さん向け料理教室などを運営。助産院や幼児教室などにて食育講座を担当。 ◆HP:https://kitchenchura.com/

この記事の監修者 川口由美子 先生(管理栄養士/母子栄養指導士) 一般社団法人母子栄養協会 代表理事 女子栄養大学 生涯学習講師。大学時に小児栄養学を学んだのち、育児用品メーカーでベビーフード開発を経て栄養相談、離乳食レシピ執筆、講演会に携わる。2児の母。現在は、母子栄養協会にて離乳食アドバイザー®他、専門家を養成している。 ◆一般社団法人母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/

(文:木下麗子 先生、監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです

参考文献 東京都幼児向け食事バランスガイド https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kensui/ei_syo/youzi.html


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更新日:2020年8月23日 / 公開日:2020年8月23日

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