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アプリの活用でオール可視化。年子で見直した家事・育児分担 採用支援職 弓場みゆきさん #働くママの人生

目次

赤ちゃんとの生活がスタートして一息ついたと思ったら、保活・職場復帰、仕事との両立などなど、働くママは心も体も忙しい毎日。他のママたちはどんな風に一日を過ごしているのか、どんな考え方で育児をしているのか、夫婦間での分担は?など、働くママが知りたい、リアルな日常をインタビュー。

出産後まもなく就職し、新たな仕事のキャリアをスタートさせたママは、どのような日常を過ごしているのでしょうか?今回は、障がい者の就職・転職サービス会社に勤務しながら、年子の男の子と女の子を育てる弓場みゆきさんにお話を伺いました。

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プロフィール

・お名前:弓場みゆき(30歳) ・業種:障がい者の就職・転職サービス会社

富山県出身。2歳の長男と1歳の長女を育てるママ。 中学高校と6年間、吹奏楽部でクラリネットに熱中。向上心が募り、音楽大学へ進学。しかし、先生の勧めでクラリネットから声楽に転向。「人生初の挫折」 2015年、大手総合人材紹介会社に入社。法人営業の部署に配属され、新規顧客の開拓から既存取引先の求人開拓、面接、内定・入社まで採用活動の一連の流れを経験。17年1月に入籍、同年12月に長男を出産。翌18年5月、同社を退社。 18年12月に長女を出産し、19年4月、現在の会社に就職。新規事業部を経て20年4月、コンサルティング室へ。専門コンサルタントとして企業の障害者雇用に関する課題解決を支援している。

1日の流れ

3:00起床 3:30衣類乾燥機から乾いた服を出して片付け、子供の保育園の準備 4:00自由時間(筋トレなど) 6:30子供と夫を起こし、朝食 7:50子供を保育園へ送り、スーパーに寄る 8:15帰宅朝食の後片付け 8:30始業 12:00昼食休憩 13:00業務を再開 17:30終業夕食の準備 18:00保育園のお迎え 18:40帰宅お風呂 19:15夕食 21:00子供を寝かしつけ、一緒に就寝

家事・育児の負担をアプリで可視化

——年子は手のかかる時期が重なり、特有の大変さがありそうです。夫婦での役割分担はどのようにしていますか?

「わが家の場合、子供を2人授かったことで役割分担が明確化しました。長女を妊娠したのは、長男の出産から2か月後。長男の授乳やおむつの世話に追われつつ、お腹も大きくなって長女の成長も感じる中、家事・育児はほとんど私。『このままでは家が回らない。私ばっかりやってるよね』と、夫にたびたび不満をぶつけていました。

夫は物事を理論的に考えるタイプで、自らスマートフォンのアプリやエクセルで家事・育児をそれぞれがどのくらい担っているかチェックしはじめました。ごみを捨てた後にどちらが新しいごみ袋を用意するか、といった細かいところまで確認して画面上で色分けすると、やはり私がかなり家事・育児のタスクをしていることが目に見えてわかりました。もともと、夫は土日に長男のお風呂やごみ出しなどはしていましたが、可視化後には受け持つ部分が増えて。長女の誕生後、ご飯を食べさせることと寝かしつけは、夫と私で子供をひとりずつ担当。お風呂は、平日も夫が在宅していれば2人とも入れる、といった具合です。

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その後夫は、仕事、収入、労働時間を基に時給換算で『労働価値』を計算し、世帯年収を増やすなら夫がもっと外で仕事をし、私が家事をした方が費用対効果が高いという試算まで出しました。家事・育児の分担は半分とはなりませんでしたが、夫の家事・育児へのかかわりが増え、分担が明確化したことはよかったです。ちなみに時給換算はデータ化するために必要、と夫は主張しますが、私は納得できません。わが家の議論は続いています」

——コロナ禍の影響もあり、ご夫婦ともに在宅勤務をしているそうですね。育児や家事の分担では、変化はありましたか。 「私は今の会社に入社して半年ほど毎日出社しましたが、仕事を覚えてからは在宅勤務を選べたので昨年10月から週2、3日、今年3月から週5日で原則、在宅で仕事をしています。夫はコロナ禍のため4月から在宅勤務をするようになり、育児の面でかなり助かっています。

在宅勤務以前は、夫は夜8時まで会社で残業することが多く、夜は子供のお迎えからすべて私のワンオペ育児。今、夫は在宅でも残業をしますが、合間に子供をお風呂に入れるなど要所で力を発揮してくれます。夜、家に大人が2人いると、かなりちがいますね。夫は7月から週2日ほど出社していますが、それでも在宅勤務日があるのはありがたいです」

聞いてくれる母、話してくれる友が支えだった

——妊娠中はどのように過ごしましたか? 「第一子の妊娠5か月ころ、医師から『切迫流早産の恐れがある』と言われ、自宅での絶対安静を指示されました。8か月になるまで、トイレと食事、シャワー以外は基本的に寝たきり、動いてはいけません。ずっと寝ていられる、と考えればぜいたくな時間ですが、当時は心細く、罪悪感に襲われてとてもつらかったです。

流産や『子供に何かあったら』という不安はもちろんですが、風邪のように具合が悪いわけではなく『家にいるなら片づけをしたい』と思ってもできず、ストレスが募りました。

特に、夫が仕事も家事もしているのに、ひたすら横になっているのは苦痛です。取ってほしいもの、やってほしいことがあっても『頼むと夫に悪い』と思い、頼めずじまい。『移動も危ない』と医師に言われたため実家にも帰れず、夫が出かけている間は孤独感に襲われました。当時の職場に対しても、所定の産休期間より早く休むことになって迷惑をかけ、申し訳なさでいっぱいでした」

——大変な日々でしたね。どのように乗り越えましたか。 「故郷にいる母や妹にラインや電話をしたり、友人と話したりしたことで救われました。母は、私が話すことをただ『うん、うん』と聞いてくれました。友人は逆に、寝たきりの私とはまったく関係のない、仕事などいろんな近況報告をしてくれて、気がまぎれました。ひとりの時間には、気分転換をしようとスマホで出産準備の情報を集めたり、DVDや本を見たりすることが多かったです。『悩んでも仕方ない』と割り切るよう、よく自分に言い聞かせていましたね」

ママ友とのつながりは財産に

——産後の生活について聞かせてください。 「長男を出産後、区主催のママサロンでママ友たちとたくさんのつながりを持ち、かけがえのない時間を過ごすことができました。ママ友たちとは一緒にベビーマッサージや産後のピラティスに参加し、だんだんと家庭や生い立ちも話すなど深くお付き合いするようになりました。赤ちゃんを連れてバスや電車で移動する際も、車内で誰かの子供が泣き出したら一緒に『大丈夫だよ』とあやすこともあって、ママ友たちと一緒だと心強かったです。

長女出産後もサロンでママ友の輪が広がり、本当にご縁に恵まれました。さかのぼると、妊娠中も周りの妊婦さんと知り合って悩みを共有し、かけがえのない一瞬を分かち合えたことは至福です。こうしたつながりは、妊娠中から持っておいたほうがいいと思います」

——妊娠中に想像していた産後のイメージと、リアル産後のギャップは何かありましたか? 「わが子は比較的寝てくれるタイプで、産後1~3か月は思ったより寝られる、と感じました。そうかと思うと、ぐずって寝られなかったり、特に癇癪や泣き止まないなど特に手がかかったりする時期もあって。大変な波がいきなり訪れ、気づくと乗り越えている。育児ってその繰り返しなんだ、ということに気づき、驚きました。授乳は、胸が痛くなったり肩が凝ったりで想像以上に辛かったですし、バストの形も変わりました。また、常に疲労しているためか免疫力が下がり、風邪など体調をよく崩すようになりました」

目指すのは「働くことを楽しむママ」

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——長男の出産直後にはフリーランス、さらに長女出産後は現在の会社に就職されました。転職の経緯を聞かせてください。 「夫とは結婚前から『男女はフェア』『夫婦どちらも仕事をすべき』といった考えを共有していて、長男は生後4か月を過ぎたら保育園に預けることにしていました。長男出産後に前の会社を辞めたのは、このころちょうどオペラ歌手の育成研修に合格して音楽への夢が再燃したからです。結局、長女を授かって研修に参加できずに夢を断念し、夫の意見もあって就職活動をしましたが、選考が進んで妊娠を伝えると不採用。それで、知人のつてもあり、フリーランスとして法人の採用代行など業務委託を請け負うことにしたのです。

長女出産から2か月後に改めて就職活動し、2社から内定をいただきました。私が仕事をする上で大切にしたいのは『時間や場所に制約があっても正当な対価で働ける、新しい雇用・働き方を生み出したい』『労働人口の減少に対応し、人材を有効に活用できる社会にしたい』という思いです。今の会社は、この考えに近いと感じ、入社を決めました」

——仕事と育児・家事の両立のために工夫していることは何ですか。 「時間をつくるために、ファッションや料理のルーティン化を進めました。例えば、在宅時の服は基本的にランニングで、子供の世話で汚れても気にならないようにしています。料理も食材や調理法を大まかに決め、メニューをパターン化しました。そして、朝3時に起きて筋トレなどの自由時間を持つようにしています。

悩む時間を減らして自分のために使える時間を確保し、ストレスをためずに心の余裕を持つこと、子供に生き生きと接することが大事だと思っています。また、お風呂に入ったついでに掃除も済ませるなど、億劫なことは日常生活に組み込み、お掃除ロボットやスマートスピーカーなど家電に投資をして、家事の負担軽減も進めました。最近、こうした工夫や思いを同じようなママたちと共有したくなり、ブログでの情報発信もはじめました」

——目指すワーママ像を教えてください。 「働いていることを楽しんでいるママ、です。子供のころ、疲れて帰宅する家族を見て仕事に対してネガティブな印象をもっていました。自分の子供にはそう感じてほしくありません。私が今、働きながら子育てをして『やっぱり仕事が好き』と感じることが多々あるからです。将来仕事に就く子供たちに、早いうちから『働くのは楽しい』という思いが芽生えてほしいと思っています。

私は子育てに向いていないのかな、と思うくらい、子供や家庭を理由にして自分の小さな自己実現をあきらめたくないと思っています。仕事って楽しい。お金もキャリアも欲しい。やりたいことはやりたい。自分の人生をあきらめない、ということかもしれません。現在の会社で過ごす日々は、以前に培った採用支援の経験などを生かせて、とても楽しいです。今後も社会課題の解決や自分の年収アップに向けて、さらにステップアップを目指します」

(取材・文:内田知子)


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この記事の著者

マイナビウーマン子育て

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