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帰省のため新幹線や飛行機に乗ったり、買い出しや初詣の参拝など、人混みに出掛けることが多かった年始。「うっかり風邪を引いてしまった!」という人も多いのでは? そろそろ、インフルエンザの流行も広がっているようです。
風邪対策の基本は、ウイルスを体に入れないこと。今も昔も“
手洗い、うがい、マスク”
が効果的な予防法なのです。
ですが、医療技術は日進月歩。“
手洗い、うがい、マスク”
についても、日々、情報がアップグレードされていきます。
そこで今回は風邪予防の正しいやり方について、最新情報を紹介します!
教えてくれたのは芝大門いまづクリニック院長 今津嘉宏先生です。
【手洗い】
流水だけでも
こまめに洗うのが大切
手洗いは頻繁に行うこと。
でも、毎回石けんをつけて洗うのは時間もかかるし、手荒れする原因に……。
おすすめは強めの流水で流す方法。手のひら、手の甲側を各10秒ずつ洗い流すだけで、表面のウイルスは取り除けます。
【うがい】
水がなければ空気うがいでOK!?
体の中に菌が入るいちばんの入り口は口なので、うがいは頻繁に行いたい。
でも水でうがいをできないときは、口から吸った空気を中にためて、ぶくぶくうがいのまねをするだけでもOK。ウイルスは空気を嫌うものが多いので、この方法で減らすことができるのです。
【マスク】
人混みに入るときは
ぴったりフィットさせて
マスクは飛沫感染を防ぎ、喉を保湿させる効果があります。
ただし、風邪のウイルスは目に見えない大きさ。完全に防ぐために、人混みに入るときは、鼻のまわり、あご、両サイドをぴったりフィットさせること。
またマスクを買う時に、高いものを使ったほうが効果的かな……と悩んだことがある人も多いのでは?
ですが高性能マスクも普通のマスクも、インフルエンザの感染率には違いがないというデータが。お財布に合ったものを選べばOK!?
(ただしガーゼのマスクより、不織布のマスクの方が効果があるそうです。)
“
手洗い・うがい・マスク”
の最新情報を参考に風邪を予防し、春がくるまで元気に過ごしましょう!
【Profile】
今津嘉宏
芝大門いまづクリニック院長。
東京都済生会中央病院外科、慶應義塾大学医学部漢方医学センターを経て、芝大門いまづクリニック開業。漢方を活用したがん治療を行う。
著書に『病気が逃げ出す上体温のすすめ』(ワニブックス PLUS新書)など。
Illustration: Kayo Yamaguchi
Text: Ema Tanaka
参照:『リンネル』2月号138ページ~「リンネル流 免疫力アップ術」
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
↑『リンネル』2月号は「ニーム×キッピス 北欧柄 二つ折り財布&カードセット」が特別付録です
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