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【医師監修】基礎体温からわかる6つのこと! あなたの排卵期はいつ? 低温? 高温?

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目次

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基礎体温とは安静時の体温を指します。女性ホルモンのバランスに応じて、生理(月経)周期とともに変化する基礎体温からは、どんなことがわかるでしょうか。基礎体温から見えてくる体のリズムを日々の健康管理に活かすためのヒントをお伝えします。

この記事の監修ドクター 荒木記念 東京リバーサイド病院 星 真一先生 1995年昭和大学医学部卒業。昭和大学病院、総合守谷第一病院などの勤務を経て、現在、荒木記念東京リバーサイド病院の産科部長を務める。日本産婦人科医会幹事、昭和大学産婦人科兼任講師、首都大学東京非常勤講師。

排卵期の体温はどうなっている?

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基礎体温を毎日測定し、グラフに記入してみると、生理周期に合わせて体温が変化していることがわかります。低温期から高温期になる時、体温は約0.3℃~0.6℃上昇します[*1]。排卵期は低温期から高温期に移行する数日の間とされています。

生理のサイクルで体温も変化する

生理が始まると基礎体温は下がり、排卵後には上がります。通常、基礎体温をグラフ化してみると2相に分かれます。基礎体温は生理周期に合わせた体のリズムを教えてくれます。

まずは生理周期について知ろう

生理が始まった日から換算して、次の生理がくるまでの期間が、25~38日であれば正常範囲です。生理は排卵したものの 受精が成立しなかった時に起こるものなので、妊娠中は生理が起こりません。自分の生理周期を把握しておくことで、体調の変化などにも気づきやすくなります。

女性の一般的な基礎体温パターンと女性ホルモンの役割

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妊娠していない正常な性機能をもつ女性の場合、基礎体温は低温の期間である「低温相」と高温の期間である「高温相」に分かれ、その差は0.3℃以上で、それぞれ14日程度とされています。この体温変化には2種類の女性ホルモン、「卵胞ホルモン」(エストロゲン)と「黄体ホルモン」(プロゲステロン)が関係しています。

生理が始まると、基礎体温は低温期に入ります。このとき、卵胞から分泌される卵胞ホルモンの作用で子宮内膜は再生され始め、出血が止まり、生理が終了します。さらに卵胞ホルモンの作用で子宮内膜は厚くなっていきます。受精卵の着床に備えるため、ベッドをつくっていると考えるとわかりやすいでしょう。

卵胞ホルモンの分泌が一定以上に増えると黄体形成ホルモン(LH)が急激に分泌されて排卵が起こります。排卵後には黄体ホルモンの分泌量が増加していき、黄体ホルモンが卵胞ホルモンより多く分泌されるようになってくるころ、基礎体温は高温の期間に入ります。 黄体ホルモンは 子宮内膜を受精卵が着床するのに適した状態に整えます。ベッドに例えると受精卵にとってふかふかの布団のようなものをつくるのです。

排卵したものの受精しなかった場合、卵胞ホルモン、黄体ホルモンともに減少していきます。受精卵のためのベッドとしてつくられた子宮内膜ははがれ、出血となって排出されます。これが生理で、基礎体温は再び低温となります。

排卵期の体温について

基礎体温は低温期と高温期に分かれますが、排卵期はちょうど低温期から高温期に移行していく数日の間とされており、排卵期の体温は0.3~0.6℃の間で急激に上昇していきます。

基礎体温で排卵日は特定できる?

基礎体温が低温から高温に移行する際、体温がガクッと落ちる日があります。この日に排卵が起こると思う人が多いのですが、実は基礎体温だけから排卵日を 特定することはできません。

体温の陥落日を境に体温が上昇していきますが、排卵日はその前後数日とある程度の幅があり、曖昧です。ただし、基礎体温が低温期と高温期の2相にある程度 分かれているなら、排卵が行われている可能性は高い です。

基礎体温でわかる体のリズム

基礎体温で高温期が17日以上続くと妊娠の可能性が高いですし[*2]、高温期が全くない場合は無排卵が疑われます。 このように、基礎体温は妊娠を判断するための重要な手がかりとなるのはもちろん、女性ホルモンの分泌が正常に行われているかを推測するのにも役立ちます。病気の早期発見につながったり、ホルモンバランスの変化による気持ちの浮き沈みなどもある程度予測できるようになるかもしれません。

そもそも基礎体温とは?

基礎体温とは、4~5時間以上の一定の時間の睡眠をとった後の起床時に、安静な状態で測定した体温を示します。いわゆる「体温」は運動や食事、感情の起伏によっても変化しますが、そのさまざまな原因を取り除き、基礎代謝のみが反映された ものを基礎体温とします。

基礎体温でわかる6つのこと

<1>生理周期がわかる

生理周期には個人差がありますが、25日~38日であれば正常範囲とされています。

<2>排卵が正常に起こっているかわかる

基礎体温が低温と高温の期間に分かれて2相になっていれば、排卵が起こっていると考えられます。

<3>妊娠しやすい時期(排卵の時期)を推測できる

先ほど説明したように、基礎体温だけで排卵日は特定できませんが、体温が陥落した日の前後数日が排卵日と想定できます。そのため低温期から高温期に移行するタイミングを把握することで、妊娠しやすい時期をおおよそ割り出すことができます。

高温期になってからの妊娠は難しいので、体温が上昇する直前におりもの(頸管粘液)が増加するタイミングも目安にするとよいでしょう。

<4>女性ホルモンの状態やそれによる影響が推測できる(更年期の早期発見も)

女性ホルモン(卵胞ホルモン、黄体ホルモン)のバランスで基礎体温は変化します。ですから、自覚症状がなくても、例えば「基礎体温の高温期が短い」「低温期との差があまりない」などの場合は、卵巣の機能が低下し、黄体ホルモンの分泌が十分でない といったように女性ホルモン分泌の状態に何らかの異常がある可能性が考えられます。

また、月経前症候群(PMS)は、月経前3~10日前に現れるもので、精神的にはイライラしたり、怒りっぽくなったり、抑うつ状態に陥るなど、肉体的には、乳房が痛くなったり、頭痛、顔面や手足のむくみなどの症状がありますが、これらの症状は黄体ホルモンが誘因となっているのではないかと言われており、 生理が来ると軽減されたり、なくなっていきます。

毎月こういった症状に悩まされる人では、基礎体温を記録しておくことで生理の時期をある程度予測できるので、不調に備えて適度な運動をしたり、むくみを抑えるために水分や塩分のとりすぎに注意したりといった食生活や過ごし方などの工夫をすることができるでしょう。

なお、PMSと診断された場合には、カウンセリング・生活指導や薬物療法(精神安定剤、利尿剤、鎮痛剤、漢方薬、低用量ピルなど)による治療があります。 基礎体温の変化からはさまざまなことがわかるのです。

<5>低体温の可能性がわかる

一般的に、体温が36℃未満の場合はいわゆる「低体温」といわれ、冷え、消化不良、疲れやすいなどの不調につながります。基礎体温を測ることで、自身の体温に意識を向けるようにすれば、不調にも対処しやすくなります。

<6>体のリズムがわかる

主に卵胞ホルモンが分泌される低温期に比べ、黄体ホルモンも多く分泌される高温期は肌のトラブルなど体に不調が起こりやすかったり、気分が落ち込みやすかったりします。

また、黄体ホルモンには水分をためこむ作用があるので、太りやすい時期でもあります。太りやすい時期に暴飲暴食すれば、いつも以上に体重が増えやすくなるので、あらかじめ控えめな食事を心がけるなど、体のリズムに合わせて生活も見直せます。

生理のおよそ1週間前の時期は皮脂の分泌も盛んになり、吹き出物もできやすくなります。刺激の強い化粧品を避けたり、食べ物も刺激物や甘いものなどを避けて肌トラブルを防ぎましょう。

基礎体温の上手な測り方・見方

基礎体温は基礎代謝のみを反映する体温なので、安静時に計測することが大切です。また、その際、体温だけでなく、生理や体調不良、性交日などもメモしておくと、体調や体温が変化した際の原因を探ることができます。

最近はパソコンやスマートフォンで記録を管理できるアプリなどもあり、自動的にグラフ化したり、排卵予定日や生理開始推定日を示してくれるものもあります。

基礎体温の測り方

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就寝前にベッドに婦人体温計を用意しておきます。婦人体温計は0.01℃ 単位まで 計測でき、通常の体温計とは異なります。 朝起きたら、起き上がる前に婦人体温計を舌の裏側の根元にあて、検温できるまで安静にしましょう。

検温時間は機種によって異なります。約5分間測る「実測式」のほか、短時間で予測値を出す「予測式」があります。使いやすいものを選びましょう。

測る時に注意するべき点

基礎体温は基礎代謝のみの体温なので、目が覚めたら動かず、横になったまま計測するようにしましょう。そのためには、枕元に体温計を置いておくと便利です。

また、毎日同じ条件で測る方がより正確な基礎体温がわかるので、できれば睡眠時間や起床時間が安定していることが理想です。難しい場合は、起床時間なども記録しておくとよいでしょう。また、測る前にトイレに行くなど動いてしまうと正確に測ることができないので気をつけましょう。

高温期、低温期のチェック方法

毎日測った基礎体温をグラフ化してみると、通常は生理周期の中で、低温の期間と高温の期間の2相に分かれます。グラフの一番低い点と高い点の真ん中あたりの横軸に線をひき、その上と下で一定の期間があるか、確認してみましょう。一番低い点と高い点の差は約0.3~0.6℃です。

正常と判断できる基礎体温の特徴

妊娠していない正常な性機能をもつ女性の基礎体温表は、低温の期間である「低温相」と高温の期間である「高温相」の2相に分かれています。正常と判断するためのポイントは次の4点です。

① 低温期から高温期への移行は3日以内 ② 高温期と低温期の差が0.3℃以上 ③ 高温期が10日以上持続 ④ 高温期に陥落がない(陥落とは高温期の途中でガクッと体温が下がること)

ちなみに月経の周期は25~38日であれば正常範囲です。

体の変化または問題が考えられる基礎体温の特徴

<1>妊娠の可能性が高いパターン

妊娠していない場合、黄体ホルモンの影響により高温となる期間は14日程度です。高温期が17日以上続いて生理が来ない場合は妊娠の可能性が高いといえますので、産婦人科を受診しましょう。

<2>無排卵性月経の可能性が高いパターン

卵胞が黄体に変化せず、黄体ホルモンの増加が起こらない場合は、基礎体温に高温期がなく、2相になりません。これは排卵が起こっていないことを示します。この場合にも生理は起こります(これは正確には生理ではなく、破綻出血と言います)。 排卵の有無は月経があるかどうかだけでは判断できないのです。

<3>卵子の発育が未熟な可能性の高いパターン

正常に排卵が起こっていても、黄体からの黄体ホルモンの分泌が不十分で、黄体期が短い状態です。このような黄体機能不全の場合の基礎体温は、高温の期間が10日以内と短く、月経のタイミングも早くなりがちです。ただし、卵胞発育の障害を伴っていることも多く、必ずしも月経周期が短くなるとは限りません。

まとめ

基礎体温をつけていると、自分自身の体のリズムや女性ホルモンの変化をある程度、予測できます。妊娠しやすい時期や肌がトラブルを起こしやすい時期などもわかるようになります。あまり細かい部分にはとらわれず、おおまかな傾向をつかむだけでよいのです。 基礎体温と上手に付き合うことで、自分自身の健康チェックを習慣づけましょう。

(文:西谷友里加/毎日新聞出版MMJ編集部、監修:星真一先生)

※画像はイメージです


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情報提供元:マイナビウーマン子育て



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