アプリでmichillが
もっと便利に

無料ダウンロード
ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

離乳食の完了期(1歳~1歳半ごろ)の進め方は?パクパク期のおやつのあげ方など

目次

栄養のほとんどを食事からとるようになる離乳完了期、通称“パクパク期”。前歯でかじり取って、奥歯や歯ぐきで上手にパクパク食べられるようになってきます。大人の食事に近づくこの時期の進め方のポイントをお伝えします。調理の手間をはぶくコツや、母乳・ミルクとのバランスなど、このころによくある悩みも要チェック!

離乳完了期ってどんな時期? 子供の特徴

509614110

Getty logo

1歳~1歳半にかか離乳完了期は、子供が著しく成長する時期です。1歳ごろには90%以上の子でつかまり立ちができ、早い子では数秒間なら1人で立っていられることもできるようになります[*1]。その後、1歳半までにたっち、あんよと発達が進み、動きが活発になっていきます。言語機能の発達も進み、意味のある1語から「ワンワン、いた」などの簡単な2語文を話せるようになる子も。

離乳完了期の進め方

881745408

Getty logo

食事にもすっかり慣れ、栄養のほとんどを離乳食からとるようになったこの時期。ママ・パパも、調理にも食べさせることにも手慣れてくるころですが、幼児食移行への最後のステップになるこの時期だからこそ押さえておきたいポイントがあります。スムーズなステップアップのためにも、進め方の基本と注意点を知っておきましょう。

このころの進め方の基本

離乳完了期は、手づかみ食べだけでなく、スプーンなどを使って自分で食べられるようになっていく時期でもあります。さまざまな食材の体験を通して食べる意欲を促し、3食のリズムもつけながら進めていきましょう。

1248714446

Getty logo

食事のリズムを大切に

3回食のスケジュールを基本に、朝・昼・晩の食事リズムを整えていきましょう。朝ごはんを一定の時間に食べることは、午前中から元気に活動できる原動力になると同時に、スムーズな排便のサポートにもつながります。

できるだけ多様な食材を

離乳完了期には食べられる食品の種類がますます増え、量を加減すれば焼き物や揚げ物も食べられるように。メニューのバリエーションが増えると、献立が楽になりますね。また、薄味が基本であるものの、少しであれば調味料も使えます。さまざまな食の体験ができるよう、負担のない範囲で多彩な食材と味つけを試みてください。

自分で食べる意欲をサポートして

1026828484

Getty logo

離乳完了期の後半には、スプーンを使って自分で食べる練習も始めていきましょう。 初めは、“手のひら握り”から。握ったときに柄の部分が少し出るくらいの長さのものを用意してあげましょう。まずは大人が一緒に持ってあげたり、見本を見せてあげながら、少しずつ進めていきます。ぼろぼろこぼしたり、うまくすくえないのはあたりまえ。楽しむ感覚で、ゆっくり練習していきましょう。「自分で食べてるね」「お野菜もちゃんと食べたね」などとほめてあげると、食べる意欲が促されやすいです。

量・大きさ・かたさの目安と調理法

乳歯が徐々に生えはじめ、噛む力もついてくる、いわゆる「パクパク期」。前歯で噛み切ることにも慣れるころなので、食材は食べやすい大きさに切り、フォークがすっと通るくらいのかたさに調理しましょう。

例えば、にんじんや大根などはいちょう切りや半月切りなどが食べやすいでしょう。そのまま手づかみで食べるなら輪切りでもいいですね。肉や魚はかたさにもよりますが5mm大にほぐしましょう。食べにくそうにしていたら、小さく切ってあげて、口の中をいっぱいにしないように声がけしてあげられるといいですね。また球形のものは喉につまりやすいので1/4に切るなどして、あげるときには気をつけましょう。

  4

ぶどう、ミニトマトなどの球形のものは必ず1/4に切ってから出しましょう

まだまだ薄味、油少な目に

大人の食事にだいぶ近づいてきますが、このころはまだまだ薄味が基本です。だしを上手に使い、大人の味つけの半分〜さらに少し薄いくらいを目安にしましょう。

少量であれば焼き物や揚げ物を食べることもできるようになりますが、脂っこいものは消化器官に負担をかけるので、与えすぎには注意が必要です。調理も、ごく少量の油で揚げ焼きする、炒ったパン粉をまぶすなど「できるだけヘルシーに」を意識しましょう。

量と大きさ・かたさの目安

種類 分量 大きさ/固さ 炭水化物 (ご飯・麺類・パンなど) ・軟飯/ご飯80g ・食パン40~50g ・うどん105~130g ・いも類40~50g

最初は軟飯、慣れてきたら大人と同じご飯に 食パンはトーストしてスティック状に。めん類は2~3cm大に切る

ビタミン・ミネラル (野菜・果物など) 40~50g フォークがすっと通るくらいのやわらかさにし、1cm角に 手づかみ食べのときは輪切りやスティック状に

たんぱく質 (白身魚・卵黄など) ・肉や魚15~20g ・全卵1/2~2/3個 ・豆腐:50~55g ・乳製品:100g

肉や魚、卵、豆腐は茹でて5mm~1cm程度に食べやすく切る 慣れてきたら大き目に切って、前歯でかじりとる練習をさせる

table { table-layout: fixed; width: 100%; } .wide{width: 30%; } th { border: solid 1px; padding: 0.5em; text-align: center; } td { border: solid 1px; padding: 0.5em; }

おやつの役割とは?おすすめの食べ物とあげ方のポイント

1144735125

Getty logo

1歳前後からは、離乳食とともにおやつ(補食、間食)も必要になってきます。おやつを食べさせる意義と、あげる際に気をつけたいこと、おやつにおすすめの食べ物をご紹介します。

離乳完了期には食事の合間におやつを

1歳前後になると、つかまり立ちやたっち、あんよなど、著しい発達とともに運動量もぐんと増えてきます。そのため、今までよりも多くのエネルギーが必要に。しかし、胃が小さく消化器官も未発達なこのころは、一度に多くの量を食べることができず、3回の食事だけでは必要な分を満たすことが難しいです。そこで必要になってくるのが、おやつ。3度の食事の合間に、不足した栄養やエネルギーを補完する目的で食べさせます。

特に、小食の子の場合は“4回目の食事”ととらえ、穀類やいも類に、牛乳・チーズなどたんぱく質の多い食品と果物を組み合わせるなどして、栄養バランスを考えて与えることが大切です。

おやつをあげるタイミングと注意点

995948426

Getty logo

おやつは、食事と食事の間にあげるのが基本です(昼食と夕食の間の15時前後など)。明確なルールは特にありませんが、次の食事に影響しない時間と量になるよう気をつけましょう。お昼寝や外出などでいつもの時間にあげられなかったときは、無理にあげようとせず、食事の時間をちょっと早めたり、量を少し多めにするなどして調整してください。

おやつにおすすめの食べ物

881745010

Getty logo

おやつ=お菓子ではありません。前述のとおり、おやつは3度の食事を補う役目を担うもの。そのため、エネルギーや栄養を手軽にとれる食べ物がおすすめです。

おにぎりやサンドイッチ

手軽にとれるエネルギー源として、おやつに適しています。食材を組み合わせやすく、栄養バランスをとる上でもおすすめです。

おやき、蒸しパン

いろんな食材を混ぜ合わせることができるおやきや蒸しパンも、炭水化物・たんぱく質・ビタミンなどを一度にとれる食べ物。食べやすさもバツグンなので、おやつにはもってこいです。

乳製品や卵、小魚など

牛乳・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品や、卵・納豆・小魚などは、不足しがちなカルシウムや鉄分などを補うのに適した食べ物です。量や栄養バランスに配慮しながら、組み合わせて食べさせてあげましょう。

果物

ビタミン・ミネラルの他、食物繊維も豊富に含まれている果物も、おやつに適した食べ物です。ただし、果糖も多いので、あげすぎには注意しましょう。

なお、水分補給には水や麦茶など甘くない飲み物を。牛乳もいいですが、飲みすぎには注意が必要です。

離乳完了期によくある悩みQ&A

発達・発育にともなう、その時々ならではの悩みは多くあります。離乳完了期だって例外ではありません。この時期によくある悩みについて、専門家がお答えします。

好き嫌いがあってメニューが偏りがちに

1216937686

Getty logo

好き嫌いがみられるときは、味が嫌いで食べないだけでなく、食べ慣れていないせいで食べない場合もあります。食べ慣れている料理に混ぜる、見た目や調理法を変えてみるなど工夫すると、慣れない食材への抵抗感が少なくなることも。食べる機会が増えれば、その分味や食感にも慣れていきます。調理法や味つけもさまざまに試してみると、その中でお気に入りが見つかるかもしれません。 また、子供は大人の様子をよく観察しています。大人が食べて「おいしい」という様子を見せると、食べる意欲がわくかもしれません。

野菜を食べてくれないときは?

1270243328

Getty logo

野菜が苦手な子は多いもの。特定のものは食べられても「野菜は全般的に好き!」という子は珍しいでしょう。これは、野菜にはトマトなど一部のものを除いてアミノ酸系、グルタミン酸系などのうま味成分が少ないことに加えて、野菜に含まれるちょっとした苦味などに、乳幼児が敏感に反応してしまったりするためです。

なかなか食べてくれないときは、小さく切って肉団子やカレーの具にするなど、うま味成分が入っている肉や魚と組み合わせるメニューで対応しましょう。うま味がプラスされると、その分食べやすくなります。

見た目だけで拒否してしまう場合は、細かくきさんで卵焼きやハンバーグに混ぜるなど、慣れるまでは野菜とわからないよう工夫して食べさせるのもひとつの手です。

食事の途中で飽きて遊んでしまうときは?

961893248

Getty logo

食事が空腹のタイミングか、食べる環境が整っているか(テレビがついていない、おもちゃや絵本などが近くにないなど)を、まずは確かめましょう。

そして、食事の環境がきちんと整っていても遊んでしまうときは、ずるずると食べさせずに切り上げてしまいましょう。幼い子供の集中力は長くは続きません。食事の時間は20~30分と決めておき、それを超えるようであれば切り上げてしまうことも大切です。 ただし、その際は知らぬ間に片づけてしまうのではなく、一度椅子に戻して「ごちそうさま」をさせましょう。終了を認識させることで、食事と遊びの区切りをきちんとつけてあげることができます。

食事の時間じゃなくても食べることができると思うと、食べることに集中しないで遊ぶことがくせになってしまうかもしれません。そのため、食事を途中で切り上げたときも、ほしがるからと食べ物をちょこちょこ与えたりすることはやめましょう。空腹のタイミングで食事の時間を迎えれば、食べることに夢中になり、遊びに気をとられることも少なくなるでしょう。

まとめ

911379198

Getty logo

いよいよ幼児食に近づいてくる離乳完了期。食べることにもすっかり慣れ、スプーンを使って自分で食べる練習も始まる時期です。食べられる食材や調理法もますます増えるころなので、メニューのバリエーションを増やし、さまざまな調理法と味つけでいろんな味と食感を体験させてあげましょう。食べムラや好き嫌いが増えた、遊び食べをし始めたなど、この時期ならではの悩みも出てくるかもしれませんが、あまり神経質にならず、ゆったり構えながら対応してください。大人がおいしそうに食べる様子を見せたり、「自分で食べてるね」など声掛けをしてあげると、食べる意欲が自然と出てくることも。楽しい食卓づくりを心がけ、親も一緒に無理なく進めていきましょう。

(文:マイナビウーマン子育て編集部、監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです

この記事の監修者 川口由美子 先生(管理栄養士/母子栄養指導士) 一般社団法人母子栄養協会 代表理事 女子栄養大学 生涯学習講師。大学時に小児栄養学を学んだのち、育児用品メーカーでベビーフード開発を経て栄養相談、離乳食レシピ執筆、講演会に携わる。2児の母。現在は、母子栄養協会にて離乳食アドバイザー®他、専門家を養成している。 ◆一般社団法人母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/

参考文献 [*1]W.K.Frankenburg, 日本小児保健協会編: DenverⅡ:デンバー発達判定法, 日本小児医事出版社, 2005.


関連記事


/

この記事の著者

マイナビウーマン子育て

ありがとうを贈るとライターさんの励みになります

トップへ戻る




michillの人気ランキング

SNSでも新着記事をお知らせしていますmichill 公式アカウント

ログイン・無料会員登録