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【医師監修】生理中に頭痛が起こる原因と6つの対策

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目次

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頭痛は女性に多い不調のひとつ。毎月、生理(月経)が近づくと、ズキンズキンと脈打つ頭痛が起きる。吐き気や肩こりまでひどくなるし、動くと痛みがさらにひどくなる……。こんな頭痛の症状に悩まされていませんか。生理中に起こる頭痛の原因や対策についてまとめました。

この記事の監修ドクター

産婦人科専門医中林稔 先生 日本医科大学卒業、虎の門病院医長を経て、現在三楽病院産婦人科部長。 診療のみならず、学会・各地講演をはじめとする医学の普及活動を行う傍ら、教育にも幅広く従事しており、2008年には中林助産師学院を共同設立。自ら講師を務め、6年間連続助産師国家試験合格率100%を達成中。医師+(いしぷらす)所属

その頭痛、生理が関係しているかも

生理中に、よく頭痛が起こる、ズキズキして吐き気もあってつらい。このような頭痛は、生理周期に連動して現れる片頭痛の可能性があります。

女性ホルモンは月単位で変動しますが、生理前 や排卵のときには、エストロゲンの分泌量が急降下します。この落差が、片頭痛発症の引き金になると考えられているのです。

女性の場合、妊娠中は片頭痛がおさまることも多いようです。そして出産後にはまた片頭痛が出てきて、閉経後には軽くなっていきます。このように、片頭痛が起こるタイミングは、生理周期や女性のライフイベントと深く関係しています。

女性のライフステージ、ライフイベントと片頭痛

頭痛にはいろいろな種類がある

そもそも頭痛には、どんな種類があるのでしょうか。

最も一般的なのは、いわゆる頭痛もちの頭痛(慢性頭痛)です。これは、くも膜下出血や頭部の外傷など、脳や体に異常があって起こる頭痛とはまた別のものです。

慢性頭痛には、①片頭痛、②緊張型頭痛 、③群発頭痛の3種類があります。

片頭痛

月に1回〜数回、頭の片側に脈打つようなかなり強い痛みが出るのが特徴です(頭の両側が痛くなる人もいます) 。吐き気や嘔吐を伴ったり、光や音に敏感になったり、動くと痛みが強くなることも。ときに、目の前がチカチカするなどの前兆が現れる人もいます。

生理中の片頭痛には、痛みが強い、普段よりも薬が効きにくい、そのために生活の質が落ちてくる、薬(鎮痛薬や頭痛薬)が効きにくいために薬物乱用を招きやすいなどの特徴があります。

緊張型頭痛

頭全体が締め付けられるような頭痛。運動不足や心身のストレスが原因となることが多く、首や肩のこり、めまいなどが出る場合も。体を動かしても大丈夫、または動くと痛みが楽になる 点が、片頭痛とは違う特徴です。

群発頭痛

30〜40代の男性に多いとされていますが、かなり稀な頭痛。1〜2カ月の間、目の奥をえぐられるような激しい痛みが毎日続きます。特にお酒を飲むと痛みが強くなる、夜間または睡眠中に起こりやすい、目の充血、涙、鼻汁を伴うなどが特徴です。

30代女性の5人に1人が「片頭痛」

片頭痛のある人の割合

頭痛は女性に多いといわれますが、どれくらい多いのでしょう。

片頭痛は、20〜40代のあたりに多く男性の3.6倍。ピークの30代では、5〜6人に1人は片頭痛持ちともいわれています[*1]。緊張型頭痛は、男性の1.5倍です[*2]。

生理中に起こる頭痛の多くは片頭痛の可能性が高いとされていますが、そう認識している人は少ないようです 。生理痛や生理痛の一種の症状と勘違いされているために、正しい対処に至らず、日常生活に支障が出てしまうことも少なくないと考えられています。

つらい頭痛があったら、一度は医療機関で診てもらいましょう。

生理中の頭痛を和らげる6つのセルフケア

片頭痛や緊張性頭痛は生活習慣を工夫することでも、ある程度軽減できます。ここでは特に生理中の頭痛を和らげる対策法を紹介します。

その前に、大事なポイントをおさらい。片頭痛は、何かきっかけがあって出てくることが多い頭痛でしたね。そのきっかけとしては、ストレス(72%)、生理(68%)、強い臭い(55%)、不規則な睡眠(52%)、天候の変化(46%)、欠食(45%)、身体運動(45%)など[*3]。

ほかにも、人混み、音や光の刺激、アルコール、肩こり、更年期などもきっかけになりやすいとされています。ストレスは、片頭痛、緊張型頭痛の両方に関係します。

<1>頭痛のきっかけとなる要因を避ける

日頃から、気をつけておくことは、頭痛の誘因(きっかけ)を知って、それを避けること。たとえば、人混み、特定の匂い(香水やタバコ)、アルコール(血管が開いて頭痛の原因になります)やコーヒーを避ける。また、光にはサングラス、騒音には耳栓などを使うなどの対策をとりましょう。

頭痛のきっかけは人それぞれ。自分の傾向を知りたいときは、頭痛ダイアリーをつけてみるのもおすすめ。自分にあった予防策や症状を把握しやすくなり、病院を受診するときにも役立ちます。頭痛ダイアリーは、一般社団法人 日本頭痛学会HP(http://www.jhsnet.org) で入手できるほか、最近ではスマホアプリも出ています。

<2>心と体をリラックスして過ごす

ストレスは、頭痛を起こす頻度の高い誘因の1つ。ストレスがあるときだけでなく、ストレスから解放されたときに頭痛が起こる人もいます。日頃からストレスを溜めないように適度な運動や気分転換、規則正しい睡眠などを心がけ、リラックスして過ごす時間を持ちましょう。

また、寝不足、寝すぎのどちらも頭痛の原因になります。 睡眠は、疲労やストレスを軽減するという意味でも大事なケア。休みの日に寝すぎてしまったため頭痛が出てしまい、せっかくの休日がだいなし……なんて事にならないように、普段から睡眠リズムを整えておきましょう。

動くと痛みがひどくなる片頭痛の場合には、できるだけ安静にして過ごし、暗く静かな場所で休みましょう。

<3>食事やお酒にも注意

頭痛を起こしやすい代表的な食品はアルコール。また、空腹の時間が長いと血糖値が下がって、頭痛が起こりやすくなるといわれています。極端な食事制限ダイエットはNG。規則正しい食事をすることを心がけましょう。

食べ物については、個人差が大きく、一概にこれがダメとはいえません。ただ、頭痛のきっかけとしてチーズ、チョコレート、コーヒーのとりすぎを挙げる人もいます。自分の頭痛に関係しそうな食べ物は避けるようにして、普段の飲み物はできるだけ刺激の少ないノンカフェインのもの を 選ぶといいかもしれません。

<4>頭痛体操を取り入れる

「頭痛体操」は、片頭痛、緊張性頭痛両方に有効。頭を支えたり動かしたりするために疲労のたまっている 首の後ろの筋肉をほぐして、脳の痛み調節系に良い刺激を送り、片頭痛の予防に役立ちます。緊張型頭痛では、痛みそのものをやわらげます。

☆簡単だから、気軽にトライ!頭痛体操

頭をなるべく動かさないように行い、頭痛のないときに継続して行うのがコツです。

腕を振る体操(1回2分)

Zututaisou1s

正面を向き、体の軸を意識してスタート。 頭は動かさず、両肩を大きく左右にまわします。体の軸を意識して肩を回転させ、頭と首を支えているインナーマッスルをストレッチ。

椅子に座ったままでもOK!

Zututaisou2s

両足をそろえ、顔は正面に向けたまま。左右の肩を交互に前に突き出すように回します。

肩を回す体操(6回繰り返す)

ひじを軽く曲げ、肩を前後に回します。前に回すときはリュックサックを背負うような感覚で、後ろに回すときは洋服を脱ぐような感覚で肩を回します。 肩の筋肉がごりごりいったらしめたもの。力を入れるのではなく、力を抜く感じで回しましょう。

Zututaisou4s

・前回し

Zututaisou3s

・後ろ回し

[イラスト・解説]出典:坂井文彦(埼玉国際頭痛センター)より許可を得て転載/「片頭痛」からの卒業(講談社現代新書)より

※片頭痛の発作中や激しい頭痛があるとき、熱があるときなどは控えましょう。また普段の頭痛では起こらない症状(吐き気、ろれつが回らない、物が2重に見える、めまい・痙攣など)を感じたら、すみやかに受診しましょう。

<5>予防効果のあるマグネシウムやビタミンB2などを摂取する

医学的な調査から、ある程度の頭痛予防効果が期待できるといわれている栄養素があります。それが、マグネシウムやビタミンB2。マグネシウムは海藻類や大豆製品に多く含まれ 、ビタミンB2は肉、魚、卵、玄米、納豆などに含まれます 。

とはいえ、特定の栄養素ばかり摂ることは、過剰摂取による悪影響も心配されますのでお勧めできません。健康の基本はバランスの良い食事。頭痛に良い栄養素・食材を取り入れながら、3食バランスよく食べるよう心がけましょう。

<6>ピルを飲んで頭痛が増えた人は、服用をやめて医師に相談

女性の場合、避妊や生理痛・生理不順など治療のためにピルを飲んでいる人もいることでしょう。

実は、そのピルで頭痛が起こる場合があります。前兆(目の前がチカチカするなど)のある片頭痛では、ピルを飲むのは禁忌 とされています。前兆のない片頭痛でも慎重に使用すべきとされています。

ピルを飲んでから頭痛が増えたという人は、服用をやめて医師に相談を。

月に10日以上、市販の鎮痛薬を飲んでいる人は要注意

頭痛があっても、仕事や育児をしょっちゅう休めない。そんなときに、市販の鎮痛薬はとても便利です。でも、月に10日以上、鎮痛薬を飲んでしまう など、習慣化しているとしたら要注意。脳が痛みに敏感になり、かえって頭痛がひどくなってしまうという「薬物乱用頭痛」になってしまいます。

これを防ぐには、カフェインなど鎮痛成分以外の成分が配合されている鎮痛薬を控え、アスピリンだけ、イブプロフェンだけというふうに単一成分配合のものを選ぶこと。成分表をチェックしてから買うようにしたいですね。

病院に行くかどうかの目安は?

頭痛ごときで病院?と思っていませんか。頭痛の治療で大切なことは、正しい診断を受けることです。受診をする目安としては、以下のようなものがあります。

・正しい診断を受けたい ・市販薬で痛みが治らない ・月に10日以上、繰り返し薬を飲んでしまう ・頭痛で仕事や家事に支障が出ている ・寝込んでしまうほど痛みがひどい ・いつもと違う頭痛や突然の頭痛

これらに当てはまらなくても、不安なときは、頭痛外来などの医療機関で診察を受けることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか? そもそも女性は頭痛持ちの人が多く、生理そのものが頭痛の原因になることや、頭痛のきっかけは日常にたくさんあることを紹介しました。 生活のちょっとした工夫で、頭痛を軽くしたり、減らしたりすることは可能です。市販薬をつい飲みすぎてしまう人、「頭痛は体質だから」と諦めていた人も、もう一度自分の頭痛と向き合ってみると、楽になる方法が見つかるのではないでしょうか。また、頭痛によって日常生活に支障が出ている場合は、自己判断せずに医師に相談することも大切です。

(文:及川夕子/監修:中林稔 先生)

※画像はイメージです


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情報提供元:マイナビウーマン子育て



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