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【医師監修】口唇ヘルペスってうつるの?症状・感染経路・治療法まとめ

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目次

意外と多くの人がなりやすい、口唇ヘルペス。いったいどのような症状なのでしょうか?再発する可能性も高いので口唇ヘルペスかもと思ったら早めに病院へ行きましょう。

この記事の監修ドクター

木村聡子先生 日本耳鼻咽喉科学会専門医、医学博士。女医+(じょいぷらす)所属。

口唇ヘルペスってどういうもの?

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唇の周りに赤い水ぶくれができ、かゆみや痛みがある口唇ヘルペス。疲れやストレスが溜まり、体が弱っている時に繰り返しおこるのが一般的な症状です。口唇ヘルペスがどういうものなのか詳しく見ていきましょう。

意外に多い口唇ヘルペス

日本人の約10人に1人が口唇ヘルペスになったことがあると推計されており、意外と多くの人がかかrりやすい病気です。また、たとえ症状は出ていないとしてもその原因である単純ヘルペスウイルスに感染している人は約半数で、年齢が高くなるにつれてその感染率も上昇し、60歳以上ではほとんどの人が感染しているというデータも存在します。中には自分が感染していることに気がついてない人もいるようです。

昔は、子供のうちに誰もが知らず知らずのうちに口唇ヘルペスに感染して免疫をつけていました。単純ヘルペスウイルスに感染して免疫を持っていると、発症したとしても軽症で済みます。しかし最近では、核家族化の影響や衛生状態の改善により、若い人の感染率が減少し、免疫がない人が増えてきているようです。大人になってから初めて感染すると、症状が重くなったり再発を繰り返したりする傾向があります。

口唇ヘルペスの症状

口唇ヘルペスの主要な症状は、唇にできる水ぶくれですが、症状の進行にはいくつかの段階があります。再発または初感染、体調などの要因によって程度が異なります。重症である場合を除き、基本的に4つの段階を経てから2週間ほどで治ります。

(1)患部がチクチク、ピリピリ、ムズムズする等の違和感があり、かゆみやほてりを感じる。再発をくりかえす人は自分で前兆が分かることもあります。

(2)⑴の自覚症状が出てから約12時間以内に、患部が赤く腫れてくる。この時期はウイルスの増殖が活発であるため、治療を開始することが効果的です。

(3)1〜3日経つと、赤く腫れた上に水ぶくれができる。この中にはウイルスが大量に存在し、水ぶくれが破れた後、その患部に触ると感染する可能性があります。

(4)発症から10日〜2週間ほどでかさぶたができ、回復していきます。

初感染の場合、口唇や口の周囲に大きな水ぶくれが広がり、発熱やあごの下のリンパ節の腫れなどが出るなど重症化する恐れがあります。再発の場合は、小さな水ぶくれが一か所に集まり、軽症で済むことが多いです。

口唇ヘルペス発症までの経過

水ぶくれなどの症状については、患部を清潔に保っていれば、通常は1~2週間程度で自然治癒します。しかし、自己判断によって悪化してしまったり、頻繁な再発を招くと、水ぶくれの部分がただれて痕が残ってしまうこともあります。適切な治療を早めにすればするほど症状は軽く、早い回復が見込まれます。

口唇ヘルペスはうつるの?

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口唇ヘルペスはウイルスによって起こります。一体どのように感染するのでしょうか?

口唇ヘルペスの原因はヘルペスウイルスの感染

口唇ヘルペスの病原体は「単純ヘルペスウイルス」です。ウイルスは1ミリの1万分の1くらいの大きさで、タンパク質と核酸だけでできています。この最も小さい生き物は、自分では子孫をつくることはできません。そこで、他の生き物の細胞の中に入り込むことにより、その細胞の中でウイルスのコピーを作っていきます。こうすると感染が起きます。多くのコピーウイルスは誕生した後、細胞を出て次々と新しい細胞に感染していきます。

ヘルペスウイルスは接触でうつる

人間同士の接触でうつります。唇や口の周囲に水ぶくれなどの症状が出ている時に、キスや頬ずりをあうると感染するケースが多く、夫婦や親子などの親しい関係では特にうつりやすいと言われています。

健康な皮膚は角質が厚く、ウイルスが侵入しにくいため簡単には感染しません。しかし、小さな傷やささくれ、アトピー、湿疹などがあったり、性器や口など角質のない粘膜部分に触れたりしてしまうと、ウイルスが侵入してしまいます。また、自分の患部に触れた後に他の部位に触れてしまうと感染する可能性があります。

単純ヘルペスは感染力が強力であるため、直接的な接触以外にも、ウイルスがついたグラスやタオルなどを媒介して感染します。

乳幼児へのキスは要注意

ヘルペスは大人の病気というイメージを持っている方が多いかもしれませんが、ヘルペスは赤ちゃんや子供にも深い関係があります。初めて感染した時に症状が出ないことも多く、ほとんどの人が知らない間に感染しています。

口唇ヘルペスかもと思ったら

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口唇ヘルペスかもと思ったら、早めに病院へ行きましょう。ここでは、早期発見のために口唇ヘルペスのサイン、病院は何科に行くのかを紹介します。

口唇ヘルペスのサイン

このような症状に心当たりはありませんか? 該当する症状がある人は口唇ヘルペスの可能性があります。医師に相談してみましょう。

・風邪をひいた時や疲れ気味の時などに、くちびるの周囲に小さな水ぶくれができる

・スキーや海水浴など紫外線を多く浴びた後に、くちびるの周囲に小さな水ぶくれができる

・くちびるや鼻の周りがチクチク、ピリピリ、ムズムズした後その周囲に小さな水ぶくれができる

・できた水ぶくれが、かゆみやほてりを伴っている

以上の症状に心当たりがある人は、口唇ヘルペスの可能性があります。早めに医師に相談してみましょう。

口唇ヘルペスは何科?

口唇ヘルペスの症状が現れたときは、自己判断したり放置したりせず、早めに病院で治療するのが一番です。病院で治療する場合は、皮膚科もしくは内科へ行きましょう。一度感染した人は体から完全にウイルスを取り除くことは出来ませんが、適切な治療をすれば症状の悪化を防ぐことができます。

病院では、ドクターによる問診と視診で口唇ヘルペスに感染しているかどうか診断します。特別な検査というわけではありませんが、場合によって血液検査でウイルスの抗体を調べることもあります。再発を繰り返す場合は、どういった場合に再発するのか、再発しそうになった時の対処法などを医師と相談しておきましょう。

口唇ヘルペスの治療

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ヘルペスウイルスは現代医学では完全に退治することはできません。しかし、ウイルスの増殖を抑えたり、症状を軽くしたりすることはできます。口唇ヘルペスの市販薬はドラッグストアなどで買うことができますが、誰もが使用できるわけではありません。市販薬にはどんな種類があり、どのような症状に効果的なのかご紹介します。

口唇ヘルペスは薬で治療

口唇ヘルペスを発症した場合の効果的な対処法は、数年ほど前までは病院で治療薬を処方してもらう以外にはありませんでした。しかし、医療機関でしか処方が認められたていなかった抗ヘルペス薬の中で、軟膏やクリームなどの外用薬に限り、ドラッグストアなどで購入が可能になりました。飲み薬は原則、病院のみの処方となるので注意して下さい。

しかし、ドラッグストアで購入できる外用薬は初感染には使用できません。これの外用薬は過去に病院で口唇ヘルペスと診断されたことがあり、再度同じ症状が確認された場合に限り、使用が許可されている再発治療薬です。自己判断で口唇ヘルペスなのかを決めるのは難しい上、誤って使用した場合は症状が悪化してしまう恐れもあるので気を付けましょう。また、口唇ヘルペスの市販薬は第一類医薬品となっており、薬剤師が管理する薬局でしか購入することはできません。

口唇ヘルペスの治療には「抗ヘルペスウイルス薬」と呼ばれている薬が使用されています。この薬は、ウイルスが増殖するのを抑制する働きがあります。抗ヘルペスウイルス薬には、飲み薬、塗り薬があり、症状のある場所や程度によって使い分けられているので、医師に相談しましょう。

早期に治療するほど回復も早い

口唇ヘルペスは、処置をなるべく早くすればするほど、症状は軽く済み、回復が早まります。症状の兆しが現れたら、すぐに皮膚科を受診しましょう。

市販薬の効果的な使い方は、ピリピリ・チクチクといった再発のサインを感じたら、すぐに使用しましょう。この時期になるとヘルペスウイルスが活発に増殖しているため、早期に増殖を抑えることで、症状の早期の回復が可能になります。使用方法は、1日に3~5回。毎食後や就寝前などの塗りやすいタイミングに合わせましょう。このように再発のサインが現れたら素早く使用することが大切です。

口唇ヘルペスは再発しやすい?

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口唇ヘルペスに一度感染してウイルス持っている人は再発に注意しましょう。一度感染したら完治しないと言われていますが、再発を予防することはできます。ここではどのように再発防止するのかを見ていきましょう。

治療してもウイルスは完全にはなくならない

口唇ヘルペスの症状自体は2週間程度で自然治癒します。また、薬の使用で早く治すことも可能です。しかしながら、これでも病気そのものが完治したわけではなく、ヘルペスウイルスがまだ残っているのです。ヘルペスウイルスは一度感染すると神経細胞に隠れ潜む「潜伏感染」が特徴で、治療が完了しても、完全にウイルスをなくすことはできません。

再発を予防するには

口唇ヘルペスの症状自体は、2週間程度で自然治癒しますが、薬の使用でより早く治すことができます。しかし、これは病気の完治を意味しません。治療が完了しても症状が治まっただけであるので、引き続き注意が必要です。

人体には免疫というシステムがあります。初感染の時はリンパ節の腫れや発熱などひどい症状になりますが、一度体内に免疫ができれば、次回発症時には初感染のような症状が出にくくなります。また、自己管理をしたり薬の活用することで、ある程度は再発をコントロールすることもできます。

再発しやすいのは、風邪による発熱や疲労、強いストレスがある時、紫外線や生理、薬剤を服用中など、体が弱っている時に年1~2回のペースでと言われています。栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠をとる、ストレスを溜め込みすぎないよう心がけましょう。

まとめ

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いかがでしたか?口唇ヘルペスは感染しやすい病気です。周りに感染している人がいたら十分気を付けましょう。また自分が感染した際は、早めに病院へ行くことをお勧めします。早期の治療が症状を軽くし、再発を防ぐことにも繋がります。少しでも気になったらお医者さんへ!


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年2月9日

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