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『バイプレイヤーズ 』を見ながら不思議な気持ちで涙ぐんでいる、私も

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2018年2月21日『バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』(以下、略)に出演していた大杉漣さんが急逝されました。ここから『バイプレーヤーズ』について記事を進めるわけですが、この記事内容は大杉さんが亡くなる以前から決まっていたものです。大杉さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

トップ画像/「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」公式サイトより引用 http://www.tv-tokyo.co.jp/byplayers/

 

知らなかった、おじさんがこんなに可愛いなんて

テレビ東京がいよいよ朝ドラ制作に乗り出す____。記念すべき作品の出演者に選ばれたのは遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研の5人。ところがロケ地を間違えて移動したため、撮影に間に合わなくなってしまう。その後、無人島に漂流してしまった5人は朝ドラ制作班に見つけてもらえるのだが、すでに代役は決定。それでも5人は無人島の空き家で共同生活を送りながら、セリフがほぼないエキストラのような『島おじさん』として出演を申し出る。

このドラマの見どころを語れ、と言われたらもう

 

「おじさんが可愛い」

 

の一言に尽きてしまうと思う。実はこの記事を書いている私は大の年下好きだ。

中学生の頃に小学生のランドセル姿を見てドキドキしていたほどの筋金入りで、年上になんてまったく興味がない。女性の多くが感じていると思うけど、おじさんと言えば「臭い、汚い、キモい」と重たすぎる3Kを背負わされている生き物だ(もちろん、おばさんと言われる人種も何か言われていのだろうけどここではザッパリと割愛)。

いろいろ見解はあると思うけれど、どうしても威厳、風格、悪く言えば偉そうなイメージだけはぬぐえない。だって年上なんだもの。

そのイメージを壊してくれたのがこの作品だ。昨年は5人に寺島進も加わった6人で共同生活を送るという設定で放送され、話題を呼んだ。ここ最近のテレ東深夜ドラマ企画のポテンシャルは異常に高い。私も初回放送を

 

「よくぞこれだけスケジュールの合わなそうな演者を揃えたな……」

 

と視聴。このADの仕事がもし来たら全力で断ると思う。

 

ドラマは当たり前だけど面白い。どこまでが脚本の世界なのか境界線がわからなくなるアドリブだらけの演出。家事がまったくできないおじさんたちの自宅・定点観測映像。ずっと笑って見ていられる、それが『バイプレーヤーズ』なのだ。

 

子ども同士が集まって、大人にはわからない自分たちの言葉で会話をしてわちゃわちゃと遊んでいる様子に出くわすと、ずっと眺めていたくなることはないだろうか。

 

例えば必死になってピースの足りないブロックを積み上げて何かを作ろうとしている様子。あれは何もできない、知らない者同士がなんとか成功に向かって奮闘している様子がツボなのだと思う。高みの見物状態で見ている大人は「ああ、あれピースが足りないんだよね」とその回答を知っていますからね。

 

そのツボが『バイプレーヤーズ』にもある。脇役とはいえ各々に人気、実力は半端ない。身の回りのことは家族やマネジャー陣がなんとかしてくれる環境に慣れていると思う。そのおじさんたちが野放しされたことによって、何もできず右往左往する。外見に子どものような無垢さこそないけれど……可愛いのだ。

 

最年長ゆえ、どうしても朝早く起きてしまう大杉漣

 

グループの最年少だからと家事を任されてしまい、しかもメンバーの相手を代わる代わるさせられて寝られない松重豊

 

「田口トモロウ、いいトゥモロー!!!」と自分に大声で気合をいれる田口トモロウ。

 

35テイクもホームビデオを回して『ウチくる!?』に備える光石研。

 

「ハム恵」と命名、拾ってきたハムスターを愛でるエンケン。彼は一人だけなぜか女装をして島おじさんに出演しているのも笑う。

 

これは中年男子の胸キュンドラマだ。

 

きっと最終回まで笑いは止まらない

ちょうど2月は2週間近く地方取材をしていて帰宅後、一気に見た『バイプレーヤーズ』。昨年の放送から大好きで、今回の放送もすごく楽しみにしていた。まさか放送中にメンバーの訃報が訪れるとは思いもよらなかった。

 

第3話の放送、大杉漣さんが登場すると不思議な気持ちに包まれた。ほんの少し前まで元気で演技をしていた人がもうこの世にいないという感覚が今ひとつ掴めない。大杉さんとは仕事でご一緒したことがあるわけではないけれど、ドラマオタクにしてみれば見慣れた存在だったわけで……。なんだか泣きそうになってしまった。

 

それでもドラマを見進めていくうちに笑いがこみ上げてくる。ああ、そうか。この作品は面白かったんだと思い出す。各所で大杉さんがとても楽しい人だったと称しているように、彼の最後の作品もすごく楽しいはず。最終回まであと2回の放送を心待ちにしようと思う。

 


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この記事の著者

OTONA SALONE|オトナサローネ

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