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フラット35が史上最低を更新。10年固定も軒並み引き下げ

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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SUUMOとオイコスは共同で、12月の住宅ローン金利ランキングを発表した。都市銀行や信託銀行、ネット銀行など主要11銀行の住宅ローンを対象に、独自に調査・分析したものだ(2012年12月17日現在)。

■金融緩和の強化でも変動金利は動かない

変動金利はソニー銀行がわずかに前月比で0.03%引き上げ、ランクを3位から2位にアップさせたが、それ以外の銀行に動きは見られない。次期首相の座を確実にした安倍自民党総裁の要請に応える形で、日銀は20日の金融政策決定会合で国債買い入れを10兆円増額する追加の金融緩和を決めたが、ゼロ金利政策が変更されたわけではない。そのため変動金利の基準となる短期金利も当面は大きくは動かないとの見方が多い。

一方、各銀行が軒並み金利を引き下げたのが10年固定だ。引き下げ幅はおおむね0.05%で、都市銀行4行は引き下げ後最低金利が1.30%と過去最低で並んだ。トップの三井住友信託銀行も店頭金利を0.05%引き下げ、引き下げ後金利は過去最低の1.15%となっている。

各行の金利引き下げ幅がほぼ横並びだったため、10年固定のランキング自体にはほとんど動きがなかった。引き下げ後金利を前月から据え置いたのはイオン銀行と新生銀行のみ。1位の三井住友信託銀行と10位の新生銀行の金利差は0.40%に開いた。

■景気回復への期待と積極財政で長期金利は上昇傾向に

35年固定ではフラット35が最低金利の史上最低記録を更新し、1.81%となった。これで最低金利は5カ月連続で1.8%台だ。ランキング対象行ではりそな銀行と三井住友信託銀行のフラット35が1.81%となっており、前月よりワンランクアップの3位となっている。

民間ローンの35年固定は動きが分かれた。前月1、2位だった三井住友信託銀行と住信SBIネット銀行は金利を据え置き、ランキングも変わらなかった。前月3位の新生銀行は金利を0.35%と大きく引き上げ、12位にランクダウンしている。逆にみずほ銀行は金利を0.05%引き下げ、前月の7位から5位にランクアップした。

10年固定や35年固定で金利引き下げの動きが目立ったのは、市場の長期金利が低下基調だったためだ。背景にはやはり安倍総裁が日銀に金融緩和を訴えていたことにある。だが、実際に自民党が衆院選に勝利し、安倍総裁の首相就任が規定路線になると、逆に長期金利は上昇傾向に転じている。景気回復への期待から円安・株高が進み、投資マネーが債券市場から為替・株式市場にシフトしているためだ。さらに財政出動による国債増発により債券相場が下がり、金利が上昇するというシナリオも現実味を帯びてきた。今後のローン金利の動きも予断を許さない展開だ。

詳しいランキングはSUUMO住宅ローンの比較・ランキングをチェック

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