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だんだんと暖かい日が増えてきて、春の陽気が感じられるようになってきました。春は、野菜の栽培に最も適している時季。この春こそ本格的に家庭菜園を始めよう!と思っている人も多いはず。
しかし、一体何から始めたらいいのかわからない……。
そんな人におすすめなのが、料理の際に捨ててしまうはずの野菜の根や茎などを使った再生野菜の栽培。『田舎暮らしの本』4月号の「今日から始める菜園生活」では、手間もお金もかからず、台所で気軽に楽しめる再生野菜栽培について紹介しています。水と容器だけあれば気軽に始められるので、早速チャレンジしてみてくださいね!
再利用でエコなうえに家計にも優しい!
育てる楽しみが大きい再生野菜栽培
スーパーで買ってきた野菜に付いている根っこや茎など、通常は捨ててしまう部分を使って再び野菜を育てる再生野菜。“
リボーンベジタブル”
ともいわれ、最近注目されています。
収穫して食べられるのはもちろん、生長を観察するのも楽しいもの。また、元手がほとんどかからず、ささやかではあるけれど、食費の節約につながるのもポイントです。寒波などの影響で野菜が高騰している時などは特に助かりますよ。
ここでは、今すぐはじめたい!という人のために、知っておきたい再生野菜栽培のコツをご紹介します。
【再生を成功に導く7カ条】
1. 根元や葉は多めに残す。新芽は残す
2. 水はこまめに取り換える
3. 容器にぬめりが出たら洗う
4. 水は薄く張る程度。浸しすぎると腐る
5. 日当たりのいい暖かい場所に置く(約20°Cが適温)
6. 観察を楽しむ
7. 傷んできたらあきらめて処分する
↑ダイコンやニンジンは葉の付け根の下を1~2cm残してカット。
葉物や豆苗は根元から5cmくらいの長さでカット。
【向いている野菜】
葉が伸びる野菜なら、ほとんどが再生できる。
特に生命力の強いネギ、生長に必要な豆が付いている豆苗、根が付いている野菜は育てやすくておすすめ。
↑ネギ……青ネギ、長ネギなど
↑根菜(葉を育てる)……ダイコン、ニンジン、カブなど
↑葉物野菜……コマツナ、チンゲンサイ、ミツバ、豆苗、クレソン、キャベツなど
【ニンジンの生長観察】
↓
生長速度が遅く、試した2週間ではあまり収穫できなかった。セリ科らしい香りは料理のアクセントにバッチリで、見た目もかわいらしい。次に育てるときは、もう少し長く育ててみたい。
ダイコンやニンジンなどの根菜は、根っこを再生させることは無理だけれど、葉の再生が可能。料理の彩りやスープの具にしてもよいですね。ニンジンの葉は形が繊細でかわいいので、窓際に生育中の野菜を飾ればインテリアにもなります。
特集では、ダイコンやネギ、キャベツなど様々な再生野菜栽培の実例のほか、プランター菜園の基本技、菜園付きの物件探しについても紹介しています。菜園生活の初心者も上級者も大満足の情報が満載ですよ。
詳しく知りたい! という人は、『田舎暮らしの本』4月号65ページからの綴じ込み付録をチェックしてくださいね。
文・イラスト/和田義弥
写真/鈴木千佳
※画像、文章の無断転用はご遠慮ください
↑『田舎暮らしの本』4月号の付録は「パンダのシャンシャンカレンダー」です
この記事のライター
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