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【医師監修】この抜け毛、いつまで続くの!? 産後の抜け毛の原因と対策方法

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目次

赤ちゃんとのお風呂タイムは、ママにとってもリラックスできるひととき。でも、シャンプーのあと、排水口にびっしりと張り付いた自分の抜け毛を見るたび、「こんなに大量に抜けて大丈夫?」と心配になるママも多いのではないでしょうか?今回は産後の抜け毛の原因と対策方法についてご紹介します。

この記事の監修ドクター

秋葉原スキンクリニック堀内祐紀先生 東京女子医科大学出身。東京女子医科大学病院、都内美容皮膚科クリニック勤務を経て、2007年4月に同院を開院。 ホームページ WEBマガジン

産後に抜け毛が多くなるのはなぜ?

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季節や年齢によっても違ってきますが、一般的に女性は1日100本前後髪の毛が抜けるとされています。これは自然ヘアサイクルに従った本数で、抜けてもまた新しい髪の毛が生えてくるため、特に問題はないとのこと。それではなぜ、産後は急激に髪の毛が抜けるのでしょうか?

妊娠・出産によるホルモンバランスの乱れ

産後、びっくりするほど抜ける髪の毛。この抜け毛は、妊娠・出産のために乱れていたホルモンが、通常の状態に戻ることによって起こります。

通常、髪の毛は一定のサイクルで生え変わっていますが、妊娠中は、髪の毛を維持するのに役立つ女性ホルモンの分泌が盛んになるため、「抜けるはずの髪の毛が抜けない」状態になります。そして、出産を終えると女性ホルモンの分泌量は正常値に戻ります。これまで大量に分泌されていた「髪の毛を維持するのに役立つ女性ホルモン」が、産後は急激に減少するため、妊娠中に抜けるはずだった髪が一気に抜けてしまうのです。

赤ちゃんのリズムに合わせた不規則な生活

抜け毛が増えるのは、女性ホルモンの影響だけではありません。これまでとは全く異なる生活リズムも原因のひとつと言われています。生活リズムが乱れると、ヘアサイクルにも悪影響を及ぼします。ママは授乳やおむつ替え、寝かしつけなど、赤ちゃんのお世話のために、不規則な生活になりがち。また、「なかなか泣き止まない」「ミルクを飲んでくれない」など、慣れない子育てによるストレスがヘアサイクルに影響を及ぼす場合も。

また、妊娠前から生活習慣が乱れていて、細毛・薄毛・白髪などがあった場合も要注意。産後の抜け毛が、より多くなる場合もあります。

母乳をつくるためにママが栄養不足に

自分の食事の食事は後回しにして、赤ちゃんのお世話を優先しているママも多いことでしょう。食事で十分な栄養が摂取できないのに、赤ちゃんのために母乳を出し続けていたら、ママの身体は栄養不足に。栄養不足が慢性化してしまうと、エストロゲン分泌量が低下します。

エストロゲンは、肌や頭皮を若々しく維持する働きのほか、髪の毛の成長を促す作用もある大切なホルモン。分泌量が減ると、毛髪の発達が遅れてしまいます。頭皮環境も悪くなるため、抜け毛のほか、フケやかゆみなどの悩みが出る場合もあります。

抜け毛はいつまで続くの?

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大量の抜け毛を見るたびに、いつまでこれが続くのか心配になりますよね。抜け毛が始まる時期や、どのくらいでヘアサイクルが正常に戻るのかまとめました。

気づき始めるのは3カ月くらいから

産後の抜け毛の時期は、女性ホルモンの分泌量や生活習慣などにより、個人差があります。一般的には、産後すぐから抜け毛が見られるとのこと。でも、産後は赤ちゃんのお世話や自分の身体の回復にいっぱいいっぱいというママも多いはず。産後3カ月ほど経つと、赤ちゃんは首が座るようになり、まとめて寝る時間も多くなります。赤ちゃんのお世話に慣れ、ちょっとひと息つく頃、自分の抜け毛に気づくママが多いようです。

1年くらいかけてだんだん元通りに

ホルモンバランスが通常の状態に戻り、髪の毛の生まれ変わるサイクルが安定してくると、抜け毛はだんだん減ってきます。個人差はありますが、産後6カ月頃を境に抜け毛は落ち着くとのこと。多くは1年〜1年半ほどかけて正常なヘアサイクルに戻ると言われています。

産後の抜け毛対策その1

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産後の抜け毛は一時的なもので心配ないものとはいえ、おしゃれのためにも、少しでも早く髪の毛の状態を元に戻したいですよね。健康な髪は、身体の中から作られます。そこで、食生活を改善し、身体の中から抜け毛を予防するポイントをまとめました。

ミネラルを摂取する

ミネラルは育毛に深く関わっている栄養素と言われています。特に牡蠣などの魚介類、牛肉の赤身やレバーなどの肉類、豆類などに多く含まれている「亜鉛」はホルモンの分泌にも関わっている大切な栄養素。不足するとホルモンバランスの乱れを招くので、抜け毛の原因にもなります。また、亜鉛が不足すると、味覚障害を引き起こす場合も。「赤ちゃんは手作りの離乳食で」と考えているママは、薄味で素材の味を活かした離乳食を作るためにも、亜鉛をしっかり摂っておきたいものですね。

ミネラル摂取のために、サプリメントを活用することを考えているママもいるかもしれません。でも過剰な摂取は禁物。嘔吐や下痢などの副作用が起こることもあります。できるだけ普段の食生活でミネラルを摂取しつつ、不足分をサプリメントで補うようにしましょう。

たんぱく質を摂取する

髪の原料になるたんぱく質も積極的に摂取しましょう。たんぱく質は、大豆、肉、卵などに多く含まれています。牛肉の赤身や豆類は、ミネラルの亜鉛も同時に摂取できるので、組み合わせて食べれば、より育毛に効果的です。

また、大豆に含まれている「イソフラボン」は女性ホルモンに似た働きをする栄養素。髪の毛の成長を促す効果もあるので、大豆を使用した豆腐、納豆、きな粉などの食品を積極的に取り入れましょう。なかなか豆製品を食べることが難しい……という場合は、手軽に大豆の栄養が摂取できる豆乳を飲むのもいいでしょう。調整豆乳であれば、豆乳独特の青臭さが少なく、飲みやすいですよ。

ビタミン類を摂取する

ビタミンB群も育毛に大切な栄養素。たんぱく質と一緒になることで、髪の毛を作り出す役割があると言われています。特にビタミンB6は、髪の主成分である「ケラチン」を作るのに重要な役割を果たすとのこと。

ビタミンB群が多く含まれているのは、豚肉、レバーといった肉類や、大豆、まぐろやカツオなどの魚です。不足すると、抜け毛だけでなく、心の健康にまで害を及ぼすとのこと。ビタミンB6やビタミンB12、葉酸は脳や神経の働きを助ける栄養素なので、不足するとうつ病などを引き起こす場合も。産後、ストレスを抱えがちなママは、ぜひ摂っておきたい栄養素です。

産後の抜け毛対策その2

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疲労や睡眠不足、ストレスによる血流の悪化も、抜け毛の原因にもなります。ここでは、食生活の改善以外にできる抜け毛対策をまとめました。

良質の睡眠を取る

寝かしつけや夜中の授乳などがあるため、ママの多くは睡眠不足気味。でも、ヘアサイクルの乱れを解消するためには、質の良い睡眠が必要不可欠です。寝室は暗くする、寝る前にスマホは見ないなど工夫して、少しでも質の良い睡眠を取れるように工夫しましょう。睡眠の質を高めるため、寝る前にストレッチをしたり、ヨガをするのもいいかもしれません。

また、昼間も赤ちゃんと一緒に仮眠ができれば、睡眠不足の解消につながりそう。上手に休息を取り入れたいものです。

頭皮ケアを取り入れる

頭皮環境が悪くなると育毛にも影響が出てしまいます。赤ちゃんと一緒の入浴では、ママ自身のシャンプーはおざなりになりがちですが、できるだけ丁寧な洗髪を心がけましょう。

血液中の栄養分は毛細血管から毛母細胞に流れていきます。そこで、新しく健康な髪の毛が作られるのです。毛母細胞に栄養が行き渡るようにするために、入浴時に頭皮の血行を促す頭皮マッサージなどを取り入れるのもおすすめ。ドラッグストアや100円ショップなどで、頭皮をほどよく刺激してくれるマッサージグッズも販売されているので、使用してみるのもいいでしょう。ただし、強く刺激すると頭皮に炎症をおこすこともありますのでご注意を。

頭皮の血行を良くするには、全身の血行を良くすることも大切。シャワーだけで済まさず、湯船につかり身体を温めましょう。時間が許せば、半身浴をしてみても。全身の血行が促進されると、疲労回復にもつながります。抱っこやおんぶなどで肩がこってしまったママにもおすすめです。

ストレスや悩みは早めに解消を

血行不良の原因のひとつにストレスがあります。「母乳が出ない」「夜泣きが激しい」などの育児の悩みを抱えていませんか?助産師や小児科医からアドバイスを受けるなどして、一人で抱え込まないようにしたいものです。また、24時間赤ちゃんと常に一緒のママは行動が制限され、ストレスもたまりがち。夫に協力してもらうなど、たまにはリフレッシュの時間を取って、早めにストレスを解消するように心掛けましょう。

髪の毛をショートに

気にしないようにしていても、ついつい枕元や排水口の抜け毛を見てしまい、落ち込む人もいるかもしれません。そんな視覚的に心理ダメージを受けてしまう人は、髪の毛をショートカットにするのもおすすめ。長い髪の毛と比べて、髪の毛が短いと抜けた毛が目立たず、目につきにくくなります。短い髪にすると、シャンプーもしやすくなり、頭皮環境の改善にもつながります。また、気分転換にもなりそうですね。

髪の毛は短くしたくない、という場合は、外出時に帽子のおしゃれを取り入れてもいいでしょう。何種類かの帽子を用意しておき、洋服に合わせてコーディネートすると、おしゃれの幅も広がりそうです。

まとめ

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出産後は赤ちゃんのお世話でママ自身いっぱいいっぱい。抜け毛は気になるものの、なかなか自分のことには手が回らないかもしれません。また、抜け毛を気にするあまり、「栄養を摂らなければ」「マッサージしなければ」と思い込むとストレスのもとになることも。やがて元通りになる、とのんびり構え、自分ができる範囲で少しずつ取り入れてみてくださいね。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年2月24日

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