忙しいママに朗報! 道具はクッキングシートとふた付きフライパンだけ。川崎利栄・著『朝8分ほったらかし弁当』(世界文化社)より、ほったらかしOK、作り置きなし、片付けもラクラクの全く新しいお弁当調理法「ほったらかし弁当」を全3回に凝縮してお届け。今回はシンプルで食欲をそそる「キーマカレー弁当」のレシピをご紹介します。
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ほったらかし弁当に必要な道具
・ふた付きのフライパン(深さ5cm以上で、ふたがぴったりと閉まるものがベスト) ・クッキングシート(幅30cm前後のもの)
他に、次の道具があると便利です。 ・軽量スプーン ・バット ・保冷剤 ・おかずカップ ・小さな泡だて器 ・小さなボウル ・軽量カップ
みんな大好きなカレーでエスニック気分。キーマカレー弁当
玉ねぎの甘さとカレー粉の香りが引き立つシンプルなレシピ。 アルミのお弁当箱に詰めると、エスニック気分が盛り上がります。
材料(2人分)
◉キーマカレー 合いびき肉 ┄ 200g (A)玉ねぎ(みじん切り) ┄ 1/2 個(100g) (A)カレー粉、ケチャップ ┄ 各小さじ2 (A)片栗粉、コンソメスープの素(顆粒) ┄ 各小さじ1/2 塩、こしょう ┄ 各適量 パセリ(みじん切り) ┄ 適量
◉パプリカマリネ パプリカ(小さめの乱切り)┄ 赤・黄各1/4 個(75g) (B)砂糖、酢 ┄ 各大さじ1
包み方
(あ)ひき肉と玉ねぎをクッキングシートに広げてのせ、Aを加えて包む。 (い)パプリカをクッキングシートにのせて包む。
<ポイント> ・クッキングシートを幅30㎝×長さ30~40㎝ほど切り離し、真ん中に食材をのせます。お肉はなるべく重ならないように薄く広げるのが、火の通りをよくするコツ。 ・蒸している間にクッキングシート内に水が浸入しないよう、左右をきつめにねじりましょう。
作り方
1.(あ)(い)をフライパンに入れて水500mlを加え、ふたをして強火で8分蒸す。お弁当箱に冷ましたご飯を詰める。
2.フライパンから包みを取り出す。キーマカレーは全体をよく混ぜてほぐし、パプリカはボウルに混ぜ合わせたBに浸す。
★キーマカレーは加熱後よく混ぜて調味料をいきわたらせる。
3.冷めたら、ご飯にカレーをかけてパセリを散らし、マリネを添える。
調理の際の注意点
・お湯が吹きこぼれたり空焚きになったりしないよう、注ぎ足すなどして水の量を調整しましょう。 ・クッキングシートがフライパンからはみ出さないようにしっかりと内側に入れ、ふたをしてください。 ・コンロのまわりに燃えやすいものを置かないようにしてください。 ・蒸気によるやけどなどに注意しましょう。 ・加熱後、肉などの中心がまだ赤かった場合は、軽く混ぜて再びクッキングシートの包みを閉じ、余熱で火を通してください。
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書籍『フライパンで3品同時に作れる魔法のレシピ! 朝8分ほったらかし弁当』について
7人家族のために毎日あわただしく食事を作るなか、「せめてお弁当は、もっとカンタンに作れたらいいのに」と、川崎さんはいつも考えていたそうです。 たまたまテレビで観た温泉の「地獄蒸し」にヒントを得て、「食材がくっつかず、蒸気は通すが水や油は通さない」というクッキングシートの特性に目をつけました。 「これなら、家庭で地獄蒸し料理を再現できるかも……」フライパンにクッキングシートで包んだ食材と水を入れ、強火で「包み蒸し」するという画期的な調理法を発見! おかず3品を同時調理できて、「包み蒸し」するから油や塩分が少なく、肉や野菜はふっくら仕上がります。 フライパンを火にかけたら他の家事を進められるので、バタバタと忙しい朝の時間も余裕が生まれます。 魔法のような「ほったらかし弁当」、ぜひお試しください。
著者プロフィール 川崎 利栄さん フードスタイリスト/フォトスタイリスト。大阪・岸和田で170年以上続く染物屋に嫁ぎ、夫と3人の息子、夫の両親の大家族7人で暮らす。料理の仕事をするなか、スタイリングや写真の美しさの必要性を感じてフォトスタイリングジャパンで学び、フォトスタイリストとなる。家族のためにお弁当を5000個以上作ってきた実績と料理写真が評価され、レシピサイトNadiaのNadia Artistとして企業のレシピコンテンツに多数携わる。販促物などの制作のほか、関西在住のトップブロガーらの書籍でスタイリングを手がける。レシピ制作、スタイリング、撮影をこなすマルチな活動をしている。
(文・写真:『フライパンで3品同時に作れる魔法のレシピ! 朝8分ほったらかし弁当』著・川崎 利栄(世界文化社)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)