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【医師監修】妊娠21週に気をつけたい赤ちゃんとママの体重の変化

目次

個人差はありますが、この頃には胎動を感じるママが多くなります。赤ちゃんはお腹ですくすく育っていきますが、母体には腰痛やむくみ、便秘などのマイナートラブルが出やすい時期です。栄養面など生活上の注意点に気を付けながら過ごすようにしましょう。

この記事の監修ドクター 産婦人科医太田寛先生 アルテミスウィメンズホスピタル産婦人科(東京都東久留米市)勤務。京都大学電気工学科卒業、日本航空羽田整備工場勤務。東京医科歯科大学卒業後、茅ヶ崎徳洲会総合病院、日本赤十字社医療センター、北里大学医学部公衆衛生学助教、瀬戸病院を経て現在に至る。日本産科婦人科学会専門医、日本医師会認定産業医、医学博士、インフェクションコントロールドクターICD)、女性のヘルスケアアドバイザー、航空級無線通信士

21週の赤ちゃん成長具合は?

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全身に脂肪がついて体は丸みを帯び、赤ちゃんらしいバランスの体形になります。髪の毛が生えたのが超音波検査でわかることもあります。

赤ちゃんが動いた!胎動を感じる時期

21週ごろは、感じ方には違いがありますが、ほとんどのママが赤ちゃんの動きを感じるようになります。胎動を感じて初めておなかの赤ちゃんの存在を実感するママも多いでしょう。聴力もほぼ完成しているので、大きな音やママの声は聞こえていると考えられています。歌を歌ったり、話しかけたりするのも楽しいですね。

21週の胎児の様子

全身に皮下脂肪がつき、皮膚は半透明で、体全体が丸みを帯び、赤ちゃんらしいバランスのとれた体形になります。心臓をはじめとする各器官の機能が完成に向けて成長するとともに、カルシウムが骨に沈着して骨格形成が進みます。

ママの妊娠21週体の変化

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つわりはおさまる?

多くのママは、妊娠5ヶ月(16~19週)ごろはつわりが治まり、食欲が出てきます。一方で、他の病気が隠れているために、いつまでも嘔吐や悪心が続くこともあります。つわりの症状はもともと個人差が大きいものですが、この時期になってもまったく食事ができず体重が減っているとき、だるくて仕方のないときは、かかりつけ医に相談しましょう。

お腹はどんどん大きくなります(子宮が大きくなる)

この時期、赤ちゃんはどんどん栄養を吸収して、大きくなります。健診では子宮の大きさを測ります。5ヶ月末(19週)時点での子宮底 (子宮の上端)の平均的な高さは、あおむけに寝たとき、おへソから指2~3本下ですが、6ヶ月末(23週)にはおヘソと同じか指1本分上になります[*1]。

体重増加のめやす

赤ちゃんが大きくなればママの体重も増えて当然ですが、無制限に増えていいわけではありません。国民運動「健やか親子21」の「妊娠期の至適体重増加チャート」では、さまざまなリスクを予防するために、妊産婦の体重増加の推奨量を示しています。

これによると、出産前に低体重(BMI18.5 未満)だった人とふつう(BMI18.5 以上 25.0 未満)だった人の体重増は、妊娠中期・後期は「1週間に0.3~0.5kg増」が推奨されています[*2]。もともと肥満だった人は、主治医が個々に体重増のめやすを示してくれるはずです。BMIは肥満指数のことで計算方法は、「BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m)÷身長(m)」です。

ちなみに、「妊娠期の至適体重増加チャート」が示すリスクには次のようなものがあります。

妊娠期に体重増加量が著しく少ない場合 低出生体重児の分娩、切迫流産、切迫早産のリスクが高まる

体重増加量が著しく多い場合 前期破水、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、巨大児分娩、帝王切開分娩、分娩時の出血量過多などのリスクが高まる

早産について

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切迫早産を疑うのはどんなときか?

日本では妊娠22週未満で赤ちゃんが体外に出ることを「流産」、妊娠22~37週未満で生まれることを「早産」と定義しています。早産の原因として多いのは感染や母親自身の体質といわれており、全妊娠の約5%の割合で早産の赤ちゃんがいます[*3]。

早く生まれるほど赤ちゃんに障害などが起こるリスクが高くなるため、早産の可能性がある場合は、基本的にできるだけお母さんのお腹の中にいる期間が長くなるよう対処します。よって、早産の兆候を見逃さないことが大切です。切迫早産とは早産の一歩手前の状態のことです。

切迫早産の兆候としては、羊水が流れ出たり(破水)、下腹部の痛みや張り(子宮の収縮)が規則的に起こったりします。少量の性器出血や血の混じったおりものを伴うこともあります。、子宮の口が開いて赤ちゃんが出てきそうになることと、破水は同時に起こる場合もあれば、破水が先の場合もあります。なお、症状がないのに子宮口が開きやすい状態になる「子宮頸管無力症」という病気もあります。

出血やずっと続く、あるいは途切れながらも続くおなかの痛みは切迫早産の兆候の場合があるので、おかしいと感じたら、かかりつけ医を受診するようにしましょう。

無理しないこと

切迫早産や早産の予防のためには、日頃から無理のない妊娠生活を心がけることが最も大切です。俗に言う「安定期」に入ったからといって安心せずに、引き続きかかりつけ医療機関での妊婦健診をきちんと受診して、その指導には従うようにしましょう。

妊娠21週のママの健康ライフとは?

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むくみ・貧血・腰痛など中期のマイナートラブル対策

妊娠中期には大きくなったお腹を支えるために、お腹をつき出す姿勢になり、腰に負担がかかるため、腰痛になったり、脇腹の筋肉が引っ張られて痛んだりすることがあります。むくみが出ることもあります。

また、大きくなった子宮が腸を圧迫することで便秘がちになるとともに、肛門周囲の静脈がうっ血して痔にもなりやすくなります。妊娠中に痔になるママが3~5割いるのはそのためです[*4]。排便時にいきまないこと、2~3日に一回の排便がない場合には便秘薬を出してもらって便が硬くならないようにすることなど、日頃から痔にならないよう心がけましょう。

この時期は赤ちゃんもママも血液をたくさん必要とするため、鉄分不足になりやすく、貧血にも注意が必要です。妊娠中の鉄欠乏性貧血ではとくに症状のない場合が多いとされていますが、妊娠していること自体によるめまいや立ちくらみなども起こりやすくなります。

赤ちゃんとママ両方の体を支える食事

妊娠中期は、赤ちゃんの順調な成長のためにも、またママの健康を維持するためにも、引き続き食生活に気を付けたい時期です。

厚生労働省の「妊産婦のための食事バランスガイド」[*5]では、妊娠中期は妊娠初期に摂っていた食事に、副菜、主菜、果物を一皿ずつ追加するのが望ましいとされています。とくにこの時期摂取量を増やしたい栄養素には、ビタミンB₁、ビタミンB₂、鉄分があります。

ビタミンB₁を多く含む食品には、ゴマ、落花生、大豆、豚肉、たらこなどがあります。ビタミンB₂は、アーモンド、小麦胚芽、納豆、牛乳など、鉄分は牛赤身肉、カキ、海苔など海藻、ごま、アサリ、干しエビ、レバーなどに多く含まれます(ただし、レバーに多く含まれるビタミンAは過剰摂取に注意が必要です)。

カルシウムは妊娠前に比べてとくに多く摂る必要はないのですが、もともと日本人は不足しがちな栄養素なので、乳製品や魚介類、大豆製品から意識してとることを心がけてください。野菜類も不足しがちなビタミン・ミネラルを補給するためにたっぷり摂るようにしましょう。便秘を予防するためにも、野菜からは食物繊維も十分に摂ることが大切です。むくみ対策としては、塩分(ナトリウム)の摂りすぎに注意しながら、バナナなど、カリウムを含む食品を摂るようにしましょう。

不足しやすい栄養素は、手っ取り早くサプリメントで補いたいと思うママもいるかもしれませんが、妊娠中に安易にサプリメントに頼るのはあまり勧められません。一般に売られているサプリメントは、医薬品と異なりその品質や規格が一定しません。また、サプリメントにより一成分を過剰に摂りすぎてしまうリスクや、含まれる成分同士が相互作用を起こすこともあります。葉酸のように食事からの不足分をサプリメントで補うことが推奨されているものもありますが、それ以外の必要な栄養はできるだけ食事から摂るようにしましょう。

まとめ

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妊娠中期に入ると、赤ちゃんが大きくなり、多くのママは胎動を感じるようになります。赤ちゃんがすくすくと大きくなる一方で、ママはむくみや立ちくらみ、めまいなどのマイナートラブルに悩まされることが増えるかもしれません。体重管理や食生活に気を配りつつ、つらさが続く場合は主治医に相談を。ゆったりとした気持ちで毎日を過ごすようにしましょう。

(文:山崎ひろみ/監修:太田寛先生)

※画像はイメージです


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マイナビウーマン子育て

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