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コロナで強まる一戸建て志向、2人暮らしの過半数が「一戸建てで暮らしたい」。

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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コロナで強まる一戸建て志向、2人暮らしの過半数が一戸建てで暮らしたい。

「ファンくる」を運営するROIが、3度目の緊急事態宣言中の2021年4月26日~5月6日に、住宅事情についての意識調査を実施した。それによると、コロナの流行をきっかけに、既に引越しをした人が3%、引越しを検討中の人が15%いたという。コロナ禍での住み替え需要は根強いようだ。【今週の住活トピック】
「コロナ禍における住宅事情についての意識調査」を公表/ファンくる(株式会社ROI)

部屋数が少ないほどコロナ禍で引越しを考える!?

「コロナの流行をきっかけに引越しをしたいと思ったか」を聞いたところ、「はい」という回答は18%(引越し済み3%+検討中15%)となり、コロナ流行により住み替えニーズが生じているという結果となった。1人当たりの部屋数を居室やリビングルームをそれぞれ1室としてカウント(ダイニングルームはカウント外)して算出し、部屋数別に集計したところ、部屋数と住み替えニーズに関係性が強いことが分かった。

1人当たりの部屋数が1室の場合は、「はい」という回答は34%(引越し済み3%+検討中31%)まで増加し、部屋数が多くなるに連れて減っている。使える部屋が少ないほど、コロナの流行をきっかけに引越しをしたいと思う人が増える傾向があるということだ。

※1人あたりの部屋数に別集計したグラフ コロナの流行をきっかけに引越しをしたいと思ったか?(1人当たりの部屋数別)(出典:ファンくる「コロナ禍における住宅事情についての意識調査」より転載)

※1人あたりの部屋数に別集計したグラフ
コロナの流行をきっかけに引越しをしたいと思ったか?(1人当たりの部屋数別)(出典:ファンくる「コロナ禍における住宅事情についての意識調査」より転載)

その理由は、「コロナ禍において自宅で不便に感じていること」の結果からうかがい知ることができる。1番多かったのは「オンオフの切り替えがしづらい」だが、上位には「運動できるスペースがない」「部屋が狭い」「仕事ができる部屋がない」など、住宅のスペースに関するものが多く挙がっているからだ。

コロナ禍において、自宅で不便に感じていること(複数回答)(出典:ファンくる「コロナ禍における住宅事情についての意識調査」より転載)

コロナ禍において、自宅で不便に感じていること(複数回答)(出典:ファンくる「コロナ禍における住宅事情についての意識調査」より転載)

1人世帯・2人世帯のマンション志向に変化

コロナ禍の住宅ニーズに関する調査結果の多くが、「一戸建て志向の強まり」を指摘している。今回の調査結果では、部屋数や部屋の狭さなど自宅のスペースに不満を感じている人が多いことが分かった。となると、やはり「一戸建て志向」が強まるのだろうか?

コロナ流行前とコロナ禍で、それぞれ「一戸建てとマンションとどちらに住みたいと思うか」を聞いた結果を見てみよう。全体を比較してみると、コロナ流行前よりコロナ禍のほうが、一戸建て派が増えていることが分かる。

■一戸建て派(一戸建て+どちらかといえば一戸建て)VSマンション派(マンション+どちらかといえばマンション)
○コロナ流行前
一戸建て派56%(39%+17%)VS マンション派44%(21%+23%)
○コロナ禍
一戸建て派63%(44%+19%)VS マンション派36%(18%+18%)

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コロナ禍において、戸建てとマンションのどちらに住みたいと思うか?(世帯人数別)※コロナ流行前とコロナ禍を比較(出典:ファンくる「コロナ禍における住宅事情についての意識調査」より転載)

コロナ禍において、戸建てとマンションのどちらに住みたいと思うか?(世帯人数別)※コロナ流行前とコロナ禍を比較(出典:ファンくる「コロナ禍における住宅事情についての意識調査」より転載)

これを世帯人数別に集計してみると、実は世帯人数によって、一戸建て派とマンション派の比率が大きく変わっている。これをコロナ流行前とコロナ禍で比較してみると、いずれの世帯人数でもコロナ禍のほうが一戸建て派は増えている。

世帯人数が3人以上では一戸建て派がもともと多いのだが、コロナ禍で一戸建て派の増加割合が大きいのは、むしろ世帯人数1人や2人のほうだ。特に、2人世帯では、コロナ流行前はマンション派が55%と過半数を占めていたが、コロナ禍になると一戸建て派が増えて、マンション派は46%になっている。

一戸建てに住むなら、4割が「間取り・広さ」を重視

さて、この調査では、「一戸建てに住むとしたら、最も何を重視するか」を聞いている。ダントツで最多は「間取り・広さ」(40%)で、次いで「周辺環境」(25%)、「耐震・耐久性」(15%)、「住宅設備」(7%)の順となった。やはり、ここでも「間取り・広さ」への関心が高いことがうかがえる。

とはいえ、部屋数が多いとか、使える空間が多いといった理由だけで一戸建てを選んでいいわけではない。

そもそも一戸建てはマンションに比べて独立性が高い。そのため、建物や庭、外構、植栽のメンテナンスを自身で計画的に行う必要がある。一方、マンションは共用部分を管理組合という組織で共同で管理したり、管理組合で定めた生活のルールを守ったりする必要がある。ただし、管理会社に一部を委託することができ、セキュリティの高さなど、共有だからこその充実した設備を利用することもできる。

このように、一戸建てとマンションでは生活の仕方が異なるなどの違いもあるので、こうしたことも意識したうえで、リモートワークやおうち時間の充実を考える必要があるだろう。

コロナ禍で自宅が住みづらいと感じたとき、自宅のスペースの使い方を見直したり、リフォームで間取りを変えようと検討したりした人も多いだろう。それでも広さが不足していたり、通信環境や音の問題を解消できなかったりする場合は、住み替えを考えることになる。その場合も、10年後15年後など長期的な視点に立って、自分の暮らし方をどう変えたいかよく考えるのがよいだろう。

●取材協力
「ファンくる」

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