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【医師監修】「葉酸」が妊活の成功を左右する、3つの理由

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目次

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妊活中の女性にとって、「葉酸」は最も重要な栄養です。今回は葉酸が「妊活の成功を左右する理由」を3点ご紹介します。

この記事の監修ドクター 女性のトータルライフをお任せいただけるような診療を目指し、 女性のライフサイクルを応援します。 藤東クリニック藤東淳也先生 https://fujito.clinic

妊活中なら「葉酸」に注目

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「葉酸」は、妊娠前後の女性に対して最も活躍してくれる栄養素の1つ。また赤ちゃんが欲しくて妊活をしている女性に対しては、妊娠しやすい体作りをサポートしてくれます。

「葉酸が妊活の成功を左右する」のはなぜか

葉酸には、細胞の増殖・分裂をサポートする働きがあり、体の成長にも不可欠です。加えて、赤血球の生成を助ける働き(造血作用)もあります。葉酸のもつこれらの働きが、妊婦や、おなかの中の赤ちゃんのみならず、妊娠を希望する女性たちにとっても重要な役目を果たすからです。

厚生労働省も「妊娠の1か月以上前からの摂取」を推奨

厚生労働省では、妊娠の1ヵ月以上前から、通常よりも多い量の葉酸摂取を推奨しています。後ほど詳しくご紹介しますが、これによっておなかの中の赤ちゃんの先天的な障害を防ぐことが期待できるからです。つまり、妊娠を希望される妊活中の方々は、今日から葉酸の摂取量を増やす必要があります。

「葉酸」が妊活の成功を左右する理由①貧血の改善

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貧血気味の方は、知らないうちに妊娠の機会を逃しているかもしれません。葉酸がその解決に役立つ可能性もありますので、特に1日の推奨摂取量(240ナノグラム)が取れていない方は、食生活などの見直しやサプリメントの併用を考えるべきです。

妊娠に欠かせない良好な血行

葉酸の持つ造血作用は、良好な血行と貧血予防にも効果をもたらしています。しかし、葉酸不足から貧血になると、冷え性などにもつながり、内臓機能を低下させてしまう恐れがあるため、特に貧血がひどい方などの場合には、疲れやすかったり、しばしば体調不良に陥ることがあるため、性行為に支障が出るケースも考えられます。妊娠を希望する場合には、排卵日の前後2日の性行為が良いとも言われていますが、貧血がひどい方はそれが難しく、結果として妊娠しにくくなるケースも想定されます。

さらには、子宮内の血行が悪いと、妊娠に適した環境が準備されない可能性があります。子宮内膜に厚さや柔軟性が足りず、結果として受精卵が着床しにくくなることが考えられます。

貧血の改善

不足していた葉酸を摂取することは、血行や貧血の改善にもつながることが期待できます。もちろん、子宮内の血行が良くなることも期待できますが、これは妊娠にとって良好な子宮内膜を作る点でもメリットがあります。子宮内膜は受精卵を着床させる場所ですが、血流の改善で十分な酸素や栄養が運ばれると、子宮内膜に着床しやすくなり、さらには受精卵が正常に成長しやすくなるのです。

「葉酸」が妊活の成功を左右する理由②着床・妊娠・出産の確率アップ

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不足していた葉酸を摂取することによる「貧血や血行の改善」は、一般女性を妊娠しやすい体へと導く可能性があります。しかし、不妊に悩む女性についても、葉酸の摂取によってその成功率を上げる可能性が報告されています。

不妊治療中の方の強い味方

葉酸の摂取量が不妊治療の成功を握るかもしれない。そんな調査結果がアメリカから報告されています。こちらは、マサチューセッツ総合病院にて、体外受精・顕微授精などを受けている女性(232人)を対象としたアンケート調査です。(*)

(*「Dietary Folate and Reproductive Success Among Women Undergoing Assisted Reproduction」 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4172634/)

アメリカで行われたアンケート調査の内容

同調査の結果は「1日の葉酸の摂取量が多い女性ほど、着床・妊娠・出産の確率が高い(不妊治療の効果が出やすい)」というものでした。具体的には、1日800マイクログラム以上の葉酸を摂取していた女性は、1日400マイクログラム未満の女性に比べて、出産成功率が20%高くなりました。

アンケート対象の女性の人種が日本人ではない点もあり、完全にそのまま当てはめて考えるのには、慎重さが必要です。しかし、葉酸の摂取が不妊に悩む方々にとって1つの希望となる点は確かと言えるでしょう。

「葉酸」が妊活の成功を左右する理由③胎児の先天的障害を予防

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赤ちゃんが欲しい方々にとって、妊娠は悲願です。しかし、ただ妊娠すればいいと言うことではなく、赤ちゃんが健康に育って初めて妊娠が成功したと言えるでしょう。葉酸の摂取によって、胎児の先天的な障害(奇形)である「神経管閉鎖障害」のリスクを大きく下げることができるということが判明しています。厚生労働省が、妊娠前の女性にも葉酸の摂取を勧めているのには、このような理由からです。

「神経管閉鎖障害」の症状

神経管閉鎖障害の症状は、脳もしくは脊髄に出る場合の2パターンがあります。

神経管閉鎖障害が脳に出た場合、胎児の脳がうまく作られない場合があります。無脳症と呼ばれており、短命かあるいは死産のケースも多い状態です。また脊髄に出た場合「二分脊椎」と呼ばれる状態になります。これは、脊髄がうまく収まらず飛び出ていたり、脊髄の形成不良や、欠損が見られる場合もあります。必ずしも死産すると言うわけではありませんが、何らかの後遺症が残る可能性はかなり高いと言えるでしょう。見た目は、赤ちゃんの背中にこぶがあるような状態で、生後すぐに手術が必要となります。

なお、二分脊椎の発生頻度は1万人の赤ちゃんに対して5人〜6人程度です。例えば、2012年には103.5万人以上の新生児が誕生しましたが、そのうち540名ほどが二分脊椎であったと推測されます。このように考えると、二分脊椎は決して珍しい障害ではないことが分かります。

また、二分脊椎の赤ちゃんを妊娠する可能性が高い女性も分かっていますので、以下でご紹介します。こちらの条件にあたる女性は、そうでない女性と比べて最大で5倍も、二分脊椎の赤ちゃんの赤ちゃんを妊娠するリスクが高まります。

【二分脊椎の赤ちゃんを妊娠する可能性が高い女性】 ・葉酸不足の女性(ダイエット、外食が多い、好き嫌いや偏食が多いなど) ・特定の薬を服用している女性(アスピリンやピルなど。抗てんかん薬を服用している女性は要注意) ・かなり肥満した女性 ・糖尿病にかかっている女性 ・「遺伝子多型」という葉酸代謝酵素を持っている女性 ・妊娠初期に高熱などにかかった女性

葉酸の摂取で予防が期待できる、その他の障害

十分な量の葉酸を摂取することは、神経管閉鎖障害のリスクを抑えるだけでなく「先天性の心疾患」や「口蓋裂などの奇形」の予防にも役立ちます。このように、葉酸の摂取が健康な赤ちゃんの成長に大きく関わっていることがお分かりいただけるでしょう。

妊活中なら「葉酸」を今すぐ飲もう

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「妊娠がわかったら葉酸を摂らなくちゃ」というのは、実は間違いです。妊活中の女性はすぐにでも、葉酸の摂取量を増やしたほうが良いと言えます。普段食事で摂るよりも多くの葉酸を摂取する必要がありますが「可能であれば妊娠の1ヶ月以上前から葉酸を増やすこと」が望ましいとされています。

「妊娠前」から飲むこと

厚生労働省も推奨しているように、葉酸は妊娠前から飲むことが重要です。日本人女性・2693名の協力を得た症例対照研究によると「妊娠前から妊娠初期に葉酸(葉酸サプリメント)を服用していない場合、二分脊椎の赤ちゃんを出産するリスクが2.5倍にも上昇すること」が判明しました。また海外の研究でも、妊婦さんの葉酸摂取が「神経管閉鎖障害の発生を最大75%も低減させた」という結果が出ているようです。

妊娠前のお母さんの健康を維持する上でも必要ですが、健康な赤ちゃんの出産と言う意味において、「妊娠前からの十分量の葉酸摂取」は不可欠といえます。

妊娠前の具体的な葉酸摂取量は「食事からの摂取・240マイクログラム + サプリメント(もしくは強化食品)からの摂取・400マイクログラム」で、1日に合計640マイクログラムが取れるようにしてください。

男性にも飲んでもらうとベター

男性の場合は、妊娠に向けて葉酸の摂取を増やすといったことが、厚生労働省などから推奨されているわけではありません。しかし、葉酸は精子の細胞分裂にも関係しますので、やはり1日の推奨摂取量はきちんと摂っておいた方が良いと言えるでしょう。精子の生成がきちんと行われることで、精子の染色体異常を防ぐことも期待できます。

妊娠中〜出産後も充分な葉酸の摂取を

妊娠中の葉酸摂取は、胎児の発育と、お母さんの貧血予防に役立ちます。出産後の葉酸摂取は、母乳を通じて赤ちゃんへ葉酸が届くため、やはり赤ちゃんの発育に不可欠です。目安の摂取量は、妊娠中は「食事からの摂取・240マイクログラム+240マイクログラム」で1日に合計480マイクログラムが取れるようにしましょう。また、出産後は「食事からの摂取・240マイクログラム+100マイクログラム」で1日に合計340マイクログラムの摂取が望ましいです。

まとめ

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葉酸は、妊娠中だけでなく、妊娠前や出産後にも不可欠なことから「赤ちゃんのビタミン」とも呼ばれています。食事の見直しはもちろんのこと、サプリメントも併用すると1日の必要摂取量をラクに摂ることが可能です。妊活中の方は「葉酸を飲むこと」を習慣にしましょう。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て

更新日:2017年2月22日


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