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【医師監修】小児に多い! マイコプラズマ肺炎の有効な治療法とは

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冬になると何年かに一度流行を起こすマイコプラズマ肺炎。でも実際どのような病気なのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。ここではそんなマイコプラズマ肺炎について一緒に見ていきます。

この記事の監修ドクター

女医によるファミリークリニック大井美恵子先生 当院では受診していただく患者様は家族と思い治すことをモットーとしており、生まれたときから、生涯を終えるときまで、ご家族全員のプライベートホームドクターを承っております。最新の小児科内科皮膚科・美容医療に、東洋医学などの代替医療やアンチエイジング医療を取り入れながら、 ご家族全員がいつまでも健やかで美しくあるためのオリジナル医療を提供しております。 http://www.familyclinic-hiroshima.com/

マイコプラズマ肺炎の治療方法

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皆さんは、マイコプラズマ肺炎についてどのぐらいご存知でしょうか。「肺炎」と名のつくぐらいだから、きっとたいそう重い病気なのだろうと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、実際にはきちんとした対処法を取れば不必要に恐れる病気ではないのです。この項目では、お子さんがそんなマイコプラズマ肺炎に感染してしまった場合にどのような治療をすればいいのか、そしてどのようなことについて特に注意する必要があるのかについて一緒に見ていきます。

基本の治療方法

マイコプラズマ肺炎は、肺炎と普通の風邪の中間のような病気です。そのため基本的には入院などは必要とはせず、通院で完治することが可能です。これは普通の風邪を引いた場合と全く同じで最も重要なことは栄養をしっかりと補給し、さらに水分を多く取ることです。

そのため、抗生剤はすぐには処方はしないという医者もいるようです。基本的な治療の流れとしては、まずは咳、発熱、鼻水などそれぞれの症状に対する対症療法を行います。そしてそれでもなかなか治癒しなかった場合にはマイコプラズマ肺炎に対して抗生物質を処方することが多いようです。

マイコプラズマ肺炎患者に対して処方される主な抗生物質は次の通りです。マクロライド系抗生剤(エリスロシン・クラリシッド・クラリス・ジスロマック・リカマイシン・ミオカマイシン・ジョサマイシンなど)、テトラサイクリン系抗生剤(ミノマイシンなど)、キノロン系およびニューキノロン系抗生剤など。このうちエリスロシン・クラリシッド・クラリスのマクロライド系抗生剤に関しては、喘息の治療薬のテオフィリンとの相互作用の影響によりテオフィリンの副作用が起こる可能性があるので、これらの薬を服用している場合は事前に医者に申告しておくことで副作用によるトラブルを防ぎましょう。

薬剤耐性マイコプラズマ肺炎の治療方法

上記の通りに対症療法と抗生物質を利用して治療した場合、大抵は1週間以内に症状は改善の兆しをみせ、長引く咳があったとしても3週間以内には完治するでしょう。しかし最近ではこれらの治療薬に耐性ができたマイコプラズマ肺炎の病原体が発生してきています。

マイコプラズマ肺炎の治療において最初に用いられるマクロライド系の抗生物質に対する耐性を持ったウイルスの割合は、2005年ではわずか15%ほどであったのが、2006年には一気に倍の30%になっています。マクロライド系の抗生物質の効きが悪いことなどからこのような耐性のある病原体に感染してしまったことがわかった場合、1週間以内に限り、テトラサイクリン系の抗生物質を使うことになります。

なぜはじめからテトラサイクリン系の抗生物質を使わないかというと、8歳以下の子供に対して2週間以上使用した場合に歯が黄色くなったり、骨の発育に異常が見られるなどの副作用が報告されているため、使用をなるべく避けています。しかし副作用に注意して服用すれば、3日程度で症状は治まるはずです。また、このような薬剤耐性マイコプラズマ肺炎は合併症のリスクが低く、感染力が一般のマイコプラズマ肺炎に比べると非常に弱いことが報告されています。

マイコプラズマ肺炎の特徴と診断

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では実際、マイコプラズマ肺炎に感染してしまうとどのような症状が出るのでしょうか。

マイコプラズマ肺炎に見られる症状の特徴

マイコプラズマ肺炎に見られる主な症状には、喉の痛み、鼻水・鼻づまり、37℃程度の微熱から39℃以上の高熱、乾いた咳、痰のからむ咳、持病に喘息がある場合には喘息の症状の悪化、そして喘息に特徴的なゼイゼイ・ヒューヒューといった喘鳴、さらには症状が重い場合は呼吸がしにくくなる呼吸困難に襲われる場合もあります。

熱の特徴としては、かなりしつこく続き、治ったと思ってもすぐにぶり返すことが挙げられます。午前中は症状が良くなったのに午後になるとまたすぐに症状が悪化するというような場合には、医師に診察を受けるのが遅くなったり、それが原因で集団感染を招いてしまうことも多くあるので注意が必要です。また、感染した場合の症状は、一般的には成長するほど重くなることも知られています。マイコプラズマの病原体が体内でアレルギー反応を引き起こすため、一度過去にウイルスが体内に侵入していた場合にそのアレルギー反応が大きくなるということが原因として考えられています。

マイコプラズマ肺炎の診断方法

基本的に、発熱や咳の症状があって病院に行った場合でも、いきなりマイコプラズマ肺炎であると診断を受けることは少ないです。まずは小児科において一般的なセフェム系やペニシリン系の抗生物質が処方されます。そしてその後数日間経過観察を行なったのちに咳などの諸症状が続く場合に初めてマイコプラズマ肺炎が疑われるようになります。そのような場合には、レントゲンを撮り、肺に特徴的な白い影が見られるとマイコプラズマ肺炎ということになります。

一方、周囲でマイコプラズマ肺炎が流行している場合には初めからマイコプラズマ肺炎との疑いを持って診断が行われます。検査方法には、血液検査や痰を培養して検査する方法がありますが、それらの方法では時間もかかりますし正確性もあまり高くないです。しかし最近では喉の奥を強くこすることによってマイコプラズマの菌が検出されるかどうかを判断します。この方法は血液検査や痰を培養する検査と比較すると感度も迅速性も優れているため最近では最もよく用いられる方法の一つとなっています。

これらの検査で陽性と判断された場合には、次はレントゲンの検査を行い、先ほど述べたようなマイコプラズマ肺炎に特徴的な肺の白い影を見つけます。また、一般的な肺炎では 聴診器を用いて気管の音の検査を行います。しかしマイコプラズマ肺炎の場合このような音は全くと言っていいほど発生しないので聴診は用いられず、胸部エックス線の検査が診断に用いられます。

マイコプラズマ肺炎の合併症、リスク

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これまで記述してきた通り、マイコプラズマ肺炎単体では命を脅かすような病気ではありません。しかし初期の治療を怠るなどして合併症が発生してしまった場合にはそれは別問題になります。ここではマイコプラズマ肺炎がどのような合併症を引き起こすことが多いのかについて書いていきます。

マイコプラズマ肺炎の合併症

マイコプラズマ肺炎に感染している時に引き起こされる合併症の種類としては主に気管支喘息、脳炎や脳症、下痢や嘔吐などの消化器の不調、肝腫大・肝機能異常などの肝炎、じんましんなどの発疹、心筋炎、溶血性貧血などがあります。これらの合併症の兆候としては、黄疸が見られること、異常に疲れやすくなっていること、けいれんなどによる意識障害があること、盛り上がった赤い発疹やかゆみを伴う地図のような湿疹が発生することが挙げられます。そのような場合には早めに医療機関に受診してください。

マイコプラズマ肺炎と気管支喘息の関係

マイコプラズマ肺炎に感染した場合には気管支喘息を併発することが多いことが知られています。しかしこの気管支喘息の治療薬である気管支拡張薬のテオフィリンは、マイコプラズマ肺炎の治療薬との飲み合わせが悪く副作用が大きくなってしまいます。そのためもしも持病に気管支喘息がある場合には必ずお医者様にその旨を伝えるようにしましょう。

そもそもマイコプラズマとは?基礎知識まとめ

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ここまでマイコプラズマ肺炎に感染した場合の対処法、そして気をつけておきたいことについて記述してきました。最後にマイコプラズマ肺炎の基礎知識をまとめます。

マイコプラズマとは

マイコプラズマとは、英語では「Mycoplasma pneumoniae」といい、この微生物は実はウイルスでも細菌でもありません。細菌よりも小さくウイルスよりも大きいこの微生物は細菌にもウイルスにもない性質を持っているのです。

マイコプラズマの潜伏期間と感染経路

マイコプラズマの潜伏期間は1〜3週間ほどで、長い場合には4週間に及ぶこともあります。このように感染から発症までの期間が長いことから、一度流行しだすと感染を止めることは非常に難しくなります。マイコプラズマはせきやくしゃみ、鼻水などによって飛沫感染します。そのため学校や電車内などの人ごみで感染することが多いです。

マイコプラズマの流行時期と対策

マイコプラズマ肺炎は一時期オリンピック病とも呼ばれていたように、4年に一度の周期で大流行を起こしていました。現在ではこのスパンはさらに短くなり、2、3年に一度大流行が発生します。これはマイコプラズマに対する免疫が短い期間しか維持されないことに起因しています。主に感染が拡大するのは冬の時期なので、この時期に人混みに行くときはマスクをする、また可能な限り人混みを避ける、そして何よりも大事なこまめなうがい手洗いを心がけましょう。

まとめ

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いかがだったでしょうか。必要以上に恐れる必要はないですが、合併症には十分な注意が必要なので、感染が疑われる場合にはすぐに医療機関を受診するのが大切です。こまめなうがい手洗いを忘れずに、心がけていきましょう。


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情報提供元:マイナビウーマン子育て



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