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篠原涼子

cover interview 篠原涼子

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「ちょっと幸せ」をテーマに、グルメ・美容・健康・カルチャーなど、女性にうれしい情報満載のフリーマガジン「Poco'ce(ポコチェ)」から篠原涼子さんのインタビューをお届けします♪

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目次

cover interview 篠原涼子

クセの強い参列者たちによって、結婚式がとんでもない方向へ転がっていく映画『ウェディング・ハイ』が全国公開される。本作で、“絶対にNOと言わない”敏腕ウェディングプランナーを演じる篠原涼子さんにお話を伺いました。

Profile

1973年生まれ。1990年、ユニット・東京パフォーマンスドールに加入。1994年ソロとしてのリリース曲「恋しさと せつなさと 心強さと」が大ヒット。女優としては、日本テレビ系ドラマ『ハケンの品格』や、フジテレビ系ドラマ&映画『アンフェア』シリーズなど、様々な作品で主演を務め、2019年『人魚の眠る家』で、第42回日本アカデミー賞優秀主演女優賞と、『北の桜守』で優秀助演女優賞をW受賞した。現在、Netflixにて大ヒット漫画を原作にした『金魚妻』が配信中。

何も考えず、ゲラゲラと笑っていただけたら嬉しいです

「脚本を初めて読んだときから面白くなる予感しかなかったです」

作品を振り返りそう話し始めてくれた篠原涼子さん。彼女が演じるのは、“一生に一度しかないこの日”のために、“絶対にNOと言わない”敏腕ウェディングプランナーだ。

「今までは有能で、血が通っていないんじゃないかと思うくらい冷血でパーフェクトな役が多かったのですが、今回演じた中越は、ものすごく一生懸命なんですけど、不器用な部分が見え隠れする人間味のあるところが魅力でした。役作りで大事にしたことは、あまりでしゃばらないよう、新郎新婦やゲストのために働く裏方役という部分をしっかりと意識しました。我を出さずに控えめに、主演だからと、鼻息荒くするのはやめました(笑)」

“本当はもっとやりたかったんですけどね”と、篠原さんは続ける。

「キャストのみなさんが濃いんですよ(笑)。大九監督は、それを一人でまとめているから常に慌ただしく、撮影中に私のこと見てます?ここにいますけど?って、寂しくなってしまうくらい(笑)。そんな監督のいっぱいいっぱいな感じや、髪の毛を振り乱している感じを役に取り入れてみたりして。監督は“私を参考にしないでください!”って、照れていましたけど(笑)」

篠原さんの言葉からは、現場の楽しそうな様子が窺える。

「コロナ禍で、みんなでワイワイというわけにいかないのが残念でしたが、現場はとても楽しかったです。編集するのがもったいないくらい皆さん個性を発揮していました。高橋克実さんのお芝居は本当にナチュラルで、人を笑わせようとせず、さりげなく笑顔へと導く演じ方は、とても勉強になりましたし、余興のシーンは見応えたっぷりです。撮影現場にいても鳥肌が立つほど素晴らしかったので、ぜひじっくりと観て欲しいです」

自分の結婚式を担当してくれたプランナーに感動し、自分もプランナーへと転職したという経緯を持つ中越。そこで篠原さんご自身の人生に影響を与えた人を伺うと。

「素晴らしい方達とたくさんお仕事をさせていただいて来たので、一人に絞るのは難しいのですが、パッと頭に浮かぶのは緒形拳さんです。初めてお会いしたとき、私はまだ若くて、緒形さんに“ケンケン”と、あだ名をつけちゃったんです。もう、怖いもの知らずにもほどがありますよね。昔の自分に“アンタ何考えてんの!”と言いたい。でも、緒形さんは“ケンケン”だよって笑ってくださって。あんなに大御所でカリスマ性のある方なのにとてもチャーミングで、現場にいる人全員に気を配ってくださって、それでいてお芝居は頑丈で。若い時にそんな素敵な方とお仕事をさせていただいたことは私の財産ですし、ものすごく刺激になりました」

今では若手の俳優さんと仕事をする機会も増えた篠原さん。その時の経験から自分から声を掛けたり、現場の雰囲気を明るくしているそう。

「でも“りょんりょん”って呼ばれたら“はぁ!?”ってなりますけどね(笑)。まだまだケンケンさんの器には程遠いです」

今や女優として大活躍の篠原さんだが、元々は役者はやりたくなかったと聞いて驚いた。

「セリフを覚えるのが苦手ということもありますが、役者は自分の本心とは違う感情を出さなきゃいけない。泣きたくないときに泣いて、笑いたくないときに笑ったり。私は不器用なので、それができる自信がなかったんです。私にはできないからやっちゃダメと思っていたのが本音ですね。でも私も中越と同じく“NO”と言えない人間なので、やれといわれたらハイ…と(笑)」

続けてこられた理由を聞くと、「観てくださっている人やスタッフさんからの褒め言葉を勇気や原動力にしてきました。褒められると木に登るタイプなんです。調子に乗るって大事です(笑)」

そして最後に、本作『ウェディング・ハイ』については。

「今は、いろんなジレンマやストレスを抱えている人も多いと思いますが、この映画は幸せばかりを詰め込んだハートフルで笑えるシーンばかりなので没頭してもらえるんじゃないかと。沈んだ気持ちを一瞬でも解放できたら嬉しいです」

『ウェディング・ハイ』

(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
脚本/バカリズム 監督/大九明子
出演/篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実 他
公開/3月12日(土)全国ロードショー

Photo / Ryuta Seki
Styling / Keiko Miyazawa(WHITNEY)
Hair&Make / Tamae Okano(storm)
Text / Satoko Nemoto

衣装 / ジャケット 77,000円 ショートパンツ 28,600円 共に、テラ(ティースクエア プレスルーム TEL03-5770-7068)タンクトップ スタイリスト私物

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