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綺麗に片付いたクローゼット

【保存版】使いやすいクローゼットにするには?プロが教える「4つの基本ルール」

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整理収納アドバイザーの鈴木久美子です。「クローゼットがいつもギュウギュウ詰めで使いにくい」とご相談を受けますが、実は家の中で、クローゼット収納はとてもシンプルで簡単な場所なんです。今回はクローゼットが使いにくい原因と、どうすれば使いやすくなるのかをご紹介します。

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目次

使いやすいクローゼットにするたった1つの方法

整理収納アドバイザー 衣類 収納術

「クローゼットが使いにくいんです…」というお悩みが多いですが、クローゼットを拝見すると、皆さん立派なクローゼットをお持ちのことが多いです。

実際、私の場合は横幅が100cmのクローゼットを夫と二人で共用しています。1人で1つのクローゼットを使いたいのですが、住宅事情によりなかなかそんなことも難しい現状です。

決して広いとは言えない我が家のクローゼットですが、とても使いやすいですし、大好きなものが詰まった私のお気に入りのスペースでもあります。

キッチンは、毎日の料理で毎回片付けをしないと散らかってしまいますが、クローゼットは常に整った状態をキープできています。

という私も、独身時代は一人でクローゼットを使っていましたが、常にギュウギュウ、どこに何があるか分からない状態。さらに服がたくさんあるのにも関わらず、明日着ていきたい服がない、と常に思っていました。

この状況から抜け出すための、たった1つの方法は、収納力をアップすることではなく、自分が『大好き』と思える物を大切にしながら、基本的なクローゼット収納のルールを守ることなんです。

クローゼット収納の基本ルール

収納する場所や物の種類がたくさんあるキッチンとは違い、クローゼットは衣類の数は多くても種類は案外少ないですし、収納スペースも非常にシンプルです。

全く難しくないので、シンプルに基本ルール通りに収納してみましょう。どうやったらもっと入るのか…ではなく、厳選した自分のお気に入りを見やすく収納するという事に意識をしてみましょう。

①枕棚上

整理収納アドバイザー 衣類 収納術

たまに、棚がついていないクローゼットもありますが、たいていクローゼットバーの上には枕棚と言われる棚がついています。枕棚の上には、バッグ類や季節外の衣類、冠婚葬祭の衣類など出番の少ない物を収納するのがおすすめです。

棚の上も高さがかなりあり、引き出し収納ケースなどを無理やり天井付近まで入れている方もいますが、やめてください。

天井付近の引き出しケースは、台に乗って引き出しても中の物が取り出せず、結局ケースごと降ろさないと無理な状況になってしまいます。

枕棚の上に季節外の衣類などを収納したい場合は引き出しタイプではなく、ボックス収納にし、できるだけ軽い素材の物を選ぶのがおすすめです。

②ハンガーバー

整理収納アドバイザー 衣類 収納術

クローゼットのメインスペースでもあるハンガーバー部分。

ここには、もちろんハンガーに掛けて衣類を収納します。

ポイントは詰め込みすぎないこと!

使いにくい、というクローゼットは詰めこみすぎなんです。

よくこんなに詰めれたな、とびっくりするくらいのクローゼットを拝見します。

詰め込みすぎのデメリットは、とにかくきつすぎて出し入れがしにくい事や、いざ着ようと思った衣類がシワになってしまっている事です。

目安は、バーの長さ÷3(cm)と言われています。

もちろんそれ以上入れてもいいですが、感覚として、きつい、出し入れしにくいと思ったら詰め込みすぎです!

さらに、お気に入りのハンガーで統一して購入することで、衣類の適正量を決めてみてください。

③足元

整理収納アドバイザー 衣類 収納術

バーの下のスペースには引き出し収納ケースを入れましょう。

お部屋にチェストやタンスがある人は入れなくても大丈夫ですが、たたみの衣類は引き出し収納ケースにたたんでしまいます。

引き出し収納ケースは、できるだけ頑丈で使いやすい物を選んでください。

安さにつられて購入したものや、かなり劣化したものを使っている方も多いです。

いろいろと使いやすい物もありますが、私がいつもおすすめしている物は天馬のフィッツという引き出し収納ケースです。

おすすめポイントをご紹介すると長くなるのでここでは省略します。

④デッドスペースを活用

整理収納アドバイザー 衣類 収納術

①~③までが基本ですがさらに、もう1点ご紹介するとすれば、デッドスペースの活用法です。

クローゼットの形状にもよりますが、それぞれちょっとしたデッドスペースがあるかと思います。

例えば、クローゼットの空いている壁のスペースがあればフックなどを取り付けて、毎日使いのバッグ収納にしたり、スカーフやベルトなどの小物をかける場所にしてみましょう。

足元に引き出しケースを入れた場合、壁との隙間などに紙袋を収納したり、旅行用のバッグを入れたりするのもおすすめです。我が家では、トラベル用の衣類ケースに冬用のダウンコートを入れてコンパクトにして、隙間に収納しています。

いろいろなデッドスペースの活用があると思いますので、ご自身のクローゼットをしっかりと観察してみてくださいね。

それでも衣類が多すぎて減らせない人へ

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最後に、基本的なルールは十分理解できているけど、どうしても衣類が多くて、減らすことができないという皆さんにお伝えします。

適正量(クローゼットに入る量)を超えているのに、もっとたくさん服を買いたいし、1着も減らしたくない。けれど、あふれている衣類をスッキリさせて、美しいクローゼットにしたい!というのは、非常に矛盾したことになります。

例えば、ケーキ食べ放題に行って、焼き肉食べて、でも運動はしたくないけど、スッキリ美しく痩せたいんだ!と言っているのと同じです。

衣類やバッグをたくさん持ちたい、という気持ちは、悪いことではありません。

ミニマリストのように少ない枚数で暮らす、というのが正しいことでもないと思います。

自分の物を大切に扱う、愛着をもって使う(着る)という事が大切です。

もし、クローゼット内を全て整理(要、不要を見直す)して、どれも大好きで、きちんと出番がある服ばかりだとしたら、クローゼット以外にも収納を追加することを検討してもよいと思います。

服をどれだけ持ちたいのか、どんなクローゼットにしたいのか、さらには、どんな暮らしがしたいのか、しっかりと向き合い、バランスをとっていくことが大切です。

衣類は、勝手に皆さんのクローゼットに歩いて入ってくるわけではありません。「かわいい」、「着心地よさそう」、など、何か理由があって、自分が手にしたアイテムのはずです。たくさんのお店から、自分が好き、と思った物が勢ぞろいした、世界に1つだけのオリジナルクローゼットです。

住まいのどの場所よりも、自分の意志で、要・不要を選びやすいのもクローゼットです。

服が好きなら、クローゼットにも愛情をもってみてくださいね!きっと素敵なクローゼットにできると思います。



この記事のライター

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