デートや記念日に行きたい素敵なお店♡10月号

映画公開記念、エネコ・アチャ来日トークショー

スペイン北部 にあるバスク 州、ミシュラン三ツ星、The World’s 50 Best Restaurants にもランクインするレストラン「アスルメンディ」はビルバオ郊外の菜園の中に佇む、一面ガラス張りのまるで温室のようなレストラン。ここに訪れると、菜園を案内され、ピクニックバスケットからお食事が始まります。

この素敵なレストランのシェフ、エネコ・アチャが登場する映画『世界が愛した料理人』公開記念イベントで来日、トークショーが開催されました。この作品は、第 67 回ベルリン国際映画祭で上映され話題を集めた美食ドキュメンタリー。スペイン史上最年少でミシュラン三ツ星を獲得した天才料理人エネコ・アチャが、料理の真髄・魂とは何かを求め辿り着いたのは日本が誇る和食。そして彼は、世界最年長のミシュラン三ツ星料理人小野二郎の店「すきやばし次郎」など、日本の名店を巡り、究極の料理を追い求めて行きます。

映画の中には大勢の料理人などが登場しているのも見所。イベントの会場となったのは、「ENEKO Tokyo」。ロンドンに続き進出したのが日本、なぜ日本だったのか、というのはこの映画を見れば答えが見えるかもしれません。

トークショーで彼は、バスク地方について、伝統や環境を守っていくべき場所と言い、「アスルメンディ」はリラックスして欲しい場所、ピクニックはより自然を感じて欲しいという思いから作っていると答えました。映画の中でも語られていますが、食に関して、魂のルーツはそれぞれの家にあると言います。生まれ育った土地や、その土地からの恵み。今回何度も彼の口から発せられた、母と祖母の影響と敬意。そんな愛情と魂が宿っている料理、映画を見て感じた後に行ってみると、より一層素敵なディナーになるのではないでしょうか。

素晴らしい卵の生産者がそばにいるのでこれを紹介したいと思って作った、素晴らしい生産者への敬意を表したい。バスク料理で卵とトリュフを一緒につけておくという伝統料理があるが、これでは鮮度が落ちるため、この伝統料理を新しい、違う形で表したと作る「トリュフ卵」や、バスケットを始め数種類の料理をエネコが仕上げてくれた。

Information

ENEKO Tokyo
03‐3475‐4122　
港区西麻布 3‐16‐28 TOKI-ON 西麻布
https://eneko.tokyo

究極の美食ドキュメンタリー映画『世界が愛した料理人』

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監督／アンヘル・パラ、ホセ・アントニオ・ブランコ
出演／エネコ・アチャ「アスルメンディ」、マルティン・ベラサテギ「ラサルテ」、カルメ・ルスカイェーダ「サンパウ」、ジョエル・ロブション「ジョエル・ロブション」、石田廣義・石田登美子「壬生」、山本征治「龍吟」、小野二郎・小野禎一「すきやばし次郎」、服部幸應、マッキー牧元、マイケル・エリス「ミシュランガイド」
YEBISU GARDEN CINEMA 他にて、絶賛公開中！

Editor

Shihori Shibui
1975年2月19日生まれ。365日中360日は外食、そのうち2／3は〝お肉〟という肉食女子。アートディレクター、イベント製作、飲食店舗のPR や戦略チームで飲食店の立ち上げ等にも携わる。焼鳥コンシェルジュ・トッピングコンシェルジュ・金沢カレー協会顧問など幅広く活躍中。
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