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フレッシュハーブでさっぱり!さわやかハーブティーやデトックスウォーターの作り方

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おしゃれなカフェにいくと、ミントやレモンの爽やかな香りがするお水を提供しているところありますよね。今回は、前回ご紹介したハーブを使って、自宅で簡単にできるハーブティーやデトックスウォーターの作り方を紹介します。

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目次

この記事で提案されている材料と値段

  • 道具:ウォーターサーバー、ティーポット
    材料:ハーブ生葉(ペパーミント、タイム、レモングラス、ローズマリー、セージ)各1パック150円~300円
    ※ポット苗なら150円~800円
    フルーツ(ここではライム、オレンジ、レモンの柑橘を使用)

夏に手に入りやすいハーブ。
【写真右から】ペパーミント、タイム、レモングラス、ローズマリー、セージ。

ハーブを育てている人は茎から摘んで。
ハーブは園芸ショップだけでなく、青果店やスーパーの野菜コーナーでも手に入ります。

何種類もブレンドしたり、フルーツを足したり、自分だけの味や香りを楽しんで!
この5種はどれを組み合わせても相性がいいので、自分の好みでブレンドしてみましょう。
ただしローズマリーとセージはクセが強めなので、少量ずつ味を確かめながら調節をしてください。

ハーブの効能と性質

じつはメディカル的な観点から見ると、生のハーブはドライほど効能が高くありません。
ドライにするとかさが減る分成分も濃縮されて、味も効能も強くなるのです。
けれど香りのフレッシュさは生葉ならでは。
たくさんの量をリーズナブルに入手できるのも旬の季節こそ。
この時期におすすめのハーブ5種をご紹介します。

・ミント

香りも味も清涼感いっぱい。チョコレートなど甘い食べ物との相性もぴったりです。
消化促進作用があるので食後に飲めばサッパリ。
リラックス作用もあるので夜、就寝前にも◎。
生葉で飲むときは葉っぱだけを摘んで。
ペパーミント、スペアミント、アップルミントなどさまざまな種類があるので、好みの香りを選んで。

・タイム

抗菌力があり、のどや気管支の調子がよくないとき、咳止めや風邪の予防などに良いとされます。
ただし生葉ではそこまでの成分は摂取できないので、薬効よりは香りを重視して。
とはいえ月経を促す作用もあるので、念のため妊婦の方は避けた方がよいでしょう。

・レモングラス

レモンに似た香りで、エスニック料理にもよく使われます。
消化促進作用があるので食後にもぴったり。
ミントとの相性がいいのでブレンドにおすすめ、3cmくらいに切って使います。

・ローズマリー

頭脳明晰、集中力をアップさせるはたらきがあるので、朝や仕事中などにもおすすめ。
スパイシーでやや苦み、渋みがあるので少量ずつ入れて味見してみて。
ミントとの相性も抜群です。

・セージ

発汗抑制作用があり、寝汗、のぼせ、更年期のホットフラッシュなどを防いでくれるので、日中や寝る前にもおすすめ。
クセがあるので少量ずつ使用して。
妊婦の方は避けた方がよいでしょう。

フレッシュならではの香りを楽しむハーブティー

フレッシュハーブの香りをあますところなく引き出すならハーブティー。
器は耐熱ガラスのポットやカップを使えば、見た目の清涼感も楽しめます。

水洗いした葉を手のひらでパン!と叩いてから(※)ポットに入れます。
量は「こんなに?」というくらいどっさり入れるのがおすすめ。
カップ2杯分(お湯300ml)に対してひとつかみ(1パック)くらい。

(※)ミントやセージなどシソ科の植物のアロマは、葉の表面にカプセルのようにくっついているため、触るたびに香ります。
これを手で叩くことにより、アロマ成分を際立たせます。

写真はペパーミント1パック、レモングラス5本を3㎝くらい長さに切ったもの、タイム5枝を入れています。
量も組み合わせも、増減しながら試してみて、自分の好みの味を作れるのもハーブの楽しさです。

①沸騰したお湯を注いで3分ほど蒸らし、カップに注ぎます。
このとき、ポットにお湯を残さず注ぎきって。
お湯を長時間入れたままにすると渋みが出てしまいます。
②ハーブの効能は1煎目で出きってしまいますが、2煎目、3煎目もほのかな風味は残ります。

水出しで簡単!フレーバーウォーター

暑い季節に冷たいドリンクをごくごく飲みたい!というときのために、冷蔵庫にもハーブウォーターをストック。
水出しの場合、渋みは出にくいのでハーブは茎ごと使ってもOK。
量はハーブティーと同様、ウォーターサーバーの中にひたひたになるくらいどっさりと入れ、ミネラルウォーターを注ぎます。
これを冷蔵庫に入れて6時間以上寝かせると、ほどよく香りが移ったフレーバーウォーターに。

夜に仕込んでおくと、朝、さわやかな寝覚めの一杯が味わえます。
葉は長時間入れたままにしておくと傷んでくるので、1日以内に飲みきって。

写真は水1リットルに対し、ペパーミント1パック、レモングラス1/3パック、タイム1/3パック、ローズマリー1枝、セージ1枚を使用しました。

ハーブティーとフレーバーウォーターの比較

水出しフレーバーウォーター(左)と熱湯で淹れたハーブティー(右)、の色を比較してみました。
フレーバーウォーターはほとんど色がついていませんが、爽やかな香りはしっかりついています。
ハーブティーは味も香りも両方抽出されています。

朝や日中、何杯もごくごく飲みたいときにはフレーバーウォーター、食後や夜、ゆっくりと味わいたいときはハーブティー、と使い分けるといいでしょう。

フルーツをプラスしてデトックスウォーターに

海外セレブに人気のデトックスウォーターも、ハーブをメインに作ればさらにカロリーも抑えられ、美味しく飲みやすくなります。
ここでは上のフレーバーウォーターと同じ分量のハーブに、レモン、オレンジ、ライムをプラスしました。
分量はお好みで。

無農薬の柑橘類が手に入ったら皮も剥いで入れると、より香り豊かに、見た目もオシャレになり飲むのが楽しくなりそう。
グラスに注ぐときもカットしたフルーツとミントをひと房添えて。
これも冷蔵庫に入れて24時間以内に飲みきるようにしましょう。

【取材協力】
山形幸(やまがた みゆき)
アロマとメディカルハーブの部屋PHYTOROOM(フィトルーム)umi主宰。
日本メディカルハーブ協会認定ホリスティックハーバルプラクティショナー
シニアハーバルセラピスト
日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクター

多摩美大卒業。デザイナーとして広告代理店や出版社勤務を経て、化粧品メーカー宣伝部勤務時代に香りを始めとする植物性の成分に興味を持ち、各種資格を取得。現在は自宅やアロマスクールでメディカルハーブやアロマテラピーの資格講座やワークショップ、蚕のマユから抽出するエキスの美容液作りのワークショップを開講している。また最近は、自ら植物染めをした絹生地を使い、伝統工芸のつまみ細工の技法でハーブの花の作品を制作中。

教室ホームページPHYTOROOM umi


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この記事のライター

赤岩智美

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