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器屋「LOUTO」の田中雪絵です。暑いですねー。こう暑いと、食べたくなるのは、爽やかで甘酸っぱいもの。酢には、食欲増進、疲労回復、腐敗防止…今の季節に頼れる効果がいっぱい。今回は、そんな酢を使って、彩りのきれいな甘酢ピクルスを作ります。ピクルスの副産物で作る、混ぜ寿司もおすすめ。お弁当にもぜひ!
ミョウガ、赤玉ねぎ、キュウリ、人参、生姜…。我が家の冷蔵庫で、出番待ちの甘酢ピクルス隊。
その時、その時でメンバーは変わりますが、今日は、こんな感じ。毎日のごはん作りの合間、合間に、余った野菜を切って漬けるだけ。こうしておけば、生野菜の状態より日持ちもするし、蓋を開けてすぐに食べられるのがうれしい。
箸休めに、お弁当の彩りに…ほんっと重宝しています。
そして、何より、このカラフルな瓶が冷蔵庫の中に並んでいる姿がうれしい。冷蔵庫のバックライトって、ピクルスをキラキラ、瓶ものを一層美しく見せてくれますよね。こんな景色が見られるのも、料理をする者の特権ですよね。
そう、冷蔵庫に入る分だけ。小さな瓶で、食べきる分だけ、ラクに作れる分だけ作るのも、コツです。
我が家の甘酢ピクルス液は、材料も、配合も至ってシンプル。
酢、砂糖、塩が、12:12:1。大さじ4:大さじ4:小さじ1。これが基本。いろいろ試して、最近はこの配合に落ち着きました。
もっと、さっぱりさせたかったら、砂糖を減らしたり、お水を足したり。体調や、季節、気分によって、あとは自由気ままに調節しています。
玉ねぎ、キュウリ、人参、ミョウガ…、漬ける野菜も、その時々で、自由気ままに変わっていきます。
特に欠かせないのは、酢で赤く発色する、ミョウガや、赤玉ねぎなど、アントシアニンを含む野菜。目の覚めるような赤色は、いつ見ても美しく、「お弁当の彩りが足りない!」という時にも、本当に助かる存在。
お肉料理の付け合わせにしても、味もさっぱり、色も美しく、さまになります。
きれいな色!お皿に盛り合わせて、おつまみや、箸休めに。他の材料とあえて、酢の物としても。
① 甘酢を作っておきます。米酢、砂糖、塩を12:12:1で混ぜておきます。砂糖が溶けてしまうよう、よく混ぜます。
② 野菜は好みの大きさに切ります。一口大に切ったミョウガ、赤玉ねぎは、ひとつまみの塩を入れ、沸騰させた湯でさっと30秒ほど茹で、水分をよくふきとります。薄切りにした新生姜、キュウリは、ひとつまみの塩を入れ、沸騰した湯でさっと10秒ほど茹で、水分をギュッと絞っておきます。人参は、チーズおろしでおろし、塩をふっておき、出てきた水分をよく絞ります。
③ 清潔な瓶に②の野菜を入れ、①の甘酢を瓶の8分目まで注ぎ入れます。
④ 野菜が浸かればできあがり。冷蔵庫で保存します。
ピクルスをおつまみに飲みたいおいしいチューハイのつくり方はこちらで紹介しています。
甘酢漬けと、漬け汁と、あとはあるもので作る、簡単ちらし寿司。我が家の夏のお弁当メニューの定番です。
すし酢を準備しなくてもいいので、お手軽。酢を使っているので、傷みにくく、暑い日でもさっぱりして、おいしく食べられます。
今回はミョウガの甘酢漬けで作りましたが、新生姜の甘酢漬けで作ってもおいしいです。
① 今回はみょうがの甘酢漬けを使います。みょうがの甘酢漬けは、千切りにします。漬け汁をすし酢として使います。
② キュウリは、薄切りにして塩もみし、水気をしぼっておきます。卵は、塩ひとつまみを入れて溶き、薄く焼いて、細く切り、錦糸卵を作っておきます。大葉は千切りにしておきます。炒りごま、焼き海苔も準備しておきます。
③ あたたかいご飯に、①の甘酢ピクルスの漬け汁を入れ、しゃもじで切るように混ぜます。ミョウガとキュウリは、飾り分を少しよけておきます。残りのミョウガの千切り、キュウリの薄切り、大葉、炒りごま、細かくちぎった焼き海苔をご飯に混ぜます。
④ ③に錦糸卵と飾り用のミョウガ、キュウリをのせてできあがり。
毎日、暑いですねー。火の前に立つのも辛くなる季節ですが、冷蔵庫を開けてすぐに食べられる甘酢ピクルスが待ってくれてると思うと、ちょっとだけ気持ちもラクになりますよね。
厳しい暑さも、酢を上手に使って、元気に乗り切りましょう!
この記事のライター
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