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年末のお節作りは、私の毎年の恒例行事。なかでも一番テンションがあがるのは、最後の盛り付けです。今回、紹介するのは、盛り付けをお正月っぽく、華やかにランクアップさせてくれる、小さな名脇役たち。どれも、ほんの一手間で作れるレシピばかりですが、あるとないとじゃ大違い!お正月の食卓がパッと華やぎますよ。
新しい年の始まり。良い一年が過ごせるように、祈りが込められたお節料理を頂くのは、何よりの幸せです。
お節料理すべてを手作りするのは、大仕事かも知れませんが、今は市販品もいろいろ出ているので、そういう物もうまく利用して、楽しいところだけ少し手作りして、嬉しいカワイイお正月の食卓、楽しみましょう!
今回、私が紹介するレシピは、「レシピ」と言うのもおこがましいくらい。茹でただけ、巻いただけ、漬けただけ、切っただけ…なんですが、合間にちょっと入ると、お節料理が華やぐ、まさに名脇役!たちなんです。
ではでは、始まり、始まり〜。
茹でて切っただけ…。ほんとに簡単過ぎてすみません!ですが、この鮮やかな緑色が入ると、お煮しめの一品一品がグッと引き立ちます。
絹さやで作ってもいいのですが、私のイチ推しは、シャキッと歯ざわりも良いスナックえんどうです。
① スナックえんどうは、ヘタと筋をとっておきます。
② 塩ひとつまみを入れて沸かした湯で、スナックえんどうをさっと茹でます。
③ さっと氷水にとり、色良く仕上げます。
④ 斜め半分に切って、矢羽のように盛り付けます。
これも、生麩を煮ただけ。今回は新たに作った煮汁のレシピを紹介しましたが、私は、お煮しめの里芋や長芋を煮た煮汁でそのまま煮てしまいます。
左が、梅生麩。ぷにゅっとした食感も人気です。
① 生麩は、7mmの厚さに切っておきます。
② だし汁100mlに、うすくち醤油大さじ1と1/2を入れて煮立て、①の生麩を軽く煮ます。
③ 煮汁のなかで冷まします。
富をあらわす黄色は、縁起のいい色。柚子を使った柚子釜は、そのうつくしさだけではなく、柚子の良い香りがほんのりお料理にうつるのも魅力です。
我が家では、大根と人参の紅白なますを入れるのが、お決まりです。
① 柚子を重箱の高さに切ります。
② 柚子の実をスプーンでくり抜きます。
③ なますや、田作り、いくらの醤油漬けなど、お節料理の一品をなかに盛り付けます。
色のきれいなスモークサーモン。くるくるっと巻けば、あらあら、あっという間に薔薇のお花のできあがり!
① スモークサーモンをくるくる、薔薇のように巻きます。
② ミントや、春菊など、葉っぱをまわりに飾り、薔薇のように盛り付けます。
赤紫色が美しい、みょうがの梅酢漬け。シャキシャキとした食感と、さっぱりとした梅酢の風味は、箸休めにぴったりです。くるくるローズサーモンのお隣に盛り付けました。
① みょうがを沸騰した湯で10秒ほど茹でます。
② ジッパー袋に、みょうがが浸かるくらい、梅酢を入れ、みょうがを熱いうちに入れます。
③ 2〜3日漬けておけば、できあがり!
最後は盛り付け。ここで頼りになるのが、こんな植物たち。
お花屋さんでお飾り用に買って来た、ゆずり葉や、裏白、松、千両、葉みかん…そこから、ちょっと拝借して、お節料理にも盛り付けるのもおすすめです。ほかにも、南天の葉や実、椿の葉、葉蘭、実はかわいい春菊の葉っぱ…、使える植物はあちらこちらに。
盛り付けながら、「茶色だらけ…。ここに赤が欲しいんだけど」「お魚とこのお料理の間に、何か区切りが欲しいな」「安定がいいように、ここに何か支えが欲しい」「この失敗したところ、ちょっと隠したいんだけど。。。」あらゆる困ったに答えてくれるのが、この緑の助っ人たち。
絵を描くように、楽しんで盛り付けましょう!
私は、重箱に盛りつけましたが、お皿の上でも同じこと。切ったり、巻いたり、飾ってみたり…。簡単レシピと、ほんのちょっとの盛り付けアイデアで、お正月の食卓、もっともっと楽しんじゃいましょう!
それでは。皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
この記事のライター
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