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cover interview 蒼井優

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「ちょっと幸せ」をテーマに、グルメ・美容・健康・カルチャーなど、女性にうれしい情報満載のフリーマガジン「Poco'ce(ポコチェ)」から蒼井優さんのインタビューをお届けします♪

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目次

cover interview 蒼井優

雑誌「ダ・ヴィンチ」に連載されたタナダユキの同名小説を、タナダユキ自身の脚本・監督により映画化。
男女が強く惹かれ合い、すれ違い、もがきながらも、夫婦として本当の幸せを見つけていく物語を高橋一生、蒼井優のふたりが演じる。

Profile

1985年生まれ。1999年、ミュージカル『アニー』でデビュー。01年、『リリイ・シュシュのすべて』でスクリーンデビュー。
02年、「三井のリハウス」10代目リハウスガールに選ばれる。06年に出演した映画『フラガール』で、『第30回日本アカデミー賞』最優秀助演女優賞・新人俳優賞、『第49回ブルーリボン賞』主演女優賞など数多くの賞を受賞。以降、NHK大河ドラマ『龍馬伝』や、映画『花とアリス』、『百万円と苦虫女』、『東京家族』、『家族はつらいよ』など、映画、舞台、ドラマ、CMで活躍。

本当に相手に言いたいことをキチンと伝えられているか。それを問われる作品だと思います

公開が待ち望まれていた「ロマンスドール」が2020年1月24日に公開されることが決定。高橋一生さん、蒼井優さんがベッドの上で寄り添うティザービジュアルに続き、特報も公開。二人が美しくもはかなげなキスを交わすシーンとともに、それぞれの目線から対象的に添えられた「妻を愛して“嘘”をついた」「夫を愛して“秘密”を持った」という印象的なキャッチコピー。変わりゆく男女の感情をリアルに映し出した大人のラブストーリーに、早くも展開が気になると期待の声が集まっている。

「やっと公開が決まって安心しました。この間、試写会が行われて完成した作品を見たのですが、この作品は高橋一生さん演じる哲雄から見た園子という側面が強く、リアルとファンタジーの境界線にあるような仕上がりになっていると思います。だからこそ夫婦ふたりだけの話じゃなくて、ご覧になった方ご自身のことのように受け取っていただけるんじゃないかと」

この作品はひょんなことからラブドール制作工場で働くことになった哲雄と、そこへ美術モデルとして訪れた園子が出会い、哲雄が園子に一目惚れすることから始まる。“ひとりのラブドール職人と、彼が一目で恋に落ち結婚した妻”、最初のうちは幸せなふたりだったが、哲雄は仕事の内容を妻に隠しているだけでなく、仕事に熱中するあまり次第にセックスレスに。いよいよ夫婦の危機かと思ったとき、園子は胸の中に抱えていた秘密を打ち明けて… というストーリーだ。

「園子は大人ですよね、私とは全然似てない(笑)」

と笑う蒼井さんに役作りについて伺うと。

「衣装が教えてくれますね。例えば園子に用意された衣装やカバン、靴などを見ながらこれはどういう気分のときに買ったんだろう、誰かにもらったのかな? って想像していく作業が好きです。園子は一見、紺とかベージュとか控えめな色を着るようなタイプに思えるんですけど、実は鮮やかな水色のコートなど色味のあるものを着るんです。そこが園子のマインドのオープンさを表してる感じがしていいなと思いました」

18年ぶり、2度目となる高橋一生さんとの映画共演も話題になっている。

「一生さんとはデビュー作の『リリイ・シュシュのすべて』で共演しているんですが、まったく同じシーンはなくて、2度目の連ドラでの共演もほとんど絡みがなかったので、きちんとお芝居をするのは今回が初めて。一生さんは、ただただ“すごい”人です。現場でテンションを徐々に上げていくとか、そういう泥臭さを現場で一切漏らすことなく、一発で決めて来られる。スマートな職人さんと言った感じなんですが、かと言ってそこに心がないわけじゃなく大切なものだけをしっかりとその場に残していく方。本当にすごいしか出てこない人です」

今回の作品の鍵となるのが「嘘」。相手の嘘を知りたいかと問うと「どうだろうなー」としばらく考えたあと「知らなくていいかな」と笑った。

「10代の頃は何でも話して欲しいと思っていたし、悩みは一緒に乗り越えたいみたいな体力もあったと思うんですけど、30代になった今、その体力があるかと言われると…(笑)。万が一、人間関係においてその嘘で傷を負ってしまった場合、それを自然治癒する力が確実に落ちていると思うんです。だからあまり知らなくていいかな。それに30代にもなると嘘をスルーする力もできたと思います(笑)」

プライベートでもご結婚され、新婚生活を送られている蒼井さん。旦那さまに嘘の影は? と意地悪な質問をしてみた。

「ふたり共しゃべるのが大好きだから、ずーっとしゃべってますよ(笑)。だから今のところは隠し事はないんじゃないかなぁ。きっと何かあればすぐ話してくれると思うし、話せる関係でいたいですね。きっと誰もが経験したことがあると思うのですが、伝えたい言葉を呑み込んでしまったり、そのときの自分のテンションに任せて思ってもないことを言ってしまったことってないですか? この作品を見ると本当に自分が伝えたいことをキチンと伝えられているかを問われる気がします。自分が自分に嘘をついていないか、改めて考える機会にもなると思うので多くの方に見てもらえたら嬉しいですね」

最後にもうすぐ2019年も終わり、そこで2020年の目標を伺うと。

「平成という時代をしっかり体感しきれないまま令和になってしまったので、これからは令和という時代をきちんと見落とさないようにしたいです。2020年は、まずはオリンピック、パラリンピックが楽しみ! 自分の国で開催されることがめちゃくちゃ嬉しいです。世界各国のお客さんたちに楽しんで帰ってほしいと思います。私も応援に行くのが目標かな。まだ何のチケットも手に入ってないですけど(笑)」

「ロマンスドール」

(C)2019「ロマンスドール」製作委員会

原作/タナダユキ「ロマンスドール」(角川文庫刊)
脚本・監督/タナダユキ
出演/高橋一生、蒼井優、浜野謙太、三浦透子、大倉孝ニ、
ピエール瀧、渡辺えり、きたろう 他
公開/2020年1月24日 全国ロードショー

PHOTO/Mizuaki Wakahara(D-CORD MANAGEMENT LTD.)
STYLING/Setsuko Morigami (shirayama of fice)
HAIR&MAKE/Chie Ishikawa
TEXT/Satoko Nemoto

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Poco'ce

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