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ナチュラルフード・コーディネーターの茂木奈央美です。野菜の水分でじっくり煮込めば、栄養も美味しさもそのまま凝縮!いつものカレールウにスパイスをちょい足しすれば、ワンランクアップのカレーができます。とろとろ野菜の優しい甘みと、食感の良いエリンギ、きりっとしたスパイシーさが広がる無水カレーを紹介します!
小麦粉が含まれるカレールウには、水分が必要です。そこで水分の多い野菜を使って、ルウを溶かすという事になります。
代表的な野菜は、トマトと玉ねぎです。トマトには水分はもとより、旨み成分であるグルタミン酸も含まれているので、無水カレーには欠かせません。もともとスパイスカレーも水を使わず、トマトをスパイスと一緒に煮込んで作ります。
玉ねぎもじっくり煮ることで甘みが加わり、その上、脂肪吸収を抑え、血流も良くしてくれます。
今回は、便秘解消と老廃物を排出する効果のあるエリンギ、アンチエイジング効果の期待できるセロリを使用します。
煮込んだ野菜は、とろとろになります。具は鶏手羽元だけなので、食感が残るエリンギを使います。食べた時のアクセントになるのでおススメです。
A鶏手羽元…8本
Aカレーパウダー…小さじ1と1/2(またはお好みの量)
A塩…小さじ1/4
Bトマト…中3個(大なら2個、合計で約350g程度)
B玉ねぎ…中2個(約300g程度)
Bエリンギ…2本
Bセロリ…15cm(茎の部分50g程度)
・にんにく…1かけ
・ローリエ…1枚(あれば)
・お好みのカレールウ…4カケ(または4皿分)
・ガラムマサラ…適量
・オリーブオイル…大さじ1
・鶏手羽元は、包丁の先で数か所刺したら、カレーパウダーと塩をふって軽く揉み、そのまま約10分置く。
・トマトは湯むきし、2~3cmの角切りにする。玉ねぎとセロリも2~3cmの角切りに、エリンギは縦半分に切ってから斜め切りにする。※トマトの皮は、煮込んでもそのまま残り、食感が悪いので、湯むきしてから使うと良いと思います。
① 厚手の鍋にオリーブオイルをひいたら、包丁の背で潰したにんにくと下準備した鶏手羽元を入れて両面を焼き、一旦取り出す。
※中まで火を通す必要はありません。鶏臭さを飛ばすために、表面だけさっと焼いて下さい。
② 同じ鍋に下準備した野菜類を、トマトを一番下に広げるように置き、続けて玉ねぎ、セロリ、エリンギの順に重ねるように入れていく。ローリエも一緒に入れる。
③ 一番上に①を乗せフタをしたら、鍋全体が温まるまで中火にし、それ以降は弱火またはとろ火で25~30分ほど煮込む。
※蒸気が逃げないようにフタをしっかりして下さい。
④ カレールウを入れてかき混ぜる。
※カレールウは刻んでから入れると、溶けやすいですよ。
⑤ 完全に混ざり、とろみが出たら火を止め、お好みでガラムマサラを振り入れて出来上がり。
写真ではパンを添えていますが、もちろんご飯とも相性はぴったり。野菜の甘さが広がり、後からスパイシーな辛さが食欲をそそります。
スパイスを使っているので辛みはありますが、野菜の甘みが強いので、いつも中辛をお使いなら、辛口を使っても良いと思います!
お子様用には、スパイスを使わなくても十分美味しくいただけます。取り分けた後、大人用にガラムマサラを振ると良いですよ!ぜひ、お家で作ってみて下さいね!
この記事のライター
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