更新日:2020年5月9日 / 公開日:2020年5月9日
フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。スペインの代表料理のひとつ、パエリア。色とりどりの具材がのったパエリアはごちそう感がたっぷり。うまみをたっぷり吸ったご飯、底にできたパリパリのおこげも香ばしくておいしいですよね。レストランに行けなくても、パエリアパンがなくても、大丈夫!今回は、フライパンを使って手軽にできるパエリアをご紹介します。
米 1合
鶏もも肉 1/2枚
有頭エビ 4尾
あさり(砂出し済のもの) 12個
たまねぎ 1/2個
パプリカ 1/2個
トマト 1/2個
にんにく 1片
サフラン 1つまみ
水 500ml
オリーブオイル 大さじ2
顆粒コンソメ 小さじ1
白ワイン 大さじ1
塩 適量
胡椒 適量
レモン 1/2個
パセリ 適量
サフランを水に浸しておく。(15~20分)
香りと色づけに、サフランを使います。サフランは、花のめしべを乾燥させたもので、パエリアには欠かせないスパイスです。1つの花から3本しか取れず手間もかかるため、高価なスパイスですが、華やかな黄色と独特の風味をつけてくれます。
水溶性のスパイスなので、水に入れて色を出して使います。もしなければ、色は薄くなりますが、サフランなして作ってください。
① にんにくは、みじん切りにし、玉ねぎは粗みじんに切る。パプリカは縦に1cm幅に切る。トマトはざく切りにする。
② 鶏もも肉は一口大に切り、塩胡椒を少々ふっておく。
③ 有頭エビは、足やひげなどをキッチンバサミで切り、楊枝で背わたを取る。あさりはこするようにして洗う。
④ フライパンにオリーブオイルを入れて鶏もも肉、有頭エビを炒め、取り出しておく。
⑤ 同じフライパンに、にんにくと玉ねぎを入れて火にかけ、しんなりしてきたらトマトを加えて炒め、白ワインを加える。サフランを浸した水、顆粒コンソメ、塩をひとつまみを入れて沸騰したら、米を洗わずに入れて混ぜ、ふたをせずに3分中火で煮る。
⑥ パプリカ、鶏もも肉、あさりをのせて、火を弱め、ふたをせずにさらに12分煮る。(水分がなくなったら少し足してください。
⑦ えびをのせて火を止め、ふたをして(なければ、アルミホイルでしっかり覆って)10分蒸らす。
⑧ 再びフライパンを火にかけ、強めの火加減でおこげを作る。
⑨ みじん切りにしたパセリを散らし、串切りにしたレモンを添える。
本場っぽく、米を煮るやり方で作ってみました。米を炒めたりふたをしたり、いろいろ試したのですが、この手順が一番人気でした。
ふたをしないで煮るので、水加減を多くしていますが、鍋や火力によって水加減も異なるので、調整してください。
米は洗わずに使ってくださいね。火を止める前に食べてみると、まだ芯が残っているのですが、ふたをして蒸らした後は、堅めに炊いたような食感に仕上がっていると思います。
白だしを使った和風パエリアです。たけのこを入れてセリを添えましたが、お好みの野菜を組み合わせてください。(写真は1人前8インチのスキレット使用)
米 1合
やりいか 1杯
あさり(砂出し済のもの) 12個
たまねぎ 1/2個
たけのこ水煮 50g
しめじ 1/2パック
セリ 2~3本
にんにく 1片
白だし 大さじ1
水 500ml
オリーブオイル 大さじ2
白ワイン 大さじ1
レモン 1/2個
① にんにくは、みじん切りにし、玉ねぎは粗みじんに切る。たけのこは薄切りにし、しめじは石突をとってほぐす。
② やりいかは、足を胴体から外して洗う。1cm位の幅に切る。
③ あさりはこするようにして洗う。
④ フライパンにオリーブオイルを入れて、やりいかを炒め、塩少々をふり、取り出しておく。
⑤ 同じフライパンに、にんにくと玉ねぎを入れて火にかけて炒め、白ワインを加える。水、白だしを入れて沸騰したら、米を洗わず入れて混ぜ、ふたをせずに3分中火で煮る。
⑥ たけのこ、しめじ、あさりをのせて、火を弱め、ふたをせずにさらに12分煮る。(水分がなくなったら少し足してください)
⑦ やりいかをのせて火を止め、ふたをして(なければ、アルミホイルでしっかり覆って)10分蒸らす。
⑧ 再びフライパンを火にかけ、強めの火加減でおこげを作る。
⑨ セリをちらし、串切りにしたレモンを添える。
フライパンを使って作るパエリア。うまみを吸った米と香ばしいおこげをぜひ楽しんでくださいね!
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