/
フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。毎日の食事は栄養も愛情もたっぷりに作りたいけれど、毎回時間をかけるのは大変ですよね。そんな時、アレンジしやすい料理をベースに、味をかえていくと食事の支度時間は少なくて済みます。今回は鶏肉を使った和風の肉じゃがを、洋風、韓国風、インド風と味を変えて楽しむアレンジメニューをご紹介したいと思います。
今回はアレンジしやすくするために、煮崩れしにくいメイクイーンを使いました。メイクイーンを使うとしっとり仕上がりますが、男爵いもを使えば、ほくほくになります。お好みのじゃがいもで作ってください。
鶏もも肉 2枚
じゃがいも 5~6個
玉ねぎ 1個半
醤油 大さじ4
A)酒 大さじ3
A)みりん 大さじ3
A)砂糖 小さじ2
サラダ油 大さじ1
水 大さじ3
① 鶏もも肉は、余計な脂や筋を取り、一口大に切る。玉ねぎは串切りにする。
② じゃがいもは、皮をむいて大きめに切り、水にさらす。
③ 鍋にサラダ油を入れて火にかけ、鶏もも肉の皮を下にして入れて入れる。
④ 焼き色がついたら返し、玉ねぎとじゃがいもを入れて炒める。
⑤ Aの調味料を入れ、最後に醤油を加えて混ぜて水を入れ、ふたをして中火で煮る。沸騰したら弱火に落として加熱する。12~13分煮たら、ふたを開けて全体を大きくざっと混ぜ、水分が足りないようなら足し、再びふたをしてじゃがいもが柔らかくなるまで数分煮る。
少ない水分で蒸し煮にしました。ふたがしっかりしまる無水調理ができる鍋なら、水を入れなくてOKです。
使う鍋や火加減によっては水分が足りなくなることもありますので、必要に応じて水を加えて、焦げないように仕上げて下さい。
トマト缶を加えれば、ワインにあうトマト煮に。鶏じゃがに甘みがあるので、鷹の爪や黒胡椒をきかせると味が締まります。
基本の鶏じゃが 2人前
トマト缶 1/2缶
オリーブ 8個
ワイン 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
にんにく 1片
鷹の爪 1本
パセリのみじん切り 適量
塩 適量
黒胡椒 適量
① にんにくはみじん切りにする。
② 鍋にオリーブオイルとにんにく、種をとった鷹の爪を入れて火にかけ、香りが出てきたらトマト缶、ワインを入れ、沸騰してから2~3分煮る。
③ 鶏じゃがとオリーブを入れて温まったら塩・黒胡椒を加え、味を調える。
④ 盛り付けて、黒胡椒を挽き、パセリを散らす。
甘みとコクが加わるので、鶏じゃがの汁は適量加えてください。ショートパスタを入れたり、きのこなどを加えるとボリュームアップします。
卵と合わせてフライパンで焼けば、ボリュームたっぷりのオムレツになります。
基本の鶏じゃが 1人前
卵 3個
マヨネーズ 小さじ2
オリーブオイル 大さじ1
塩 適量
黒胡椒 適量
ケチャップ 適量
① ボウルに卵を溶きほぐし、マヨネーズと塩を入れて混ぜる。鶏じゃがは汁気を切り、食べやすく切ってボウルに加える。
② フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、温まったら卵液を入れて大きくゆっくりかき混ぜ、半熟状になったらふたをして弱火で加熱する。
③ 周りが固まってきたらお皿をかぶせるようにしてのせてひっくり返し、皿にオムレツをのせる。フライパンに滑らすように戻し、ふたをして裏面を焼く。
④ 黒胡椒を挽き、お好みでパセリを散らす。ケチャップを添える。
鶏じゃがにコチュジャンとニラを加えて韓国風の味付けにします。お好みでチーズをプラスするとまろやかに。
基本の鶏じゃが 2人前
ニラ 60g
A)コチュジャン 小さじ2~3
A)おろしにんにく 小さじ1/2
A)鶏がらスープの素 小さじ1/2
A)水 80ml
シュレッドチーズ 40g
① ニラは4cmに切る。
② 鍋にAの材料を入れて混ぜ、鶏じゃがは汁ごと入れて温める。
③ にらを加えてさっと火を通して味を調え、シュレッドチーズをのせてふたをして火を止める。
④ チーズが溶けたら、あまりかき混ぜずに盛り付ける。
コチュジャンはお好みで加減してください。
インドの揚げ物サモサ風にしたおつまみ。カレー粉を加えた鶏じゃがを餃子の皮に包んで揚げ焼きにしました。おつまみやおやつに。
基本の鶏じゃが 1人前
餃子の皮 8枚
カレー粉 小さじ1
揚げ油 適量
ケチャップ お好みで
① 鶏じゃがは汁気を切り、フォークなどでざっくりつぶしてカレー粉を混ぜる。
② 餃子の皮はふちに水をつけて、真ん中に鶏じゃがを適量のせ、三角になるようにふちを合わせてたたむ。
③ フライパンに油を1cmくらい入れて、中温で揚げ焼きにする。
④ 油を切って盛り付け、お好みでケチャップを添える。
ひとつの料理に調味料を加えたり、食材を足したりしながらのアレンジで、料理時間が短く済むだけでなく経済的!また、あまり買い物に行けない時などの食事つくりにも重宝します。
負担のない食事つくりで、時間にも気持ちにも余裕をもてるとうれしいなと思います。
この記事のライター
レシピの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント