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ヘアメイクの森田玲子です。年齢が上がると似合うものが変わるということは、誰しもが感じること。それは洋服や髪型だけでなく、メイクも同じ。肌質だってたるみやシワの具合だって変わるんだから、メイクも当然、今の自分にベストなものへ更新する必要があります。今回は、40代に増えるお悩みを解決するメイク方法や、若々しく見えるプチテクニックをご紹介します。
皮膚が薄い目周りは、エイジングサインが出やすい部分。よくある40代の目元の悩みは、小じわや上まぶたのたるみ、色素沈着などがあげられます。
そこへ今までと同じメイクをしてしまうと、アイシャドウは理想通りに発色してくれないし、アイメイクだけ若すぎて違和感を抱くように…。
たとえば、涙袋をキラキラ・ぷっくりと強調する、アイラインをしっかり引く…ダークトーンで目力を強調しようとするなど。
アイクリームで目周りの保湿ケアを徹底
アイクリームで目元のシワ対策を!保湿ケアをしておくと、アイシャドウの色もきれいにのりやすく◎
アイベースを仕込む
アイシャドウベースを塗ることで発色アップ。ベージュなどの色付きを選ぶと、くすみを飛ばしてくれる効果も。
アイシャドウの色は、暗い色・くすみ色に注意
まぶたのくすみ、くぼみが目立ってしまうのでくすみカラーや、暗いブラウンを選ぶときは慎重に。
涙袋メイクは欲張らず、なじみカラーを
涙袋にラメ、白浮きハイライトを使うと、一気に若すぎメイクに。血色を感じるピンクベージュやコーラル系、黄みのあるベージュなどで大人向け涙袋に!
昭和・平成っぽくならないためには、眉毛の形は常にアップデートすることをおすすめします。
眉毛を抜き、とにかく細眉にする時代を通っている今の40代。
なるべく自眉を生やしつつ、眉本来のふさふさとした毛流れを作るのが今の眉メイクのポイントです。
眉尻は長すぎ厳禁
眉山から眉尻までが長すぎると、眉毛に角度が付いて古い印象に…。眉尻だけでなく、全体の位置を意識して!
眉毛の色を暗くしすぎない
眉毛の色は、眉マスカラでカラーリングするか、アイブロウパウダーの色を明るくして。重たい眉は、今は野暮ったく見えます。
眉下のラインを整える
まぶたがたるんで下がり、眉上の筋肉が発達すると、目と眉の距離がどんどん離れていくことが…。眉毛の下のラインをキレイに描くと、間延びした目元が引き締まります。
今までと確実に変わるのが肌。シミが濃くなる、クマが目立つなど色ムラはもちろんですが、特に気になるのが“くぼみ”。目周りやこめかみ、頬骨の下がくぼんでげっそりして見えるように…。
肉付きが変わってくることで、骨っぽくなりつつも顎ラインはたるみでもたついてきます。ハイライトとシェーディングの位置は、顔の形だけでなく、年齢によって大きく変えるべきです。
※白い線がハイライト、茶色がシェーディング
ハイライトはくぼんだところへON
ハイライトは高いところへ入れるイメージですが、くぼみが余計に目立つように…。40代からはハリを出したいところに入れるイメージでおくとよいでしょう。
シェーディングはたるみをそぎ落とす
奥行きを出すためでなく、たるみをリフトアップさせるものと捉えて。顔の立体感を意識しすぎると、骨っぽくなり男性っぽい顔立ちに見えます。
どちらも質感に注意
毛穴を目立たせないよう、パウダーものは質感に注意。マット系でも粉っぽくないなめらかなもの。パール入りはシャイニーになりすぎない微粒子なものを選んで。
40代に多いメイクのお悩みと解決方法をご紹介していきました。エイジングサインが出始める40代は、メイクに洋服にと今までとなんか違う…という違和感を覚え始めるとき。
20代からずっと同じメイクを続けているという人は、この機会にアップデートして、今の年齢を存分に楽しんでみてくださいね!
この記事のライター
森田玲子
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美容ライター・ヘアメイク 各媒体にて美容記事の執筆をしながら、現場にでて技術者としても活動の幅を広げる。パーソナルカラー理論に基づく似合わせメイクや、自身のコスメ知識を活かしたライティングを得意とし、幅広い年齢層へのメイクアップを提案。
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