更新日:2020年10月5日 / 公開日:2020年10月5日
美容ライターの古賀令奈です。夏を乗り越えた肌は、お疲れモード。紫外線やエアコンによる乾燥などで受けたダメージをそのまま放っておくと、エイジングがどんどん進行してしまう可能性が。すこやかな肌をキープするためにも、夏のダメージは正しくケアしましょう。
紫外線はシミだけでなく、シワやたるみを増やす原因でもあることをご存じですか?
紫外線を浴びると、シミのもとであるメラニンをつくるメラノサイトが活性化。そして、ため込まれたメラニンが皮膚の表面にまで上がったものがシミとなります。
また、紫外線には肌の弾力をつくる「線維芽細胞」を破壊する力も。夏に紫外線をたっぷりと浴びた肌は、シワやたるみを進行させやすい状態だといえます。
さらにエアコンによる乾燥が加わると、肌トラブルを招くだけでなくエイジングを加速させてしまうことが。肌のターンオーバーが乱れてメラニンの排出が遅れる原因にもなります。
シミ・シワ・たるみを防ぐためにも、夏から秋にかけては紫外線ダメージと乾燥対策を意識したケアを心がけましょう。
シミのお手入れには、メラニンの生成を抑えてくれる美白化粧品が活躍。美白ケアによってメラノサイトの活性化が阻害されることで、シミやソバカスの予防につながります。
「美白化粧品を使っても効果を感じない」「シミが消えない」などの不満を感じる声が少なくありませんが、美白化粧品がもつ本来の役割は目に見えて感じにくいものです。
美白化粧品の価値は、将来的なシミの発生を防ぐことにあると捉えてください。ポジティブな変化を感じる必要はないので、快適に使えるものを継続して使用することが大切です。
夏の終わりから秋口にかけては、皮脂に関するお悩みが落ちつかない方も多いでしょう。しかし、夏の終わりには、重点的な保湿ケアがマスト。水分と油分をきちんと与え、バランスのよい保湿を行ってください。
化粧水は少量ずつ手に出し、2〜3回重ねて塗ってみましょう。
1度塗るたびに手のひらで包み込むようにやさしくなじませると、浸透がアップします。それを2〜3回繰り返すことで、肌は水分をたっぷり含んだ状態になりますよ。
さらにワンポイント。ほうれい線や目もとのシワをのばしながら、シワの溝にも化粧水やクリームをきちんとなじませると、エイジングケアに差がつきます。
スキンケアの終わりにはクリームを。ベタつきが気になる場合は、みずみずしいジェルクリームがよいでしょう。
最初に頬や目もとなどの乾燥しやすい部位になじませ、残りを鼻や額に塗ることで、皮脂のバランスが整いやすくなります。
ダメージケアといっても、特別なお手入れをする必要はありません。
むしろ、傷ついた肌にとって、過剰なケアは負担になる可能性があります。肌が刺激を感じるものは避け、快適に使えるアイテムで摩擦を与えないようにやさしくお手入れしてください。
肌をいたわる気持ちが、きっと夏のダメージを和らげてくれるでしょう。
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