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歩き始めの子どもは少し目を離すと、好き勝手に歩いて行ってしまうのが当たり前。事故に繋がらないように工夫をしてみても、世間からは心無い意見を言われてしまうことも……。今回は1歳の息子との散歩中に予想外の体験をしたという、30代女性のエピソードを紹介します。
(※写真はイメージです)
息子が1歳3ヶ月頃の話です。歩き始めで楽しいのか抱っこを嫌がり、まだまだよちよち歩きにも関わらず、1人で歩きたがることが多かった時期。私は息子と2人で散歩に出る際には、リュック型のハーネスを背負わせていました。
リュックには小さいパックの飲み物や飲み物のケース、小さいハンカチなどを入れ散歩していました。幸い、ネットでよく耳にする「犬扱い」「可哀想」などの声を直接言われるようなことはなく、毎日楽しく散歩をしていました。
(※写真はイメージです)
ある日、土手沿いを散歩してみようかなと思い向かってみると、ベンチで5人ほどのおばあさんたちが談笑していました。私は特に気にすることなく前を通ろうとしたのですが、1人のおばあさんが息子の方を指差し、ひそひそと話している感じでした。
もしかしてとうとう何か言われるのでは……とドキドキしながら足早に立ち去ろうとしたのですが、息子がおばあさんたちの元へ歩き始めてしまいました。しまった……!と心の中で慌てながら「すみません」と言い、息子を抱えて去ろうとした瞬間、1人のおばあさんが「ちょっとお母さん!」と呼び止めてきたのです。
(※写真はイメージです)
「あ……とうとう言われるか」と心が傷付く用意をした私。ですが、おばあさんから発せられた一言は、 「こんな可愛いかばんで、安全具がついてるのが今あるの?」でした。
他のおばあさんたちも「このキャラクターなんだったっけね?孫が持ってたような……」「あ、〇〇じゃない?」とニコニコしながら話しています。
戸惑う私に1人のおばあさんが「お母さん毎日大変よね。今はこういう便利なものたくさんあるのね。子どもの事件は見たくも聞きたくもないし、こういうもので守れるならとってもいい心がけね」と言ってくださいました。
そのやり取りを聞いて「みんなハーネスを変だと思っていないんだ」「良い心がけと思ってくれるのか」と嬉しくなりました。その後リュックの中身の話や、このリュックがどこで買えるのか、他にどんな便利グッズがあるのかなど、会話に花が咲きました。おかげで、とても穏やかな気持ちになれた散歩になりました。
====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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