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桜(さくら)は日本の春を代表する花のひとつで、誰もが一度は見たことがあると思います。しかし、桜の花言葉については知らない方も多いのではないでしょうか。『桜』と一括りに言っても、品種が多いので、花言葉も種類ごとに異なります。そこで今回は、桜の花言葉について品種別に徹底解説します。
花言葉は、品種ごとに細かく分けたものもありますが、桜という大きなジャンルとしての花言葉も存在します。
そこでまずは、桜全般の花言葉について解説します。桜が誕生花となる日付についても紹介するので、気になる方はぜひ目を通してみてくださいね。
大きなジャンルとしての桜全般の花言葉は『精神の美』です。ほかにも、『優美』『優美な女性』という花言葉もあります。
『精神の美』という花言葉になった由来には2つの説があります。
ひとつ目は、日本人の精神の美しさ、つまり精神美を表した花だという意味。
そしてもうひとつは、アメリカ合衆国初代大統領のジョージ・ワシントンが、幼少期の頃に桜の木を切ってしまったことを父親に正直に話したことを褒められたというエピソードからくるものです。
一方、『優美』という花言葉は、桜が満開になった時の美しさや桜の色の美しさを表してつけられた花言葉。また、『優美な女性』という花言葉については、桜の美しさを女性に例えたことから生まれました。
桜の花言葉と聞くと、少し怖いイメージを抱く方もいるかもしれません。
フランス語の桜の花言葉には『私を忘れないで』という少しネガティブな意味の花言葉はありますが、実際怖い意味の花言葉は存在しません。
また、『私を忘れないで』というフランス語の花言葉は、桜の花が散ってしまうのが早いことと、恋愛や失恋を重ね合わせてできた花言葉だといわれています。
誕生花とは、誕生日にちなんで決められている花です。誕生日に花束をプレゼントする際に相手の誕生花をもとに花を選ぶ方も多いようです。
桜は、桜が開花する時期である4月ごろの誕生花となっています。具体的な日にちについては以下の通りです。
・4月1日
・4月2日
・4月4日
・4月9日
・4月10日
・4月13日
・4月21日
また、桜に関する基本情報は以下の通りです。気になる方は、確認してみてくださいね。
また、桜の花が咲く様子にちなんで作られた言葉や花見に関する言葉を桜言葉といいます。知っておくと、桜を鑑賞するのがより楽しくなるかもしれません。
【桜言葉】
初桜:咲き始めの状態。その年の最初に咲いた桜のこと。
桜あかり:桜が満開の状態。桜が美しく夜もほのかに明るく感じるということ。
桜吹雪:吹雪のように桜の花びらが舞っている状態。
桜人:桜をめでる人。桜を鑑賞する人。
花の宴:桜の花を見ながら行う集い。酒盛り。
桜の開花時期や桜前線の動き、全国の桜名所などについては、毎年ニュースで取り上げられています。しかし、桜の種類ごとの花言葉は知らない方が多いのではないでしょうか。
桜の品種ごとの花言葉を知っていると、公園でお花見をする際や桜の名所を巡る際の楽しみとなります。
そこでここからは、桜の種類ごとの花言葉について解説します。自宅の近くに咲いている桜やよく行く名所の桜の種類を思い浮かべながら読んでみてください。
ソメイヨシノの花言葉は、『純潔』『優れた美人』です。ほかにも、『高貴』『精神愛』などの花言葉もあります。
ソメイヨシノは、さまざまな桜の品種がある中で、とりわけ美しく花が咲くことで知られている品種。
これは、美しく花を咲かせるソメイヨシノの木を1本選び、その木を接ぎ木で増やしたからだといわれています。
つまり、よく目にするソメイヨシノのほとんどが、最初に選ばれた『木のクローン』ということなのです。
八重桜の花言葉は『しとやか』です。
八重桜は、ほかの桜の花に比べて、丸みを帯びた柔らかい見た目のため、柔らかさや上品さを意味する『しとやか』という花言葉になったといわれています。
しだれ桜の花言葉は、『優美』『円熟した美人』です。
枝垂桜は、重みによって枝が垂れ下がっており、その見た目が頭を下げる女性に見えることから、『円熟した美人』という花言葉がつけられました。
冬桜の花言葉は、『冷静』です。
冬桜は、冬と春に花を咲かせる二度咲きの桜で、他の植物が花を咲かせない冬に静かに花を咲かせる様子から『冷静』という花言葉がつきました。
寒桜の花言葉は、『気まぐれ』です。
寒桜は、ソメイヨシノや八重桜とは違って、1月や2月に花を咲かせるため、『気まぐれ』という花言葉になったようです。また寒桜は、他の桜と比べて、赤みが強い色の花を咲かせるのが特徴です。
山桜の花言葉は、『あなたに微笑む』『美麗』です。
山桜はとても綺麗な花を咲かせる桜として有名ではありますが、木もインテリアや家具の材料として頻繁に使われています。また、兼六園で有名な旭桜も山桜の一種です。
ちなみに、『あなたに微笑む』という少し変わった花言葉は、山の木々が芽吹くのに先駆けて咲く上品な花を見ると思わず微笑みがこぼれてしまう…というところからついたといわれています。
河津桜の花言葉は、『思いを託します』です。
河津桜は、一重咲きで大輪の花を咲かせることからその花言葉がついたといわれています。元々は、静岡県河津町で発見され、現在でも河津川沿いの桜並木が名所なのだとか。河津川沿桜並木では、850本の河津桜が約4キロにわたって咲き誇っている様子を見ることができます。
今回紹介した桜の種類はほかにも、鬱金桜や富士桜、旭山桜など、たくさんの種類の桜があります。
桜について考えていると、実際に桜を見たくなってきたという方も多いのではないでしょうか?
ここからは、綺麗な桜を鑑賞することができる名所とアイテムについて紹介します。
福島県喜多方市にある日中線しだれ桜並木では、約3kmにわたって約1000本のしだれ桜が咲いています。
満開時は、道全体がトンネルのように桜に覆われており、桜の美しさを存分に体感することができます。また、しだれ桜は、重みで枝が垂れ下がっているため、通常の桜よりも近くで花を見られることが魅力です。
さらに、並木の中間あたりには、SLが展示されているので、桜とSLの風情あるコラボレーションを見ることもできます。
埼玉県幸手市にある幸手権現堂桜堤は、夜桜のライトアップが美しいことで有名な桜の名所。ライトアップは桜祭りの期間中に行われるため、桜祭りの時期を狙って訪れるのがおすすめです。
また、周辺には菜の花畑があるため、時期によっては菜の花と桜を同時に楽しむことができます。ピンク色と黄色のコントラストはとても美しく、綺麗な写真が取れること間違いなしです。
名所に足を運んで桜を見たいと思っていても、仕事が多忙であったり、コロナ禍で外出が難しかったりする方もいると思います。
そういった方におすすめなのが、桜の苔玉です。苔玉に綺麗に咲いた桜の花をつけた枝が植えられているため、家の中でも美しい桜を鑑賞することができます。
また、この商品は、アーティフィシャルフラワーという造花なので、桜が枯れることはなく、桜の美しさを年中楽しむことができます。
出典:minne
桜と言えば、お花見や名所めぐりなどをして桜を鑑賞して楽しむ方が多いですが、花言葉を知るだけでも、十分に桜を楽しむことができます。
また、桜の花言葉は品種ごとの花の見た目や特徴に沿ってつけられているものが多いため、花言葉を知ることで、桜に関する知識が増えたり、品種を見分けることができたりするかもしれません。
さらに、友人やパートナー、家族などとお花見に行った際に、花言葉の知識を披露して、周りを楽しませることもできるので、ぜひ今回知ったことを活かしてみてくださいね。
・桜全般の花言葉は、『精神の美』『優美』
・フランスの桜の花言葉はネガティブな意味だが、怖い意味は全くない
・桜の品種はたくさんあり、それぞれに花言葉がある
・桜のおすすめの名所は『日中線しだれ桜並木』と『幸手権現堂桜堤』
・外に桜を見に行けなくても自宅で鑑賞できるアイテムがある
この記事のライター
michill トレンド
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ファッション、ビューティー、ネイル、ヘアスタイルなど、幅広いカテゴリのトレンドに敏感なアラサー女子です。話題のアイテムの情報や気になる商品のレビューを紹介します。
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