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整理収納アドバイザーの大森智美です。お片付けの仕事をしているとよく耳にする「〇〇ない!」のフレーズ。なかなか片付かない家に共通していたり、片付けが苦手な方の口癖になっていることが多いです。当てはまったら「片付けで大きく変化できるチャンス!」当てはまるものがないかぜひチェックしてみてくださいね!
毎日、仕事や家事、子育てに追われてとにかく時間がない!片付けたいけれど「片付ける時間がない!」と、私自身も片付けができるようになるまで思っていました。でも、実は順番が逆だったのです。
日常になると気づきにくいですが、モノが多いとそれだけ自分の時間も少しずつ奪われているのです。例えばガサガサと必要な物を探す時間、どれにしようかと選択する時間、雪崩が起きて片付ける時間、モノをどけながら家事する時間、毎日のように繰り返される片付け。
モノの量は家事の量とも言われますが、気づいていないだけで効率の悪い過ごし方をしているかもしれません。
先に片付けて環境を整えることで、家が本当に必要なモノだけになり、無駄に使っていた時間も整理され、時間にもゆとりができてくるので、あなたが本当にやりたいことに時間を注力できるはずです。
これも、片付けが苦手な方に多い考え方のひとつ。「もっと広いお家だったら片付くのに…」「収納が広ければなぁ…」と思ったことはありませんか?
実は、収納があればあるほど、本当に必要でないモノまで入れてしまいがち。お片付けでの作業現場でも、まず整理することで収納や収納グッズが不要になるのはよくあることなんです。生きていく上で必要なモノ・本当に使っているモノは実はそんなに多くはありません。
スペースがない!もっと収納を増やさないと!と思う前に、まずは今ある収納の中が本当に必要なものばかりかどうか整理してみてくださいね。
どうにか片付けようと思っても、「どこから手をつけていいか分からない!」「自分でやってもうまくいかない!」と片付け方が分からない…というお悩みもよくお聞きします。分からないと大きな壁に立ち向かうようで、思考停止してしまいますよね。
どこから手をつけていいか分からない!という事は、どこからでもできるということ。まずは問題を細分化して、小さなスペース一ヶ所からでも見直してみる。明らかに不要なモノが必ずあるはずなので、手放しやすいモノから取り掛かってみると良いですよ。
とにかく1つ1つの物と向き合うことが大事です。テーブルの上だけは毎日リセットする!などスモールステップでも大丈夫。
「やっぱり、自分一人では無理!」そう思ったらぜひお片付けのプロを頼ってみてくださいね。プロと一緒に片付けることで、正しい片付け方が分かるはずです。
片付けは、誰かに教わる機会があまりなく、普段の自分の暮らしは風景化しがちなので、たとえ散らかっていてもその問題や弊害に気づいていないことも多いものです。
・普段出かける前に必要なモノが見つからずよく探し物をしている。
・家族がモノを見つけられず、〇〇どこ?と聞いてくる。
・買っておいたはずのものが見つからない。
・逆に、ストックが埋もれて見つからず、同じものを買ってきてしまった、または同じものが何個も開封されている。
そんな日常に身に覚えがあったら「片付けスタートのサイン」。少しずつでも片付けることで暮らしのクオリティがアップするはず。
いかがでしたか?まだまだ出てきそうな片付けられない家に存在する「〇〇ない」。片付いた空間は、想像以上に快適です。1つでも当てはまった方はぜひ、小さいスペースからでも片付けを始めてみてくださいね!
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この記事のライター
整理収納アドバイザー/整理収納教育士
大森智美
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神奈川県在住の整理収納アドバイザー・整理収納教育士。建売住宅に夫と子供3人の5人暮らし。整理収納や日々のお掃除で子供がいてもスッキリとした暮らしを目指しています。Instagramでは〝わたしの気持ちをあげる″自分が喜ぶ整理収納や日々の暮らしを発信中。
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